『FE万紫千紅』にセテスが登場、好きなものの「自分の娘」に風花雪月勢がざわついた
9月10日11時、『ファイアーエムブレム』総合の公式アカウントが、9月17日発売の新作『ファイアーエムブレム 万紫千紅』にセテス(声は子安武人さん)が登場すると公開しました。イラスト1枚とプロフィールだけの短い投稿なんですが、そこに並んだ一行のせいで『風花雪月』をやった人のタイムラインがざわつきました。
公式が書いた「好きなもの」に、自分の娘が入っていた
投稿の紹介文はこうです。「調査のために遠いフォドラの地からやってきた、風変りな旅人。」「旅先で猫仮面の神官・オルヘルに出会い、以来行動を共にしている。」「お節介焼きな一面がある。」
そして最後にプロフィールの一行が付きます。「好きなもの:セイロス教の教え、釣り、自分の娘、勤勉な者、寓話の執筆、説法」。
セイロス教の教え、釣り、勤勉な者、寓話の執筆、説法。ここまでは風花雪月のセテスを知っていれば全部うなずけるやつです。問題は3番目にしれっと挟まっている「自分の娘」で、つまり公式のプロフィール表記が、セテスに娘がいることを先に書いてしまったわけです。
風花雪月のセテスは、フレンを妹だと言い張っていた
なぜそれが刺さるのか。2019年の『ファイアーエムブレム 風花雪月』で、セテスは同じく士官学校にいるフレンを一貫して「妹」だと説明していました。実際には二人は親子です。セテスの正体は1000年以上前の聖者キッホル、フレンの正体は聖者セスリーンで、フレンの素性をごまかすために兄妹ということにしていた、という設定でした。
本人が作中でずっと言い張っていた嘘を、新作の公式プロフィールが「好きなもの」の欄でさらっと飛び越えていった。反応が大きくなったのはそこです。娘の存在を本人が明かしたのではなく、公式の紹介文の側が最初から娘として書いている。順番が完全に逆です。
風花雪月まわりだと、8月末にはNintendo Musicに風花雪月の楽曲が追加されたばかりで、シリーズの古参が反応する下地はできていました。
ファンの反応は、書きすぎへの驚きとフレンがもう生まれているのかに集まった
反応を見ていくと、みんな同じ一行で止まっています。ゲーム実況VTuberの素手ユージーさんは、紹介文をなぞったうえで「全部言うじゃん」と投稿していました。
もうひとつ多かったのが、その一行から作中の時期を読み取ろうとする声です。「フレンが生まれているのは確定なんだね」と書く人がいれば、「そうなると…謎が増えるんだよな」と、かえって話がややこしくなったと受け取る人もいました。万紫千紅が風花雪月のいつごろに当たるのかは公式が明かしていないので、現時点では推測の域を出ません。ただ「好きなもの」に娘が書かれている以上、少なくともその時点で娘はいる。そこだけは確定した、という読み方です。
Yahoo!リアルタイム検索の急上昇ワードにも、14時ごろの時点で「自分の娘」がそのまま入っていました。ゲームのキャラ紹介から出てきた語としては、なかなかの並びです。
「リナリアの朝露」は称号ではなくクラン名、オルヘルと同じ所属
公開されたイラストも情報が多めです。右下にキャラ名と一緒に「リナリアの朝露」の文字と、花をあしらった盾形の紋章が入っていて、左側には縦書きで「Seteth」。緑のマントを赤い星形の留め具でとめ、右手に斧、背中に槍を差しています。頭は青い頭布で覆われていますが、うなじのあたりから緑の毛先がのぞいていて、見えている巻き毛は金色。見た目まわりについて公式は何も説明していないので、ここは各自でにらむしかありません。
この「リナリアの朝露」、個人の称号ではなくクラン名です。公式サイトのキャラクター一覧を見ると、万紫千紅の登場人物は「リベイラの風」「ラミーヌ一家」「薔薇の嵐」など8つのクランに分かれていて、そのひとつが「リナリアの朝露」。イラスト右下の紋章も、公式サイトに載っている「リナリアの朝露」のクラン紋章とぴったり同じ絵柄です。公式の説明では、戦士たちは「仲間とクラン(チーム)を組んで大剣闘祭の優勝を目指す」とされています。
そして公式サイトの「リナリアの朝露」に今のところ載っているのは、オルヘルひとりです。「素顔を奇妙な猫の仮面で隠し、多くの秘密をその身に宿した謎多き祭司。」という紹介で、声は本渡楓さん。セテスの紹介文にある「旅先で猫仮面の神官・オルヘルに出会い、以来行動を共にしている」は、要するに同じクランを組んでいるという話でもありそうです。
あと地味に大きいのが、セテスが「遠いフォドラの地からやってきた」と書かれている点です。フォドラは風花雪月の舞台なので、万紫千紅の舞台はフォドラの外ということになります。セテスのほうが出張してきている側です。
発売は9月17日、公式サイトにはまだ載っていない
『ファイアーエムブレム 万紫千紅』はNintendo Switch 2用で、発売は2026年9月17日。今回のセテス公開は発売のちょうど1週間前です。
そして9月10日時点では、公式サイトのキャラクター一覧にセテスの名前はありません。オルヘルは載っているのにセテスは載っていない、つまりX側が先行して出した形になります。9月8日と9日に2日連続で放送されたニンテンドーダイレクトからの流れで、発売直前まで小出しにしていくつもりなんでしょう。
風花雪月から続けて遊ぶ人は、まず「自分の娘」の一行を頭に入れたまま17日を待つことになります。公式サイトの一覧が更新されたら、セテスの紹介文がどこまで同じ文面で載るのかも見ものです。