口の開け閉めだけで太鼓の達人をフルコンボ。顔のエクササイズを兼ねた手作りの仕掛けがすごい
太鼓の達人は手で叩くゲームだけど、口で叩いた人がいる。marupoさん(@marupo000)が8月30日の夜に投稿した動画で、両手に持ったコントローラーと自分の口を透明な板でつなぎ、口をパクパクさせるだけで演奏していく。いいねは5,000を超えた(8月31日時点)。
口を開けると、手元のコントローラーが振れる
映像で見えるのは、口にくわえた細長い透明の板が左右に伸びて、緑の布をかぶせたコントローラーにつながっている構造だ。口を大きく開けると板が動き、その先のコントローラーが振られる、という仕組みとみられる。
本人は機種を書いていないが、太鼓の達人のNintendo Switch版には、Joy-Conをバチに見立てて振る操作がある。ファミ通の記事によれば、まっすぐ振り下ろすと「ドン」、斜めに振り下ろすと「カッ」。手を振れば音符が入るその仕様に、口の開け閉めを横流ししたのがこの仕掛けだと考えると筋が通る。
難易度かんたんで128コンボ、ノーミスでフルコンボ
プレイしているのは難易度「かんたん」。とはいえ譜面が進むと両手同時に叩く大音符も出てくるし、口の開閉が忙しくなってくる場面もある。それでも一度も外さないまま曲は終わり、画面には「祝 フルコンボ!!」の文字が出た。最終スコアは316,800点、128コンボ。
動画は約1分54秒。叩き終えたあとのmarupoさんは、両手で口元を覆ってしばらく動かない。顔はしっかり疲れるらしい。
顔のエクササイズとしては、実際どうなのか
口を大きく開け閉めする動きは、歯科の現場で勧められている口の体操とだいたい同じ方向を向いている。日本歯科医師会はオーラルフレイル(口の衰え)対策の口腔体操として、口を大きく開けて数秒キープする「開口訓練」や、「パ・タ・カ・ラ」と口を動かすパタカラ体操を紹介している。飲み込みに関わる筋肉を鍛えると、食事中のむせの改善につながるという説明だ。
実際、口の健康と太鼓の達人の組み合わせは自治体の現場にもある。名古屋市熱田区は8月27日、高齢者向けの歯科教室で参加者が太鼓の達人に挑戦したと投稿していた。この教室は口腔機能向上のエクササイズを含むプログラムで、参加者からは「パタカラ体操頑張りたい」といった感想が出たそうだ。
引用ポストには「半分ネタなんだろうけど、口の運動にもなるしゲームとしても普通に成立してて、これナイスアイデアなのでは?」という反応も付いていた。たしかに、譜面を追いながら口を動かし続けるので、単調な体操よりは続きそうではある。
手が塞がっていても遊べます、とまでは言い切れないけれど、口だけで31万点はふつうにすごい。真似するなら、先に顔の筋肉を仕上げておいたほうがよさそうだ。