「33-4」とは?元ネタは2005年日本シリーズ、「なんでや!阪神関係ないやろ」の返しまで
掲示板で「334」という数字を見かけたら、誰かが 「なんでや!阪神関係ないやろ!」 と返す。なんJや2ちゃんねるで15年以上続いているお約束です。
元ネタは2005年の日本シリーズ。ロッテが阪神に4連勝したときの、4試合の合計スコアが33-4でした。
「33-4」とは?
「33-4」は、2005年の日本シリーズでロッテが阪神から奪った4試合合計の得点と失点です。ネットではこの数字を連想させるものを見つけるたびに阪神をいじり、阪神ファン側が「なんでや!阪神関係ないやろ!」と返すまでがワンセットになっています。
いじりのネタになる数字は何でもありです。
- 掲示板のレス番号「>>334」
- 打率.334、防御率3.34
- 試合時間3時間34分
- 「33対4」と読めそうな得点、日付、価格
まったく野球と関係ない場面で「334」が出てきても、それだけで成立します。関係ないのに持ち出されるから「関係ないやろ」と返す、というのが笑いどころです。
返しのセリフは長いので略されることも多く、頭文字を取った 「な阪関無(なはんかんむ)」 や、ローマ字の頭文字から 「NHK」 とも書かれます(ニコニコ大百科の記載による)。
元ネタは2005年の日本シリーズ
2005年10月22日から26日にかけて行われた日本シリーズは、千葉ロッテマリーンズと阪神タイガースの対戦でした。結果はロッテの4連勝で、ロッテにとっては31年ぶり3回目、千葉に移ってからは初めての日本一です。
第1戦は試合中に濃い霧が出て、7回裏の途中でコールドになりました。自然現象によるコールドゲームは日本シリーズで52年ぶりです。
そこから3試合続けて10点。3試合連続の2桁得点は日本シリーズ史上初で、一度もリードを許さずに4連勝したのも史上初でした。阪神側から見ると、4試合で4得点・チーム防御率8.63・本塁打0は、いずれも当時の日本シリーズワースト記録です(4得点はのちに2020年の巨人が並びました)。
MVPは今江敏晃、阪神の敢闘賞は矢野輝弘。ロッテを率いたボビー・バレンタインは、アメリカ人監督として初めて日本一になりました(出典はWikipediaの「2005年の日本シリーズ」とNPB公式のスコア)。
広まったのは5年後の2010年
試合当日に「33-4」がネタになったわけではありません。火がついたのは2010年です。
この年、ロッテは中日と日本シリーズを戦いました。ロッテの日本シリーズ出場は2005年以来なので、前回の映像として2005年のシーンが中継やニュースで何度も流れます。ニコニコ大百科では、主にNHKの中継がきっかけだったとしています。
これを見た野球板やなんJの住民が「33-4」を蒸し返し、関連スレが次々と立ちました。その流れの中で、阪神ファンが書き込んだのが「なんでや!阪神関係ないやろ!」だとされています。阪神が出ていないシリーズで阪神の負けを掘り返されたので、言い分としてはもっともです。
「誰が言った」の答え
よく検索される「最初に誰が言ったのか」については、特定されていません。2010年ごろの書き込みとされているだけで、最初のレスとして確定した記録は残っていないようです。有名人の発言ではなく、名もない阪神ファンのひと言が定型になったと考えるのが自然です。
ロッテ球団もネタにしている
この数字を一番楽しんでいるのは、たぶん勝った側のロッテです。
2017年の交流戦では、球団が阪神戦に向けた挑発ポスターを制作しました。マスコットのマーくんが「濃霧コールド33得点圧勝アッパー」という技で、虎の暴走族を殴り飛ばすヤンキー漫画風の絵柄です(ねとらぼの記事)。
2018年はさらに手が込んでいて、阪神を象徴する「六甲」の文字を逆さにすると「334」に読めるアンビグラムを作りました。全7種・約7,000枚が掲示されています(デイリースポーツの記事、マリーンズ公式のお知らせ)。
2023年には「関係あった」
このネタには明るい続きがあります。
2023年、阪神は岡田彰布監督のもとでセ・リーグ優勝を決めました。監督就任の2022年10月16日を1日目として数えると、優勝した2023年9月14日はちょうど334日目です。
ネットでは「なんでや!阪神関係…あったわ」とネタにされました。阪神はその後、11月5日にオリックスを破って38年ぶりの日本一に。長年いじられてきた数字が、最後はお祝いのネタになったわけです。
使い方・例文
基本は「334を見つけた人」と「返す阪神ファン」の掛け合いです。
- 「このスレ、今ちょうど>>334やん」「なんでや!阪神関係ないやろ!」
- 「今日の試合、3時間34分やったな」「な阪関無」
- 「この新作スマホ、33.4万円らしい」「なんでや!阪神関係ないやろ!」
阪神ファンが自分から「334」を出して先回りする、自虐の使い方もよく見かけます。ほかにも、数字を足したり引いたりして無理やり334にする「阪神算」や、「26-4」「34-4」のように別のスコアや数字をいじる派生ネタも生まれました。
なお、2019年・2020年に巨人が日本シリーズで2年続けて4連敗したときは、「#あと7点」「#日本シリーズ334チャレンジ」がトレンド入りしたとされています。2020年の合計は26-4で、33-4まであと7点だったからです。
関連する言葉
- なんJ:このネタが育った掲示板。もともとは野球実況の板です
- 猛虎弁:「なんでや!」「〜やろ」の口調そのもの。名前の「猛虎」は阪神のこと
- ンゴ:同じなんJ発の、語尾につける言い回し
- ニキ・ネキ:阪神の選手の愛称から広まった、これもなんJ語
「33-4」は、ネットミームをカードにしたネットミームかるたにも「なんでや!阪神関係ないやろ!」とセットで入っています。阪神まわりの最近の話題なら、佐藤輝明の打球が東京ドームの看板を直撃して100万円の一発もどうぞ。