実写映画『ストリートファイター/ザ・ムービー』日本語吹替に狩野英孝、演じるのは初代にしか出てこない格闘家ジョー
10月16日に全世界同時公開される実写映画『ストリートファイター/ザ・ムービー』の日本語吹替キャストが8月25日に追加発表され、狩野英孝、なだぎ武、丹生明里の3人が加わることが明らかになった。狩野さんは本人のXでも報告している。
狩野英孝が演じる「ジョー」がなかなかの人選
発表によると、狩野さんの役どころはキックボクサーのジョー。なだぎ武さんと丹生明里さんはアメリカ人夫婦役で共演する。
この配役、名前だけ見ると聞き慣れないかもしれない。ジョーは1987年の初代『ストリートファイター』にだけ登場するアメリカの格闘家で、アーケード版でリュウ(や2P側のケン)が挑む対戦相手の一人だった。その後のシリーズではほとんど姿を見せていないので、シリーズを『II』から入った人にはまず馴染みがない。実写映画がそこを拾ってきた時点で、原作ゲームへの目配りが細かい。
狩野さんはカプコン公式のウェブ番組「カプコンTV!!」でメインパーソナリティを務めているゲーム好きで、コメントでも「僕が演じるのは……ジョー! 超ハイテンションなキックボクサー」と役柄を紹介している。なだぎさんと丹生さんもシリーズ好きとして知られていて、丹生さんの公式スタッフアカウントからも報告が出ている。
リュウもケンも春麗も、ゲームと同じ声
吹替まわりでもう一つ押さえておきたいのが、4月に発表された主要キャストのほうだ。こちらはゲーム版の声優がそのまま実写の吹替に入るという構成になっている。
高橋広樹さん、岸祐二さん、折笠富美子さんらはゲーム『ストリートファイター』シリーズで同じ役を演じてきた面々で、実写の日本語版でも同じキャラクターを担当する。X上でも「声優続投で違和感ゼロ」といった反応が出ていて、実写化のたびに起きがちな「声が違う」問題を先に潰しにきた形になる。
公式のティザー予告では、リュウの波動拳とケンの昇龍拳が実写の絵で飛ぶ。
顔ぶれがとにかく渋滞している
本編のキャストも一度整理しておくと、なかなかの密度になっている。リュウ役はアンドリュー・小路、ケン役はノア・センティネオ、春麗役はカリーナ・リャン。ここまではまだ普通だ。
問題はその周りで、ガイル役にWWEのコーディ・ローデス、豪鬼役に同じくWWEのロマン・レインズ(ジョー・アノアイ)、バルログ役にオービル・ペック、マイク・バイソン役に50セント、ザンギエフ役にオリビエ・リヒタース、ダルシム役にビドゥユト・ジャームワール、ベガ役にデヴィッド・ダストマルチャン、そしてブランカ役にジェイソン・モモアが入っている。プロレスラーとラッパーと巨人と映画スターが同じトーナメントに出るという構図で、原作の無国籍感を実写でやるとこうなるのか、という顔ぶれだ。
監督はキタオ・サクライ。カプコン総監修、レジェンダリー・ピクチャーズ製作で、日本での配給は東和ピクチャーズと東宝。舞台は1993年に設定されていて、かつて共に名を馳せたリュウとケンが春麗の登場とともに「ワールドウォリアー・トーナメント」への招待状を受け取る、という筋書きになっている。
1994年の実写版を劇場で見た世代からすると、あれから32年でここまで戻ってくるとは、という感慨もある。公開は10月16日(金)。