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「さわやか」のLINE予約、正解は店から15km圏内で取る整理券

牛の形の鉄板の上で半分に割られた、さわやかのげんこつハンバーグ
画像: さわやかのげんこつハンバーグ(CC BY-SA 4.0 / Miyuki Meinaka, via Wikimedia Commons)。当サイトで縮小・切り抜きをしています。改変後の画像も同じ CC BY-SA 4.0 で提供します

「炭焼きレストランさわやか」は、今もLINEで予約はできません。できるのは、店から15km圏内でLINEの整理券を取ることです。

話の出どころは、2026年10月6日に PR TIMES に出たブレイブテクノロジーの発表です。LINEで順番待ちの受付と呼び出し通知ができる「matoca(マトカ)」を、さわやかが全店で使い始めたという内容でした。

同じ日の午後にORICON NEWSが取り上げ、Xで一気に広がりました。「さわやかってついにLINEで予約できるの?」と思った人も多そうですが、そこは違います。

予約はできない、取れるのは整理券

さわやかの公式サイトには、今もはっきりこう書いてあります。

さわやかではご予約は承っておりません。 スマホから、もしくは店頭で 整理券の発行をお願い致します。

つまり「◯時に行くので席を取っておいて」はできません。先に順番の列に並んでおく、というのがLINEでできることの中身です。

検索で「さわやか LINE 予約」と打つ人の答えは、ここで止まります。予約ではなく、順番待ちの整理券です。

発券できるのは店から15km圏内

LINEで受付できる範囲には距離の条件があります。発表文では、店舗から15km圏内であれば、店に立ち寄らずにLINEから順番待ちの受付ができるとしています。

静岡に住んでいない人が、前の晩に東京のホテルから整理券を取る、という使い方はできないわけです。高速を降りて店が近づいてからLINEを開くことになります。

受付したあとは、順番が近づくとLINEに通知が届きます。発表文によると、自宅やホテル、観光地で時間をつぶしてから店に向かえる仕組みです。

繁忙期は最大10時間待ちだった

発表文によると、客から寄せられる声で多かったのが「待ち時間が長い」で、繁忙期には最大10時間ほどの待ち時間が出ることもあったと書かれています。

10時間は、朝イチで受付して夕方にやっと座れるくらいの長さです。

以前から順番待ちを放置していたわけではありません。2016年頃からタブレットで順番を管理していました。

ただ、その受付をするためにまず店へ行く必要がありました。混む店では受付開始前から長い列ができ、その列がはけるまで1時間以上かかることもあったそうです。整理券を取るための行列ができていたことになります。

15kmの線引きと、1台で1店舗の縛り

matocaを選んだ決め手として、発表文は4つを挙げています。

  • 店舗から15km圏内にスマホ発券を制限できる
  • 1台のスマホから複数の店舗へ同時に受付できない
  • 新しいアプリを入れずにLINEから発券できる
  • 今の受付のやり方に取り入れやすい

上の2つは、要するに「とりあえず全店に整理券を取っておく」ができない作りです。遠くから押さえるだけ押さえて来ない人や、近くの店を全部キープする人が出ると、現地で待っている人の順番が崩れます。距離と台数で縛ったのは、そこを防ぐためと読めます。

袋井本店から順に広げた

導入は一気に全店ではありませんでした。最初は本社に近く地元客の多い袋井本店から始め、県外客の多い御殿場インター店、浜松駅に隣接する浜松遠鉄店へと広げています。

客層の違う店で試してから、全35店舗での運用に移ったという流れです。

この夏には、マークイズ静岡に新しい店も開いています。静岡第一テレビのニュースが、開店日の様子と受付の仕組みを取材していました。

今は約7割がスマホで発券

全店に入れたあとは、客全体の約7割がスマホから整理券を取っているそうです。店頭で受付する人のほうが、もう少数派になっています。

発表文には、意外な効果も1つ載っていました。御殿場インター店では、開店から11年間、行列を見て来店をためらっていた地元の客が、スマホ発券を使って初めて来店したそうです。

県外からの客で混む店の近所に住みながら、11年間足が向かなかったことになります。地元の人ほど「あの行列に並ぶのはちょっと」となるのは、なんとなく分かります。

接客は変えたくなかった

発表文には、さわやかの営業部の小沢拓哉さんのコメントも載っています。

さわやかでは、お客様を正面からお迎えし、感謝の気持ちをお伝えすることを大切にしています。スマートフォン発券を導入しても、その接客は変えたくありませんでした。

受付の入口はスマホに変わっても、店での出迎え方はそのままにした、という話です。

行く前に覚えておくこと

さわやかは予約できず、LINEで取れるのは整理券だけで、取れるのは店の15km圏内に入ってからです。静岡旅行のついでに寄るなら、店に近づいたタイミングでLINEを開き、通知が来るまで近くで時間をつぶすのがいちばん楽な回り方になります。

仕組みの詳しい説明はPR TIMESの発表文に、整理券システムそのものの案内はmatoca(マトカ)の公式サイトにあります。店舗ごとの情報はさわやか公式サイトで確認してみてください。

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