ディズニー「ショーベース」半年ぶりの新しいショー、ヴァネロペとベイマックス初登場
東京ディズニーランドのトゥモローランドに、ずっと静かなままの建物がある。ショーベースだ。2026年3月31日に「クラブマウスビート」が公演を終えてから、あの屋根の下では何もやっていない。
その劇場が9月30日(水)に動き出す。東京ディズニーリゾートPR公式アカウントが9月18日の朝10時に、「幕が上がるその瞬間を、心待ちにしているようです」という一文を添えて縦型の動画を投稿した。開幕日と新しいショーの名前が書かれただけの短い告知だが、いいねは1万5千を超えた。
新しいショーの名前は「The D-Groovationz4 Live: Happy! Funky! Groovy! Tour」。そして見どころは、東京ディズニーリゾートのステージショーにヴァネロペとベイマックスが初めて出るところにある。
ショーベースの半年の空白は、歴代でもかなり長い
オリエンタルランドがこのショーを発表したのは2026年3月23日の夕方だった。クラブマウスビートの終演8日前という、ぎりぎりのタイミングで次が告知された形になる。ただし「9月30日スタート」と書いてあったので、そこから先はずっと閉まったままだった。
半年というのは、この劇場の歴史のなかでもかなり長い休みだ。過去の入れ替わりを見ると、ワン・マンズ・ドリームからフィール・ザ・マジックへは約1か月、フィール・ザ・マジックからワンス・アポン・ア・マウスへも約1か月、ワンス・アポン・ア・マウスからワンマンズ・ドリームIIへは約1か月半しか空いていない。半年以上空いたのは、臨時休園をまたいだ2019年12月から2021年7月までの1年7か月ほどしかない。
理由はたぶん建物の作りにある。ショーベースはショーが変わるたびに、そのショーに合わせた設備へ改装される劇場だからだ。舞台をそっくり入れ替えるような工事が毎回入るので、看板を掛け替えるだけでは次が始まらない。
ヴァネロペとベイマックスがステージに立つのは、これが初めて
ショーの中身は、スーパーボーカル&ダンスグループ「The D-Groovationz4」のライブという設定になっている。シンガー4名とダンサー12名の計16名が、ミッキーたちと一緒に斬新なアレンジのディズニーソングやオリジナルソングを歌う。
そのライブの途中で『シュガー・ラッシュ』と『ベイマックス』の世界が現れ、ヴァネロペとベイマックスが出てくる。オリエンタルランドのリリースは、この2人について「東京ディズニーリゾート®のステージショーにヴァネロペとベイマックスが登場するのは初めてです」とはっきり書いている。
ヴァネロペのほうは、2027年春にトゥモローランドへ世界初の『シュガー・ラッシュ』のアトラクション「シュガー・ラッシュ:スウィートレスキュー」が来ることが決まっている。新しいスペース・マウンテンが「アースライズ」という名前になるのと同じ、総投資額1000億円の大工事だ。ショーベースはそのど真ん中にある劇場なので、先にステージでヴァネロペを見せておくのは筋が通っている。
ショーベースの歴代レギュラーショーは、今回で6本目
1988年のオープンから38年で、この劇場に入ったレギュラーショーは5本しかない。1本あたりの寿命が長いのがショーベースの特徴だ。
- ワン・マンズ・ドリーム(1988年4月15日〜1995年9月3日)
- フィール・ザ・マジック(1995年10月2日〜1999年6月14日)
- ワンス・アポン・ア・マウス(1999年7月19日〜2004年5月23日)
- ワンマンズ・ドリームII -ザ・マジック・リブズ・オン-(2004年7月3日〜2019年12月13日)
- クラブマウスビート(2021年7月2日〜2026年3月31日)
最長はワンマンズ・ドリームIIの15年5か月。2004年から2019年まで、平成の後半の東京ディズニーランドはこの劇場に行けばずっとこれだった。今回の「The D-Groovationz4 Live」は、この並びの6本目に入る。
ちなみに、9月に入ってからのトゥモローランド周辺はわりと忙しい。キャッスルプロジェクションの「Reach for the Stars」が9月14日で終幕したばかりで、そのすぐあとにショーベースの告知が来た形になる。終わるものと始まるものが同じ月に並んだ。
見るにはアプリのエントリー受付が必要
鑑賞方法は公式ページにはっきり書いてある。東京ディズニーリゾート・アプリでエントリーして、時間が指定されたら体験できるという方式だ。当日のエントリー受付状況もアプリで確認する。
あわせて、このショーはディズニー・プレミアアクセスの対象にもなっている。有料で体験時間を指定して予約できるサービスで、この夏に無料のプライオリティパスが終わってDPAへ移った流れの続きにある。エントリーが外れても、DPAを買うという手は残る。
公演は約25分で1日4〜5回。回数が多くないぶん、開幕直後はエントリーの倍率がそれなりに上がりそうだ。
「来たわね!!」とざわつくファン
告知が出た直後から、Xの「ショーベース」の検索結果は数十秒おきに新しい投稿が流れる状態になった。
「来たわね!!ショーベース楽しみ😭👏」 「あっっっびっくりしたショーベースか!?!ワァ!!!!」 「楽しみ🥹 Dハロもあるのにショーベースも期待持てるの最高すぎ!!」
動画そのものを褒める声も出ていた。「みんな言ってるけど、パークの公式SNSの投稿めっちゃ変わったよね!とっても好き〜!」という投稿では、インディやフレンジーの投稿と並べて「ショーベースの告知動画もおしゃれで嬉しい☺️」と書かれていた。予告の作り方が最近変わったと感じている人は他にもいるらしい。
衣装に反応した人もいる。「ショーベースの新しいショー、現代的なデザインと従来のパークの雰囲気を融合させた衣装で楽しみねぇ」という具合だ。
いちばん笑ったのがこれだった。
「ビックリしたブロードウェイでコレやるのかと思って一瞬絶望したぞ。ショーベースの方か。」
東京ディズニーシーのブロードウェイ・ミュージックシアターの話かと思った、ということらしい。ショーの入れ替わりの知らせは、まずどこの劇場の話なのかを確かめたくなる。
開幕は9月30日(水)。半年ぶりにショーベースの幕が上がる日に入る予定がある人は、アプリのエントリーを忘れずに。