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ディズニーシー「アクアトピア」終了、理由は「市場のニーズ」で跡地は未定

2026年9月15日 ・ トレンド「アクアトピア 終了 なぜ」より

東京ディズニーシーの「アクアトピア」が、2026年9月14日の営業をもって終了しました。ポートディスカバリーで25年間ぐるぐる回り続けたあの水上ライドです。終了が発表されたのは4月なので知っている人は知っていたはずなんですが、当日の公式告知が10万いいねを超えたことで「え、アクアトピアって終わったの?」「なんで終わるの?」と検索した人も多かったようです。答えを先に置いておくと、オリエンタルランドが挙げた理由は「来園客や市場のニーズに対応するため」で、跡地に何ができるかは今のところ未定です。

公式は「クローズ」と言わず「公開期間が終了します」で送り出した

まず当日の告知がこれです。

読むと分かるんですが、どこにも「クローズ」「営業終了」といった運営側の言葉が出てきません。本文の書き出しはこうです。

時空を超えた未来のマリーナ、ポートディスカバリーで25年にわたってたくさんの笑顔を生み出してきた「アクアトピア」。

本日、フェスティバル招待客のみなさんへの公開期間が終了します。

アクアトピアはもともと「ポートディスカバリーの科学者たちが開発した実験用のウォータービークルを、フェスティバルの招待客に体験してもらっている」という設定のアトラクションでした。つまり公式は最後まで設定の内側から喋っていて、「アトラクションを終了します」ではなく「招待客への公開期間が終わります」と書いた。投稿の最後も「ポートディスカバリーの科学者やスタッフたちも今日一日をみなさんと共に笑顔で過ごせることを楽しみにしています」で締められていて、最後まで「終わる」とは言わずに送り出した形です。

終了の理由は「来園客や市場のニーズに対応するため」

肝心の理由です。終了を発表したのは2026年4月21日のオリエンタルランドのニュースリリースで、そのとき同社が示した理由が「来園客や市場のニーズに対応するため」でした(日本経済新聞の記事)。

身も蓋もない言い方をすると「今の客層が求めているものに合わせて入れ替えます」ということで、老朽化や事故といった具体的な事情は挙げられていません。アクアトピアは故障やトラブルで畳んだわけではなく、25年走り切った枠をそのまま次に渡す判断だった、という読み方になります。

跡地に何ができるかは「未定」

次に多かったのが「跡地に何が入るの?」です。こちらは、終了後に新しい施設を設置するかどうかを含めて現時点では未定、というのがオリエンタルランドの回答です。

ネット上には2025年4月に発表された「2035長期経営戦略」と結びつけて、パークの用地再編の一環で跡地も開発されるのでは、という考察がいくつか出ています。ただ、これはあくまで各媒体や個人の推測で、跡地について公式が何かを発表した事実はありません。「◯◯ができるらしい」という話を見かけても、今の時点では確定情報ではないと思っておいたほうがよさそうです。

ちなみに最後の夏も、2026年7月2日から9月14日まで「びしょ濡れバージョン」が実施されていました。終了日とぴったり同じ日まで走っていたわけで、最後の一日まで容赦なく濡らしにきていたことになります。

「レールが無いのに勝手に動く」が売りだった乗り物

アクアトピアの面白さは、乗り物としての仕組みのほうにもありました。水上を走るのにレールが見えず、とつぜん方向を変えたり、くるくる回ったり、滝や渦巻のあるコースを蛇行しながら進んでいく。1台の定員は最大3人と小さく、絶叫マシンでもないのに「次どっち行くか分からない」という理由だけで乗れてしまうタイプのアトラクションでした。

絶叫系が苦手でも乗れて、待っている列から水しぶきが見えるので通りかかるだけでも楽しい。派手な看板アトラクションではないぶん、無くなって初めて「あそこ、けっこう乗ってたわ」と気づく種類の存在だったのかもしれません。

反応

当日のXには「アクアトピア今までありがとう」という投稿がずらりと並びました。乗り納めの報告に「25年間たくさんの思い出と笑顔を運んでくれて、ありがとうございました!!」と添える人もいれば、「シーで一番好きなのはアクアトピアでした 真夏に乗ると気持ちいいのなんの 今までありがとう!」と、濡れて涼しかった記憶のほうを挙げる人もいました。

いちばん伸びていたのは「アクアトピアとストームライダーが終了して、ポートディスカバリーの1章が終わったような気がする。今までありがとう!」という投稿で、8,800件を超えるいいねが付いています。ストームライダーは2016年に終了して「ニモ&フレンズ・シーライダー」に変わっているので、開園当時の2本が両方消えたことになります。

一方で、ポートディスカバリーに設置されている記念碑の写真を撮って「登場当時の #ポートディスカバリー は本日をもって、消滅します。この記念碑の文章。どこか、空々しく…」と公式宛てに投稿した人もいて、こちらも900件を超えるいいねを集めています。開園当時のポートディスカバリーを知っている人ほど、エリアの顔がまた一つ入れ替わったことに反応していた印象です。

跡地の答え合わせができるのはまだ先になりそうですが、ポートディスカバリーをこれから通るときは、あの水面がどうなっていくかをちょっと見ておくと面白いかもしれません。同じディズニーシーではインディ・ジョーンズ・アドベンチャーが11月30日に再開しますし、ランド側でもトゥモローランドの2027年リニューアルが動いています。入れ替えの波は、しばらく続きそうです。

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