スタバ蜜芋フラペチーノの「濃厚塩キャラメル」カスタムが1万いいね、無料の「マイ カスタマイズ バー」も9月2日から全国に
カフェ巡りの投稿をしている mocaさん(@moca_sweetdiary)が9月3日の夕方、スタバの新作を自分でカスタムした一杯を「濃厚塩キャラメル蜜芋フラペチーノ」と名づけて投稿しました。いいねは2日で1万を超え、9月5日の時点で10,700件あまり。翌日には、この名前で自分も頼んだという投稿まで出ています。
追加したのは3つ、足しても132円
ベースは9月2日に出たばかりの「とろり蜜芋 紅はるか フラペチーノ®」です。Tallで700円(店内)、持ち帰りなら687円。商品そのものの中身は別記事で書いたので、ここではカスタムのほうを見ていきます。
投稿に添えられていたのは、スタバ公式サイトの商品ページで「CUSTOMIZE」の欄に赤丸を付けたスクリーンショットでした。丸が付いていたのは次の3つです。
- バニラビーンフレーバーシロップ追加(+78円)
- キャラメルソース追加(+0円)
- ブレベに変更(+54円)
足すと78+0+54で132円。ここは総額ではなく追加ぶんの話で、Tall店内価格に上乗せすると832円という計算になります。フラペチーノ1杯に132円を足すだけ、と考えるとハードルはかなり低い。
ブレベというのは、牛乳をミルクと生クリームを合わせたものに替えるカスタムです。ここが54円で一番効いていて、これを入れると全体がぐっと重くなります。キャラメルソースの追加が0円というのも見逃せないところで、要は無料で甘さと香ばしさを一段足せる。
「塩」はどこから来たのか
気になるのが名前に入っている塩です。赤丸が付いた3つのカスタムに、塩を足すものはありません。有料カスタムのメニューから来たものではない、ということになります。
手がかりは2枚目の写真です。「MY CUSTOMIZE BAR」と書かれたPOPと、5つの容器が写っています。はちみつ、PEPPER CARDAMOM MAPLE SAUCE、CINNAMON POWDER、VANILLA SUGAR & SALT、GINGER SUGAR & CHIP。このうち VANILLA SUGAR & SALT は日本語名を「バニラ シュガー & ソルト」といって、公式の説明では「バニラフレーバーで風味付けたピンクソルトとグラニュー糖」。塩が入っているのはここだけなので、仕上げにこれを振ったとみられます。ただし mocaさん本人は投稿でそこまで書いていないので、断定はできません。
補強になるのが、スターバックスが自分でその使い道を示していることです。8月25日のリリースには、グローバル バリスタチャンピオンの下出伸喜さんによるおすすめとして、キャラメル マキアートにバニラ シュガー & ソルトを振る組み合わせが載っています。「塩キャラメルを思わせる甘じょっぱい一杯に」なる、という説明つき。塩キャラメルという着地はバー側に最初から用意されていたわけで、mocaさんの一杯はその発想をフラペチーノに持っていったことになります。
9月2日から、全国の店に無料の粉と蜜が置かれた
その「マイ カスタマイズ バー」が、じつは蜜芋フラペチーノと同じ9月2日にスタートしています。スターバックスが8月25日に出したリリースによると、全国のスターバックス店舗(一部店舗を除く)に導入され、置かれているのは上の5アイテム。そして「各アイテムは、対象店舗で商品をご購入いただいたお客様が無料でご利用いただけます」と書かれています。何かを買えば、あとは自分で好きなだけ振っていい。
リリースには組み合わせの数も出ていて、最大527万通りとされています。注釈を読むと「対象となるビバレッジのカスタマイズ約17万通り」と「マイ カスタマイズ バーの選択肢」を掛け合わせた理論上の数字だそうです。17万通りのほうがすでに現実離れしていますが、そこにさらに卓上の5つが乗った形になります。
これ、まったくの新機軸というわけでもありません。リリースによると、日本でスターバックスが開業した当時は「コンディメントバー」にミルクやはちみつ、シナモンが置かれていて、買ったあとの一杯を自分でいじれる場所が店内にあったそうです。それが新型コロナウイルスの拡大をきっかけに機能を縮小され、今回「マイ カスタマイズ バー」として組み直された。コロナ禍で引っ込んだ卓上が、中身を入れ替えて戻ってきた形になります。
一方で減るものもあります。同じリリースの注釈に、これまで注文時にバリスタが対応していたはちみつ・シナモンパウダー・ココアパウダーの追加は廃止、と書かれています。ココアパウダーはバーの5種に入っていないので、頼めば足してもらえた一品が単純に消える計算です。
追加ぶん132円の有料カスタムで組んだ一杯に、さらに無料の塩とはちみつを足せる。この二段構えが同じ日に揃ったのが、今回の投稿が伸びた理由のひとつだと思います。
名前のほうが先に広がっている
翌9月4日の夜には、双葉 白兎さん(@shius_hk_origin)が「TLに出てきた濃厚塩キャラメル蜜芋フラペチーノ」を自分でも注文し、そこからさらに手を入れたと写真つきで投稿しています。mocaさんが付けた呼び名が、そのまま注文の合言葉として使われはじめている状態です。
これが起きたのは、注文の形にそのまま起こせる書き方だったからでしょう。バニラビーンフレーバーシロップ追加、キャラメルソース追加、ブレベに変更と言えば、レジで同じものが出てくる。カスタムの投稿はレシピが曖昧だと真似しづらいので、公式ページのスクショに丸を付けるやり方は素直に賢い。
ちなみにマクドナルドは今年7月、ソースやオニオンの「多め・少なめ」といった量を指定するカスタムを終了しています。片方は注文時の指定を絞り、片方は卓上に5種類を並べた。同じ「カスタム」でも、チェーンによって方向がきれいに分かれた年になりました。
蜜芋フラペチーノはスターバックスのフラペチーノ一覧から中身を確認できます。次にスタバへ行くなら、レジで132円ぶんを頼んでから、席の近くのバーを一度のぞいてみてください。