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肩ズンFig.「レミーのおいしいレストラン」全4種にコレットはいない

2026年9月20日 ・ トレンド「肩ズンFig. レミーのおいしいレストラン ガチャ タカラトミーアーツ ピクサー ディズニー 400円 全4種 2027年1月 レミー エミール アルフレッド・リングイニ アントン・イーゴ コレット」より

タカラトミーアーツのガチャ公式が9月19日の夕方に流した告知が、2,300いいねを超えて伸びている。肩に頭をズンともたれかけさせるフィギュアのシリーズ「肩ズンFig.」に、ピクサーの『レミーのおいしいレストラン』が来るという内容だ。1回400円の全4種で、発売は2027年1月の予定。

そして告知画像に並んだ4体を見て、同じところで引っかかった人がそこそこいた。コレットがいない。

並んだのはネズミ2匹と人間2人

告知画像の4体を左から順に見ていくと、造形の作り分けがけっこう細かい。

レミーは青みがかった灰色の体で、たたんだ白い布を抱えている。隣のエミールは茶色くて丸っこく、黄色いチーズのかたまりを両手で持ったまま目を閉じている。3体目のアルフレッド・リングイニはコック帽に白いコックコート、足元は赤白のスニーカーで、そばかすを浮かべて笑っている。そして右端のアントン・イーゴだけが黒いスーツに大きな眼鏡で、両腕を膝の前で組んだまま、まっすぐこちらを見ている。

サイズは約31mmで、画像の中では手のひらに1体を乗せた写真が添えられている。シリーズのキャッチは「肩に『ズン』ともたれて きゅんとときめく」。権利表記は © Disney/Pixar で、告知の時点では発売時期以外の細かい情報は出ていない。

映画で最後まで厨房に残ったコレットが、4種には入っていない

今回発表された4種に、コレットの名前はない。公式が出したのは4体ぶんの名前だけなので「外した」と言われたわけではないのだけど、抜けていることに気づく人が多かったのには理由がある。

Wikipediaの記述をたどると、コレット・タトゥは本作のヒロインで、レストラン《グストー》で唯一の女性料理人。あぶり物と揚げ物を担当するロティシューで、スキナー料理長からリングイニの指導を命じられた教育係でもある。グストーのレシピを全部覚えていて、それを忠実に守り続けているという設定だ。

そして終盤、リングイニがネズミの件を打ち明けて従業員が一斉に辞めたとき、店に戻ってきたのは彼女だけだった。《グストー》が閉店したあと、レミーとリングイニと一緒に小さなビストロ「ラ・ラタトゥーユ」を開いて、レミーと並んで厨房に立つのもコレット。つまりラストシーンの3人のうち、今回は1人だけ立体になっていない。

4人目に入ったのは「食べる死神」のほう

コレットの代わりに枠を持っていった形になっているのが、料理批評家のアントン・イーゴだ。

同じくWikipediaによれば、イーゴはパリに住む料理批評家で、料理界で最高の権威を誇り、彼の評価でつぶれた店も失業したシェフも数えきれないほどいる。文字どおり料理人生命を絶ってしまうことから、「食べる死神」の異名で呼ばれている。かつて《グストー》を酷評して五つ星から四つ星に落とした張本人で、その直後にグストー本人が他界したことで店はもう1つ星を失っている。物語の最後にレミーのラタトゥイユを食べて子どものころを思い出し、「究極のフレンチレストラン」という題で絶賛の記事を書く。

その人が、ちょこんと座って膝の前で手を組んでいる。肩にズンともたれる前提のシリーズに「食べる死神」が入っているという落差が、今回いちばんウケているところだ。造形も1体だけ配色が黒っぽくて、他の3体と並べると異物感がある。そこがいいらしい。

レミーは本来、肩じゃなく頭に乗る側

もうひとつ、シリーズ名との噛み合いがおもしろい。

この映画でレミーがやっているのは、もたれることではなく操ることだ。リングイニのコック帽の中に隠れて、髪を引っ張って身体を動かす。訓練を重ねた結果、リングイニは目隠しをしたままでも料理を作れるようになる。肩どころか頭の上が定位置なので、「肩ズン」という商品名とはそもそも前提が違う。その違いを承知でシリーズに乗せてきたのが今回の弾、ということになる。

ついでに関係も整理しておくと、チーズを抱えているエミールはレミーの兄。父のジャンゴはネズミたちの長で、今回は入っていない。スキナー料理長も、故人として出てくる名シェフのオーグスト・グストーも同じく名前がない。映画の日本公開は2007年7月28日で、2027年1月に出るとすれば公開から19年半たっての立体化になる。

