東京マルイ「たきなの銃」が9月17日発売、リコリコ第2弾は千束の銃より148g軽い
東京マルイの公式Xが2026年9月2日の昼前に投げたのが、「井ノ上たきなが愛用するハンドガン『たきなの銃』が、ガスブローバック・シリーズに登場!」という一文だった。『リコリス・リコイル』とのコラボ第2弾で、発売は9月17日。同社サイトのトップページにも「ガスブローバック『たきなの銃』の発売日が、9月17日に決定!」とお知らせが出ている。告知が流れたあと、「たきなの銃」はYahoo!リアルタイム検索の急上昇ワードにも入った。
発売は9月17日、価格は千束の銃と同じ32,800円
メーカー希望小売価格は32,800円(税別)。第1弾の「千束の銃」もまったく同じ32,800円(税別)なので、2年半ぶりの新作でも値札は据え置きということになる。第1弾が店頭に並んだのは2024年3月14日だという。東京マルイの製品ページ側に発売日の表記がなく、当時の媒体記事に載っている日付なので、そこだけは伝聞として読んでほしい。
どちらも販売店の予約告知によると期間生産品という扱いで、いつまでも作り続ける枠ではないらしい。千束の銃のほうは公式カタログの状態表示が今も「発売中」のままなので、そろえるつもりなら2丁を同時に見に行けるタイミングではある。
千束の銃と並べると148g軽くて、銃身は16mm長い
面白いのは、値段が同じなのに中身がけっこう違うところ。公式ページの基本情報を並べるとこうなる。
| 項目 | たきなの銃 | 千束の銃 |
|---|---|---|
| 希望小売価格 | 32,800円(税別) | 32,800円(税別) |
| 全長 | 213mm | 210mm |
| 銃身長 | 90mm | 74mm |
| 重量 | 636g | 784g |
| 装弾数 | 25+1発 | 22+1発 |
| 公式カタログの状態表示 | 近日発売(9月17日発売) | 発売中 |
重量はどちらも空のマガジンを装着した場合、装弾数の「+1」は本体に装填した場合の数字だ。
たきなの銃は千束の銃より148g軽く、銃身は16mm長い。装弾数も3発多い25+1発になる。いっぽうで全長は213mmと210mmでほぼ横並びなので、外から見た長さは変わらないのに、銃身だけが長くなっている勘定になる。
その差は千束の銃の作りを読むと想像がつく。あちらの製品ページのストーリー欄には、千束の銃が「.45口径の弾薬を使用するコンパクトなハンドガンをベースに、発射時の反動を抑制するコンペンセイターと近接格闘用のストライクフェイス一体型の専用パーツが取り付けられ、特徴的なシルエットに仕上がっています。」と書かれている。銃口の先に別パーツが乗るぶん、銃身そのものが短くても全長が稼げる形になっているわけだ。千束の銃のほうが148g重いのも、この追加パーツの存在と無関係ではなさそう。
値上げでも軽量化の手抜きでもなく、キャラごとに別物として作り分けた結果が数字に出ている、と読むのが素直なところ。
10発制限マガジンの見た目を再現して、それでも25発入る
今回いちばん「へえ」となったのが、マガジンまわりの説明だった。公式は主な特徴の欄で、「装弾数25発。ボトム部分が途中からスペーサーに変更されている10発制限マガジンのディテールを、新規金型と特殊な加工工程によって再現しました。」と書いている。
作中のリコリスが使うマガジンは、途中からスペーサーで底上げされていて10発しか入らない見た目をしている。そのスペーサーの形をわざわざ新規金型で再現しておきながら、製品として実際に入るのは25発。見た目は10発制限、中身は25発という妙なねじれが起きている。
考えてみればサバゲーで10発しか撃てないマガジンを3万円台で買わされても困るので、実用を取るのは当然ではある。ただ「設定資料どおりの見た目にするために金型を新しく起こしたけど、装弾数は25発です」と言い切ってしまうバランス感覚が、コラボモデルとしてはかなり潔い。
ツートーンとえぐれたリアサイトのために新規金型を起こしている
再現に振っているのはマガジンだけではない。カラーについて公式は「設定資料と作中の描写をもとに、チタニウムグレーのスライドとブラックフレームの特徴的なツートーンカラーを再現。」とし、続けて「シンプルでありながら独特の外見を持つ各部のディテールのため新規に金型を製作するなど、こだわりの1丁となっています。」と説明している。
もうひとつ、地味だけど効いていそうなのがリアサイト。「照準時に相手のシルエットを隠しきらない、内側にコの字型のえぐりが入ったユニークな形状のリアサイトを装備。」とある。狙ったときに相手の姿が視界から消えないように、覗く部分の内側がえぐってある、という説明だ。作中でたきなが相手を見据えたまま撃つ描写を思い出す人は多いと思う。そこを部品の形で説明してくるのはちょっとずるい。
千束の銃にはある「ストーリー」欄が、たきなの銃はまだ空っぽ
千束の銃の製品ページには、さっき引用したストーリー欄があって、ベースになった実銃のイメージまで説明されている。ところが、たきなの銃の製品ページの同じタブは、2026年9月2日の13時台に見た時点で中身が空だった。
つまり、たきなの銃が何をベースにした形なのかを、公式はまだ言っていない。設定資料をもとにツートーンを再現したとまで書いていて、ベースだけ触れていないのは気になるところ。発売までの2週間で埋まるのか、それとも最後まで空欄のままなのか。ここは9月17日までのちょっとした楽しみにしておきたい。
対象年令18才以上、スペアマガジンは近日発売
最後に大事なところを。製品ページの冒頭にあるとおり、「この製品は【対象年令 18才以上用】です。18才未満の方は使用・購入ができません。」。リコリコのコラボということで学生の読者も気になるはずだけど、18才未満は買えないし使えない。ここは真面目に守るところ。
スペアマガジンは「たきなの銃」用が4,980円(税別)で用意されていて、こちらは現時点の状態表示が「近日発売」。千束の銃用のスペアマガジンは同じ4,980円(税別)ですでに発売中になっている。本体だけ買って弾切れのたびに詰め直すのがしんどい人は、9月17日以降にスペアマガジン側の状態表示も見に行っておくといい。