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ドラえもん誕生まであと86年、シャープが11年前の自分の投稿を引用して数え直した

2026年9月3日 ・ トレンド「あと86年 ドラえもん 誕生日 2112年9月3日 シャープ」より

9月3日の朝、Xで「あと86年」という言葉が流れてきた。出どころはシャープ公式アカウント。午前6時半に出た投稿で、本文は「あと86年」の5文字しかない。それが昼前には7,100いいねを超えて、トレンドにも「あと86年」が並んだ。

5文字の意味は11年前の投稿に書いてある

説明が5文字ぶんしかないので一瞬とまどうが、この投稿は引用リツイートになっている。引き出されているのは、シャープ自身が2015年9月3日に出したこの投稿だ。

さあ、あと97年ではたしてドラえもんを製造できるのか、われわれ電機メーカーの本領が問われている。 #ドラえもん生誕祭

2015年の時点で97年、2026年で86年。11年経って11年きっちり減っている。数字だけ差し替えれば意味が通るので、今年は5文字で足りたというわけだ。電機メーカーが自分で「本領が問われている」と言った宣言を、11年後の自分が引っぱり出してきて更新している格好になる。

「シャープさん、まだ諦めてないんですね。なんか応援したくなる」という返しが付いていたのは、引用元まで読んだ人だろう。シャープ公式Xはこういう短い一行がうまい。ついでに言うと、エアコンが急に「長い年月が経ちました」と喋りだした話が8月にざわついていたが、あれもシャープのエアコンだった。

ドラえもんの誕生日は2112年9月3日

前提として、ドラえもんはまだ生まれていない。小学館のドラえもんチャンネルにある「てんコミ探偵団」には「ドラえもんの誕生日は2112年9月3日!」とはっきり書かれている。2026年から数えると、たしかに86年後だ。

その9月3日を、公式アカウントも祝っている。

こちらは4万いいね。ハッシュタグは「#ドラえもん生誕祭2026」で、シャープが2015年に付けていた「#ドラえもん生誕祭」の11年後版でもある。公式サイトの告知でも「9月3日はドラえもんのバースデー!」と、誕生日そのものは毎年きっちり扱われている。

129.3ずくめの体と、誕生日前の散々な数日

同じ「てんコミ探偵団」に、誕生日と並んでもうひとつの数字が載っている。1293だ。

誕生日の4日前と前日にそれをやられているのは、あらためて並べるとなかなかの日程だ。ちなみに同じページはドラえもんの年齢についても検証していて、ロボット戸籍上は12歳、起動してからの実年齢では10歳ではないかという説を立てている。のび太と同い年かもしれない、というところで結論は保留されていた。

反応は「あと86年、生きられるか」に集中した

「あと86年」に乗った投稿を眺めていると、話題がきれいに一点へ寄っている。長生きできるかどうかだ。

  • 「あと86年長生きしてドラえもんの誕生を見届けたい」
  • 「ドラえもん誕生まで、あと86年(毎年このようなツイートをしてる気がする)」
  • 「あと86年は無理だなw」

一方で、真顔で計算し直している人もいた。「長寿の年齢が上がってるから今20歳くらいまでの世代は2112年9月3日を迎えられる可能性があるわけか」という指摘で、たしかに2026年に20歳なら2112年には106歳になる。無理と即答するにはちょっと早い数字ではある。

企業アカウントの朝のあいさつ投稿にも「あと86年」がぱらぱら混ざっていて、神戸市の会社は「あと86年、フィジカルAIも急速に進化してますし、全然あり得そうですよね」と書いていた。四次元ポケットはさすがに無理では、というオチ付きだ。生まれるのを待っている本体はともかく、グッズのほうはとっくに現実に出回っていて、ハードオフのジャンクコーナーに並んだドラえもんの目覚まし時計が「おはよう」ではなく「アシャワ!」と鳴く話が先週伸びていた。

同じ9月3日に、ミュージアムが15周年を迎えた

節目が重なるのもこの日だ。川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムが開館したのは2011年9月3日。ドラえもんの誕生日と同じ日付で、今年で15周年を迎えた。公式のあいさつは「本日9月3日(木)、川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムは、開館15周年を迎えました。」という書き出しで、ミュージアムの公式サイトにも15周年の特設ページが立っている。

書店のほうでも同じ日に1冊出ていて、ビッグコロタンの『改訂版 ドラえもん ひみつ道具大事典』が9月3日発売、1,650円(税込)。2008年に出た『ドラえもん 最新ひみつ道具大事典』の内容を見直した改訂版になる。あと86年で実物が出てくるかは分からないが、道具のカタログだけは先に手に入る。

今週末は9月6日、誕生日スペシャル

そして誕生日の本番は日曜のゴールデンにある。

正式なタイトルは『コンコン大混乱!』のあとに、ドラえもんが犯人あつかいされていると分かる一行が続く長めの形になっている。鍵を握るのは謎のキツネ型ロボット「コンロボ」で、公式の煽り文句は「キツネとタヌキ、世紀の決戦!?」。放送に先駆けて、東京メトロ丸ノ内線の新宿三丁目駅にはドラえもんの指名手配ビジュアルが全32面で掲出されている(9月6日まで)。

ゲストの小泉孝太郎は『ドラえもん』シリーズに初出演で、演じるのは宝石を盗まれた側の億万長者。公式インタビューでは「『ドラえもん』に参加できるとはみじんも思っていなかったので、とてもうれしかったです。」と答えている。

そのインタビューの終わりのほうで、あったらいいひみつ道具を聞かれて挙げていたのがタイムマシンだった。理由は「ただの好奇心ですが100年後の日本、そして地球がどうなっているのかのぞいてみたいですね。」。86年後を待てない人がやたら多い日に、ちょうどいい答えが並んでいたことになる。待つのがしんどいなら、とりあえず日曜の6時56分にテレビをつけるところから始めるのが早い。

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