肩ズンFig.は特設サイトだけで147件、ピクサーは2026年に入ってから連発

シリーズそのものは相当な規模になっている。タカラトミーアーツのガチャFig.特設サイトを機械的に数えると、「肩ズンFig.」名義の商品ブロックは147件。価格は300円が34件、400円が104件、440円が1件、500円が8件で、今回の400円はいちばん多い帯にあたる。

掲載されているぶんを発売年で割ると、2021年が6件、2022年が11件、2023年が18件、2024年が40件、2025年が39件、2026年が33件。2024年あたりから月に3本前後のペースで回っている計算になる。

特設サイトに載っているぶんで、権利表記が © Disney/Pixar の弾だけを抜き出すと7本ある。

  • 肩ズンFig. トイ・ストーリー(2022年3月・300円)
  • 肩ズンFig.モンスターズ・インク(2023年3月・400円)
  • 肩ズンFig. トイ・ストーリー パート2(2024年9月・400円)
  • 肩ズンFig. リメンバー・ミー(2026年2月・400円)
  • 肩ズンFig. モンスターズ・ユニバーシティ(2026年4月・400円)
  • 肩ズンFig. トイ・ストーリー アンディのおもちゃ大集合(2026年5月・400円)
  • 肩ズンFig. カーズ(2026年8月・400円)

7本のうち4本が2026年に集中していて、2月・4月・5月・8月とほぼ四半期ごとに出ている。ディズニー名義まで広げると、2026年8月にはシュガー・ラッシュ、ディズニープリンセス、ズートピア in サバンナ・セントラルも並んでいて、この月だけでディズニー/ピクサーが4本重なった。その流れの先に置かれたのが今回のレミーになる。特設サイトを検索するかぎり、『レミーのおいしいレストラン』が肩ズンFig.になるのは今回が初めてだ。

同じディズニーのカプセルトイでは、プリンセスのかくれんぼフィギュアも動いている。肩ズン枠だと、ガチャピン・ムックと仲間たちサンリオの縁側のんびりが直近の弾だ。

「コレットじゃなくてイーゴなのおもろい」

反応は、喜びとツッコミが半々くらいで流れている。

上に貼ったのは告知よりずっと前、9月2日の投稿だ。肩ズンFig.のシュガー・ラッシュ弾を見て「あーーー可愛すぎる」と書いたあとに、「次はレミーのおいしいレストランとかどうでしょう? ベイマックスとかもいいなー (願望)」と続けている。その17日後、9月19日18時31分に同じ人が「肩ズンのレミーのおいしいレストランでるの? えーやばい!タカラトミーアーツさん ほんと神すぎる!楽しみにしてます🐭🧀」と投稿していた。願いが通った形になっている。

ラインナップへのツッコミはこのあたり。

  • 「レミーの肩ズンはコレットじゃなくてイーゴなのおもろい」
  • 「肩ズンのレミーのやつ可愛いー❣️ コレットじゃなくてイーゴさんなんだw」
  • 「肩ズンレミーラインナップ神すぎる😭コレットちゃんもいて欲しかったな🥺︎💭」
  • 「カーズだけじゃなくてレミーの肩ズン!!?誰が採用されてるんだ!!?で画像見たらイーゴ入ってるの激アツ 良いチョイス」

拾った範囲では、イーゴが入ったことを残念がる声は無かった。「入ってるの激アツ」と「コレットも欲しかった」が同じタイムラインに並んでいるのが今回の空気だ。作品そのものへの反応だと「まってwwwレミーの肩ズンとか天才かよwww」「レミーのおいしいレストランの肩ズンとか胸熱!! 大好きな作品だからほしい」あたりが流れていた。

心配されているのは、いつものランダム

もうひとつ多かったのが財布の話。「レミー肩ズン嬉しすぎて帳消し いや帳消しにはならない ランダムやめてください😭」という投稿があり、別の人は「フェアリーズの肩ズンコンプするのに4000円かかったのでレミーも果たしていくらかかるんでしょうか、、」と書いていた。400円の4種なので単純計算なら1,600円だが、ガチャは狙って引けないので実際にはそうならない。

発売は2027年1月の予定で、まだ4か月近くある。時期が近づけばタカラトミーアーツのガチャ発売カレンダーにも載るはずなので、年明けにガチャの棚を見るときまで頭の隅に置いておきたい。イーゴを引いた人は、あの膝の前で手を組んだ姿を机の端にでも置いてみてほしい。

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