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蚊が活発なのは真夏より今、アース製薬の注意喚起が6万いいね。ピークは気温25〜30度

2026年9月4日 ・ トレンド「蚊 元気なのは真夏より今 アース製薬 気温 25度 30度 9月」より

9月に入ってから、やたら刺される。真夏はそこまで気にならなかったのに、ここ数日で腕と足首をやられた。そう思っていた人にとって、答え合わせみたいな投稿が9月3日に流れてきました。

アース製薬の公式Xアカウントが、お昼どきに1行だけ投げています。

「実は蚊が元気なのは真夏より今だぞ。」。前置きが「あの!1つだけ言わせてください!!!!」で、内容は1行。この投稿に約6.2万いいね(9月4日朝時点で62,586)と341件の返信が付きました。

根拠が出てくるまで4秒だった

面白いのがこの後です。1行で引っ張っておいて、たった4秒後に同じアカウントが自分の投稿にぶら下げる形で根拠を出しています。

「蚊が元気なのは気温25℃〜30℃前後。実は真夏の猛暑日より、今くらいの気温のほうが活発です。外に出るときは虫ケア忘れずに!」。引きの1行と根拠の1枚を4秒差で置く構成で、返信欄には投稿の中身より先に広報のうまさを褒める声も出ていました。惹きつけてから根拠を出す順番がいい、という評価です。

蚊がいなくなったのではなく、暑くて隠れていた

真夏に蚊をあまり見なかった人は多いはずです。あれは蚊が消えたわけではありませんでした。

アース製薬は2018年にねとらぼの取材を受けた際、蚊がもっとも活発なのは気温25〜30度で、30度を超えると動きが鈍くなり、暑いときは植木の葉の裏などの日陰に身を潜めていると答えていました。つまり猛暑日の蚊は、暑さでバテて日陰に避難していただけ。気温が下がってくると、その隠れていた分がまとめて出てきます。

しかも涼しくなると人間のほうも外に出る回数が増えます。蚊が動きやすい気温と、こっちが夜に散歩したりベランダに出たりする気温が、ぴったり重なる。9月に刺される回数が増えるのはそういう理屈です。

25〜30度は「増える」気温でもある

同じ25〜30度という数字は、蚊の数が増えるほうにも効いています。アース製薬の「蚊を知る」ページにはこう書かれています。「気温25~30度の場合、アカイエカはわずか10日ほどで卵から成虫になるため、条件が揃えば爆発的に増えることがあります。」

10日で1世代です。しかも「成虫のメスは20~40日、またはそれ以上生きることも可能です」とあるので、夏のあいだに生まれた個体もまだ現役でいる。活発になる気温と、増える気温と、生き残っている個体が全部そろっているのが今、ということになります。

ちなみに刺してくるのはメスだけで、オスは吸血しません。同ページによると蚊のエネルギー源は糖分で、普段は花の蜜などを吸って生活していて、メスだけが産卵のための栄養源として吸血します。人を見つける方法は「人が出す炭酸ガスや皮膚のニオイ・温度を感知して吸血源を探し求めます」。息とニオイと体温をたどって来られている、ということになります。

刺しに来る時間帯は種類で違う

「夕方は蚊が出るから」と言うわりに昼間に刺されることがあるのは、種類が違うからでした。

昼間に公園や植え込みでやられるのがヒトスジシマカ、いわゆるヤブ蚊。夕方から夜、部屋の中で耳元を飛ぶのがアカイエカです。さらに厄介なのがチカイエカで、「ビルの浄化槽で発生して、オフィスで吸血するのがチカイエカです。地下鉄などで見かける蚊もこのチカイエカで、年中発生します」とのこと。真冬の地下街で刺されて頭がおかしくなりそうになった経験がある人は、こいつです。

発生源の話でひとつ覚えておくと得なのが、ヒトスジシマカは「空き缶に溜まったような少量の水でも増殖できます」という点。ベランダの受け皿やバケツに水がたまっているなら、そこが発生源になっている可能性があります。

かゆくなる仕組みも一応書いておくと、蚊が吸血するときに血が固まらないようにする物質を含んだ唾液を注入していて、それにアレルギー反応が起きるのがあのかゆみです。刺された穴が痛いのではなく、体が反応している。

反応は「どおりで最近刺される」

返信欄で目立ったのは、心当たりのある人たちの声でした。「え、真夏より今の方が蚊が元気なの!? どおりで最近刺されると思った…。」という投稿や、「ちょっと外に出たら蚊にくわれた!かゆい! 暑すぎる真夏より今の方が活発らしいよー」と実況みたいに書いている人も。刺された直後にこの投稿を見た人が一定数いたことになります。

ついでに言うと、蚊は感染症を運ぶ虫でもあります。アース製薬のページには「感染症が大きく取り上げられたのは、2014年8月に約70年ぶりに国内での感染が確認されたデング熱です」という記述もあります。ただの痒みで済まない年もあった、ということです。

虫よけスプレーはだいたい8月末にしまいます。もう少しだけ玄関に置いておいたほうがよさそうです。夏の虫つながりだと、道に転がっているセミが生きているか死んでいるかの見分け方や、セミの初鳴きを13年メモし続けた人の話もどうぞ。

出典はアース製薬の「蚊を知る」と、同社に気温と活動の関係を取材したねとらぼの記事(2018年)です。

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