ウマ娘ファレノプシス9月11日実装、公式設定は「ナリタブライアン・ビワハヤヒデの従姉妹」
ウマ娘プロジェクト公式アカウントが9月10日の昼12時すぎに新キャラの追加を告知した。9月11日からプリティーダービーガチャに★3ファレノプシスが登場する、という内容だ。投稿は2時間半ほどでいいね2.2万、リポストと引用を合わせて1.1万まで伸びていた。
告知そのものはいつもの新キャラ追加なのだが、公式のキャラクター紹介を最後まで読むと、一行だけ妙に具体的な設定が置いてある。
公式が「ナリタブライアン・ビワハヤヒデとは幼馴染であり従姉妹」と書いている
公式ポータルのキャラクターページに載っているファレノプシスの紹介文がこれ。
武家の姫君のような気高さと武人のような豪胆さを兼ね備えたウマ娘。体質の弱かった自分を、立派な競走ウマ娘として育て上げてくれた育成倶楽部への恩義に報いるため、トゥインクル・シリーズという戦場の華となる覚悟を決めたという。ナリタブライアン・ビワハヤヒデとは幼馴染であり従姉妹。
CVは浅見春那、身長は151cm、誕生日は4月4日。この誕生日は後で出てくる実馬の生年月日と同じ日付だ。ゲーム内の呼称は「[絶佳の暁闇]ファレノプシス」で、告知画像では黒髪に胡蝶蘭の髪飾り、黒地に赤の和装という勝負服を着ている。
気になるのは末尾の一行だ。ナリタブライアンとビワハヤヒデは母パシフィカスを同じくする兄弟で、ウマ娘の中でもかなり早い時期から実装されている顔ぶれ。そこに新キャラが「従姉妹」として結びつけられた。
この従姉妹、ゲームの創作じゃなくて実馬の血統そのまま
キャラ同士の関係づけは創作でどうとでも作れるので、読み流してしまいそうになる。でもこの設定、実際の血統をそのまま持ってきただけだ。
実馬ファレノプシスの母はキャットクイル。このキャットクイルが、ナリタブライアンとビワハヤヒデの母パシフィカスの半妹にあたる。母同士が姉妹なら、その子どもたちはいとこ同士になる。JRA-VANの読み物も「ファレノプシス 三冠馬の従妹が取った3つのGI」というタイトルで、ここを軸に書いている。
つまりゲーム側が実馬の家系図を見て、そこに書いてある関係をキャラ設定に落とし込んだ形になる。幼馴染かどうかまでは競馬場に記録が残っていないので、その部分だけがゲームの味付けだ。
半弟が2013年の日本ダービー馬キズナ
同じ母キャットクイルの産駒には、2013年の東京優駿(日本ダービー)を勝ったキズナがいる。ファレノプシスから見れば半弟なので、言い換えるとファレノプシスはキズナの姉ということになる。ほかにも2002年のピーターパンステークスを勝ったサンデーブレイクが半弟にいる。
面白いのは、この姉と弟のあいだが空いていることだ。ファレノプシスが1995年、サンデーブレイクが1999年に生まれたあと、キャットクイルは不受胎や流産、死産が続いた。ディープインパクトとの配合でキズナが生まれたのは2010年で、キャットクイルは20歳になっていた。ファレノプシスとキズナは15歳差の姉弟になる。キャットクイル自身は2014年1月9日に他界した。
実馬は16戦7勝、GIを3つ取っている
モデルになったファレノプシスは1995年4月4日生まれ。父ブライアンズタイム、母キャットクイル、母の父ストームキャット。
- 1998年 桜花賞
- 1998年 秋華賞
- 2000年 エリザベス女王杯
通算16戦7勝で、獲得賞金は4億6651万8000円。1998年のJRA賞最優秀4歳牝馬と、2000年の最優秀5歳以上牝馬に選ばれている。桜花賞と秋華賞を1998年に取ったあと、2年ぶりのGI勝ちが2000年のエリザベス女王杯という戦績で、間が空いてから戻ってきた馬だ。引退後は繁殖牝馬になり、2016年7月1日にくも膜下出血で亡くなった。21歳だった。
馬名の由来は胡蝶蘭の学名Phalaenopsisから。ウマ娘の告知画像でも髪に胡蝶蘭が挿さっていて、名前の由来がそのままデザインに乗っている。
ガチャは9月11日12時から、サポートカードも2枚新登場
育成ウマ娘だけでなく、サポートカードガチャ側にもSSRマチカネタンホイザとSRゼンノロブロイが同時に入る。ピースが90個おまけで付くので、当てたあとの育成もそのまま始められる。
「早くなーい!?」発表から20日での実装にざわついた
リプ欄で目立ったのが、実装の早さへのツッコミだった。ファレノプシスがお披露目されたのは2026年8月22日の「ぱかライブTV’ #6 5.5周年スペシャル」で、エフフォーリアと2人同時の発表。そこから9月11日までちょうど20日しかない。
「早くなーい!?!?!?」
リプ欄の会話では、過去の例を持ち出して速さを比べる人もいた。「最速がジャーニーの発表から2日なんでセーフ 2位はグランの17日、3位はトランの18日。でファレノプシスは4位の20日実装らしいですわよ」。ドリームジャーニー、グランアレグリア、トランセンドの略だ。公式が出した集計ではなくファンが数えた順位だが、20日は歴代でも短いほうに入る、という見立てになっている。
一方で、財布側の悲鳴も並んだ。
「好みの子キタ―! ただ、先日から回しまくってて石がありません!」 「明日からか! これは引かなきゃ‼」
同じ5.5周年で発表されたもう1人、エフフォーリアの実装時期は9月10日時点で出ていない。そのせいか「デアリングタクトいつぅぅぅぅ」のように、待っている別のウマ娘の名前を挙げるリプも混ざっていた。列に並んでいる人が多いほど、割り込みは目立つ。
ウマ娘まわりはゲーム外でも動きが続いていて、9月にはローソンのコラボでのぼりが141種類という物量の話があり、Cygamesが凱旋門賞のプレミアムパートナーになってパリロンシャンに等身大フィギュアを展示する話も出ている。ファレノプシスを引くつもりなら、まずは石の残りを数えてから9月11日の昼を待ってほしい。