太鼓の達人「Vrykolakas」の読み方はヴリコラカス、作曲はLaur
8月28日の夕方、『太鼓の達人』ゲームセンター版の公式アカウントが新曲の告知を出した。曲名は「Vrykolakas」。ナムコオリジナルで、8月29日から遊べる。
告知を見た人がまず引っかかったのは、たぶん曲の中身ではなく綴りのほうだ。母音が少なくて、どこで切ればいいのか見当がつかない。
読み方は「ヴリコラカス」、書いた本人が30分後に答えた
答え合わせは早かった。楽曲を書き下ろしたLaurさんが、公式告知のおよそ30分後に自分のアカウントで読み方を明かしている。
「読み方は『ヴリコラカス』です」と本人が書いているので、ここは確定でいい。太鼓の達人は曲名が英字だけの楽曲がそれなりにあるので、作曲者が自分から読みを出してくれるのはありがたい部類に入る。
原曲は2023年の「Nosferatu」、今回はあえて歌なし
正式なクレジットは「Vrykolakas / 「Nosferatu」 Remixed by Laur」。原曲の「Nosferatu」は2023年9月9日にニジイロVer.へ入ったナムコオリジナル曲で、アーティスト名は清風明月(Drop×葉月ゆら)。作曲・編曲・ギターをDropさん、作詞と歌を葉月ゆらさんが担当したゴシック調のボーカル曲だ。
おに譜面は★9。見た目のBPMは200で固定しながら実際は50から400まで動き、終盤には15秒を超える長い連打が待っている。フルコンボすると「永遠の女王」の称号がもらえる、体力寄りの人気曲になっている。
その歌ものを、Laurさんはあえて歌なしに振った。公式告知の画像に添えられたコメントで、原曲の雰囲気とキャッチーさを生かしつつ「いかに”Laurらしさ”を出すか」を意識して、インストでのリミックスを試みたと書いている。原曲へのリスペクトは残しつつ、かなり攻めたアプローチをしたので新曲を聴いているような新鮮さを感じてほしい、とも。
試聴動画はバンダイナムコアミューズメントの公式チャンネルに上がっている。
ヴリコラカスは、ノスフェラトゥのギリシャ側の親戚
曲名の意味を調べると、原曲との並びがきれいに効いていることがわかる。
ノスフェラトゥは東ヨーロッパ、とくにルーマニアやトランシルヴァニアの伝承に結びつけて語られる吸血鬼の呼び名。一方のヴリコラカスはギリシャの民間伝承に出てくる亡者で、埋葬されたあとに墓から出てきて人を襲うとされる。
ただ、中身はけっこう違う。ヴリコラカスは血を吸うより人の肉を食べるほうで知られていて、姿かたちも含めるとゾンビやグールに近い。もとは人狼を指す言葉だったという説もあり、そこから「人狼は死ぬと吸血鬼になる」という話が生まれて、だんだん吸血鬼の側面が強くなっていったと説明される。
つまり原曲が東欧の吸血鬼、リミックスがギリシャの同系統。曲名だけ見ると読めない綴りだが、置かれた場所はきっちり原曲の隣だった。
Laurは「GIGALODOON」を書いて、初日に自分でフルコンした人
Laurさんは太鼓の達人だと2024年6月1日に入った「GIGALODOON」で知られている。段位道場の十段課題曲に据えられた高難度曲で、しかも本人が稼働初日にその裏譜面をフルコンボしている。書く側と叩く側を両方やっているタイプだ。
その人が、15秒連打で有名な曲をインストで組み直した。8月29日から全国のゲームセンターで確かめられる。難易度がどう出るかは、叩いた人の悲鳴を待ちたい。