← 一覧へ エンタメ

メイドインアビスの公式「アビスガイド」は上にスクロールすると上昇負荷がかかる 文字が化けて読めなくなる

2026年9月1日 ・ トレンド「メイドインアビス アビスガイド 上昇負荷 公式サイト スクロール 文字化け」より

作品の設定をサイトの挙動そのものでやる公式が現れました。『メイドインアビス』の特設ページ「DIVE INTO THE ABYSS - アビスガイド」(竹書房の公式サイト内)です。下に潜っていくぶんには普通のきれいな設定資料サイトなのに、上にスクロールした瞬間に画面が壊れます

竹書房の公式アカウントの言い方が「繰り返しになりますが“上昇負荷”は自己責任でお願いいたします」。この投稿だけで表示212万、いいね1.7万まで伸びました(9月1日時点)。

上に戻ろうとすると「上昇負荷 検知」が出る

上昇負荷は原作の設定で、アビスの底から地上へ上がろうとすると襲ってくる「アビスの呪い」のこと。深いところから戻るほど症状が重くなり、浅い層なら軽い目眩で済むのが、深層では死にます。

アビスガイドはそれを、そのままブラウザのスクロールに割り当てています。ページを下に読み進めているあいだは何も起きません。ところが指を上に動かした瞬間、画面の上部に「⚠ 上昇負荷 検知」というHUDが出て、背景に色がかぶり、ノイズが走り、本文の文字が化けはじめます。しかも第3層以降で受けると、警告表示そのものが震えだします。

画面左には現在の深度メーターも常駐していて、スクロール位置に応じて「0m」から最大2万mまで数字が上がっていきます。潜っている感じを出す装置がひととおり揃っているところに、上昇負荷が仕込まれている構造です。

層が深いほど症状が重くなる、7段階の作り込み

負荷は7段階で、そのときスクロールしている層の番号がそのままレベルになります。サイトに書かれている症状は原作の設定に沿っていて、第7層だけ表記が「確実な死」です。

演出の強さもレベルごとに変えてあります。第1層なら文字がうっすら滲む程度ですが、下に行くほどノイズの量と色収差が増え、第4層あたりから画面全体が赤みを帯びる。第7層に至ると画面が数回フラッシュして、そのあと全体が暗く沈んだままになります。

いちばんエグいのは「回復しない」ところ

作りとして怖いのはここです。一度かかった上昇負荷は、下に潜り直しても軽くなりません。より深い層で受け直したときだけ更新されて、重いほうに上書きされていきます。読み込み直さないかぎり元の画面には戻らない、という設計になっています。

つまり、うっかり第6層あたりで上にスクロールしてしまった人は、そこから先ずっと文字化けした画面で資料を読むことになります。原作で言われている「上昇負荷は不可逆」をそのまま実装した格好です。

サイトのソースを覗いて、この結合文字の仕組みに気づいた人もいました。

スマホだと勝手に呪われる

反応で多かったのが「戻ろうとして初めて気づいた」というもの。「上に戻しておかしくなって『なにがおきた?』と思ったら上昇負荷なのか」「うっかりほんのちょっと上スクロールしちゃっただけで上昇負荷受けちゃうのすごいよくできてる」といった声が並びました。第1層で油断していたら思ったより効いた、という感想もけっこうあります。

一方で、スマホだと意図せず食らうという報告も出ています。慣性スクロールで指を離したあとに少し戻る動きが入るので、上に戻したつもりがなくても判定されるという話です。実際、負荷の判定は「直前より1ピクセルでも上に来たか」というだけの単純なものなので、跳ね返りでも成立します。

読みたいのに読めない、という意味では完全に事故なのですが、それすら「上昇負荷だから仕方ない」で片づけられてしまうのがこのサイトのずるいところです。

第1層から第7層までの設定と、各層に対応するコミックスの巻数がまとまっているので、資料としては普通に読みごたえがあります。読むときは下方向だけで進むのがおすすめです。

実際に潜ってみたい人はアビスガイド(竹書房 公式サイト)からどうぞ。文字が読めなくなったらリロードすれば地上に戻れます。原作のコミックス情報は竹書房のメイドインアビス作品ページにまとまっていて、最新は第15巻です。

広告