「検索してはいけない言葉ガチャ」封印の正体は2%の危険度7
「インターネットで一番作ってはいけないサイトを作りました。」
9月15日の深夜1時20分、バールのような者(@doranobic)さんがこう書いて公開したのが「検索してはいけない言葉ガチャ」です。ネットの肝試しでおなじみの検索してはいけない言葉をくじ引きにして、出た言葉のGoogle検索結果へそのまま送り出すサイトで、告知ツイートは約16時間で3万いいねを超えました。
サイトの説明文は「検索してはいけない言葉を、あなたの代わりに選びます。引くな。」。自分では検索する勇気が出ない言葉を、ガチャが勝手に選んでくれるわけです。「見るな」と言われてきたものを「引け」に変える、という発想がそのままサイトの自己紹介に書いてあります。
引いたら5秒後にGoogle検索へ飛ばされる
使う前に、18歳以上であること、光の点滅演出があること、転送先は自己責任で見ること、の3つにチェックを入れます。そのうえでモードを選ぶ仕組みです。
- 逃げ場なし: 引いた瞬間に新しいタブでカウントダウンが始まり、5秒後にそのタブが検索結果へ移る
- 様子見: 危険度と一言コメントを見てから、「飛ぶ」か「逃げる」かを自分で決める
告知で「5 秒後に強制転送」と書かれていたのは、逃げ場なしモードのほうです。カウントダウン画面には「戻ることはできます。戻らないでください。」と出て、中断用の「逃げる」ボタンはマウスを近づけると逃げていきます。本当に止めたいときは Esc キーを押せば確実に止まる、と画面にちゃんと書いてあるのが親切です。
危険度と一言コメントは「検索してはいけない言葉 @ ウィキ」のデータに基づいていて、カードからは wiki の解説ページへリンクしています。収録2,599語の内訳を見ると、いちばん多いのは危険度3の859語で、危険度1〜3だけで全体の8割を超えます。危険度6は75語、危険度7はたった15語です。
「上限6なのに7が出た」の正体は2%の封印
結果の共有には「飛んだ。」「逃げた。」「封印された。」の3種類があります。Xで貼られていたのは、圧倒的に「封印された。」でした。Yahoo!リアルタイム検索で見えた直近の投稿40件ほどのうち23件が、危険度★7つの「封印された。」です。
これに戸惑う人も多く、「上限危険度6までにしてたのに急に危険度7出てきてビビった」「一発目でこれ出てきたんだけど仕様?」という声がありました。
サイトのプログラムを読むと、仕様です。危険度7を設定で解放していない人でも、1回引くごとに2%の確率で危険度7の言葉が「封印」として出てきます。このとき言葉は頭の1文字だけ残して■の伏せ字になり、「システムが転送を拒否しました。」「この言葉は、誰にも検索させません。」と表示されて、どこにも飛びません。図鑑には「封印」として記録されます。
つまり封印は、見せずに存在だけ匂わせる演出です。確率は2%と低いのに共有では半分以上を占めていて、出にくいぶん、引いた人がつい貼りたくなるのかもしれません。「なんか最強カードみたいなの出た。」と、SSRを引いた扱いの人もいました。
危険度7は飛ばさず、約200語は最初から抽選から外す
「作ってはいけないサイト」と名乗っているわりに、中身は安全側にかなり細かく作られています。「このサイトについて」のページに書かれている除外ルールはこうです。
- 危険度7は、既定では転送しない(さっきの2%の封印は伏せ字で見せるだけで、どこにも飛ばない)。設定で明示的に解放したときだけ通常の抽選に入り、その場合も転送先は Google の通常検索に限る
- マルウェア・ブラクラ分類と、今は検索してもヒットしなくなった言葉は、解放しても抽選から外す
- セクシャル分類は、設定で有効にしたときだけ対象になる
- 実在の出来事の被害者に関わる語などは、被害者への配慮で抽選から外している(約200語)
設定で選べる危険度の上限も、初期値は4です。危険度7を解放しない限り6より上にはできず、解放するときは wiki の「危険度7のワードは、絶対に面白半分・興味本位で検索しないように!」という注意書きを読んでチェックを入れる手順になっています。点滅演出は1回だけ・毎秒3回未満に抑えてあり、効果音も最初はOFFです。
踏破や封印の記録はブラウザの中にだけ保存されて、外部には送られません。サイト自体も、検索エンジンに載せない noindex の設定になっています。
10連には天井、飛んだ数で称号も付く
ガチャらしい作りも一通りそろっています。様子見モードには10連があり、危険度4以上が抽選対象にある設定なら、10件の中に危険度4以上を最低1件入れる「天井」付きです。
図鑑には飛んだ・逃げた・封印の数と「踏破率」が出て、飛んだ数に応じて称号が変わります。0件は「見習い」、10件で「検索実況者」、100件で「Must Not Search」。2,599語を全部踏破するのは、さすがに誰もやらないほうがいいです。
転送先も Google 検索のほかに、Google 画像検索(上級者向け、と注意書き付き)と、wiki の解説ページを選べます。wiki のほうは「様子見の様子見」と名付けられていて、怖いけど気にはなる人の逃げ道になっています。
「演出がまぁまぁ怖え」と結果の貼り合い
ハッシュタグ「#検索してはいけない言葉ガチャ」には、引いた結果の共有が次々に流れています。反応はだいたい怖がる人と気になる人の2つに分かれていて、「演出がまぁまぁ怖え笑」という人もいれば、封印された言葉に「なんこれ。飛ばしてよ。」と不満げな人もいました。封印を引くのが4回目だったらしく、「おかしいよ!!!!!!!!(四回目)」と叫んでいる人もいます。
もともと好きだった層にも刺さっていて、「検索してはいけない言葉を検索する動画ばっか見てた私にぴったりのサイトでした」という感想も出ています。一方で、公式動画などに直接飛ぶ「直リンク」について「これ直リンクをデフォの設定にしてくんないかな。」という要望もありました。
共有される伏せ字の言葉は、頭の1文字しか分からないのがミソです。貼られた■を見て中身を想像するのは自由ですが、答え合わせで本当に検索するかは自己責任で。言葉を見せないまま、伏せ字の形だけでみんなが盛り上がれる遊びになっています。
サイトは18歳以上が対象です。気になる人は検索してはいけない言葉ガチャを様子見モードから引いてみてください。元データは検索してはいけない言葉 @ ウィキにあります。