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「コアラマットレス」の睡眠大会「マットレース by Koala」は賞金222万円

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90分間、マットレスの上で寝る。競技はそれだけで、いちばんよく眠れた1人に222万円が出る。そんな大会が2026年10月5日(月)に東京・南青山で開かれた。名前は「マットレース by Koala」で、マットレスとレースをかけた造語だ。企画を手がけたアフロマンスさんの告知ポストは表示213.6万回、いいね5,369件まで伸びた。参加費は無料で、事前応募は9月16日の23時59分で締め切られている。

睡眠スコアが高いほど勝ちという競技

公式の説明によると、参加者は睡眠計測機器を装着してコアラマットレスの上で90分間の睡眠競技に挑む。測るのは睡眠の深さと質、眠りにつくまでの時間、睡眠の安定性など。そこから医師監修のもとで取り決めた大会独自の「睡眠スコア」を出し、全参加者の中でいちばん高いスコアを叩き出した人が総合1位になる。眠りの浅さを競うわけでも、長く寝た人が勝つわけでもない。90分という枠の中で、どれだけ深く安定して眠れたかだけを見る。

レースは3本立てで、第1レースが12時から14時(受付10時45分から)、第2レースが14時30分から16時30分(受付13時15分から)、第3レースが17時から19時(受付15時45分から)。各レース20名程度なので、参加者は合わせて60人ほどの計算だ。

賞金の222万円は、眠りを表す「Zzz」にちなんだ数字だ。ゾロ目にそろえたかっただけとも言えるけれど、寝て受け取る額としては悪くない。総合1位のほかに特別賞が2つあって、最も深い眠りを見せた選手には「熟睡ダイブ賞」、寝返りの回数や寝相から最もアクロバティックな睡眠を見せた選手には「寝返りアクロバット賞」が用意されている。各賞の重複受賞はなし。募集の時点では後日発表とされていた総合2位・3位と特別賞の賞品は、9月25日のプレスリリースで出そろった。2位は賞金22万2千円にコアラマットレス SUPREME、3位はコアラマットレス PLUS、特別賞の2つはオリジナルコアラマットレスで、優勝には222万円に加えてSUPREMEも付く。2位の賞金も2がそろう22万2千円にしてあるあたり、数字へのこだわりは徹底している。

ただ寝ればいいわけではなく、入眠体操と睡眠妨害が挟まる

競技前には全員で準備運動ならぬ「入眠体操」をやる。そのあと睡眠の質を左右する「スリープアイテム」がランダムで配られるので、手元に何が来るかは運になる。

そして競技中には、気持ちよく眠っている選手に突然の睡眠妨害が入ることがある。いつ何が起こるかはその瞬間まで秘密だと公式サイトは書いている。いかなる状況でも眠り続けられるかどうかで睡眠選手としての真価が問われる、というのが主催側の言い分だ。マットレスの寝心地を試すイベントというより、寝る力そのものを競わせにきている。

徹夜も睡眠薬も禁止、表彰式に戻らないと受賞資格を失う

抜け道は先に塞がれている。参加条件には20歳以上であることに加えて、競技で有利になることを目的とした意図的な徹夜や過度な睡眠不足の状態で参加しないこと、睡眠薬・睡眠改善薬など眠気を促す医薬品を服用しないことが明記されている。前日オールして本番で爆睡する、という作戦は使えない。

もうひとつ見落としやすいのが表彰式だ。各賞の発表と表彰は19時30分から20時に行われ、参加者はそれまでに再度会場へ戻る必要がある。表彰式に参加できない場合は受賞資格を失う。第1レースの人は14時に競技が終わってから5時間半の空きがあるので、青山で時間を潰して戻ってくることになる。うっかり帰ると222万円が消える。

服装は寝やすい格好でよく、パジャマでの参加もOK。競技中は靴を脱いでマットレスを使う。

応募は4万5,000件超、倍率は760倍以上

募集は各レース20名程度で、応募が多い場合は抽選という条件だった。参加費は無料。応募期間は9月4日10時から9月16日23時59分までで、受付は公式特設サイトにあった。詳しい開催概要は最初のプレスリリースにまとまっている。

ふたを開けると、応募は受付開始から2週間足らずで4万5,000件を超え、当選倍率は760倍以上になったと主催側が9月25日に発表している。若干数あるとされていた当日参加枠も、会場での受付ではなく、前日の10月4日にオンラインで応募と抽選をする形に変わった。当日の様子を伝えたAdverTimes(アドタイ)の記事によると、競技は10月5日に開かれ、当選倍率800倍以上をくぐり抜けた約60人が睡眠の質を競った。会場にはベッドが22台並び、選手は入口のくじでアイマスクや耳栓、抱き枕といった「睡眠の相棒」を引いてから、司会者の「おやすみなさい」を号砲に眠りについたという。

寝ている間の状態を計測してスコアにする遊び自体は、ここ数年で一気に身近になった。ポケモンスリープまわりでもすっぴんパウダーとのコラボや泊まれるモンスターボールが出てきていて、睡眠を数字で見るのに抵抗がない人は増えている。そこに賞金222万円を乗せたのが今回、という位置づけになる。

「勝てそうもない」「歯ぎしりするぞい」の反応

告知が出たあと、Xでは参加を検討する声と、自分の眠りに自信がないという声が並んだ。

「こういうので僕は勝てそうもない。ほなね。」 「睡眠妨害が許されるなら歯ぎしりするぞい!」 「何これ面白い」

応募したという投稿もあって、「抽選に漏れそうですが、応募はしてみました」と書いている人もいた。その心配はもっともで、ふたを開けると倍率は760倍以上だった。

寝ることが実力として金額になる、珍しい大会だった。第1回でこれだけ応募が集まったので、2回目があるなら、今度は最初から当日参加枠や表彰式までの待ち時間も込みで予定を組んでおきたい。

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