「ぬるぽ」に「ガッ」で返す「ミームかるた」が話題、最低ランクの称号は「社会適合者」
「ぬるぽ」と出たら「ガッ」を取る。ここ数日、Xのタイムラインがこのルールで遊んだ人の結果報告で埋まっています。ハッシュタグは「#ミームかるた」、ブラウザで遊べる無料のかるたゲームです。
作ったのはClank(@clank3140_mo_de)さん。個人で公開したもので、告知の一文からしてもう本編が始まっています。
「台風前夜にコロッケを買ってきてしまうおまいら」に遊んでほしい、というのが宛先の指定です。この時点で対象年齢がかなり絞られています。
ルールは「上の句が流れる、下の句をタップする」だけ
画面上部に上の句が1文字ずつ流れてきて、下に9枚の札が並びます。その中から対になる下の句を探してタップする。これを全10問、通しのタイムで競います。誤答は3秒のペナルティなので、当てずっぽうで押すと順位が沈みます。
札の探し方が本物のかるたと同じで、上の句を最後まで読み終わる前に取れるかどうかが勝負どころです。「そんな装備で大丈夫か?」が流れ始めた瞬間に「大丈夫だ、問題ない」へ指が伸びる人と、読み終わってから9枚を目で追う人とで、10問ぶんの差がはっきり出ます。
モードは2つ。TEXT(NORMAL)は上の句が文字で流れる標準モードで、VOICE(EXTREME)は上の句が音声で読み上げられます。読み手はVOICEVOXのずんだもん。かるたらしさは断然こちらで、実際に遊んだ人からも「読み上げある方が楽しいかも」という声が出ています。
ランクの煽り方が本題
タイムに応じて8段階のランクが出ます。この称号がゲーム本体より話題になっている節があります。
最下位のDが「社会適合者」。ネットミームを知らないほど健全な生活を送っている、という理屈で、罵倒のつもりが褒め言葉になっているような、褒め言葉のつもりが罵倒になっているような判定です。実際に「悪口が『社会適合者』なの草」と反応している人もいれば、D判定のスクショに「かなしい」とだけ添えている人もいます。
上から2番目のSSSは、称号がそのまま『HUNTER×HUNTER』のネテロ会長のセリフになっていて、ランク表自体が収録ミームでできています。
収録49問、2ちゃんねるから最近のアニメまで
札の中身は全部で49組。手元でゲームのデータを見ると、出典は2ちゃんねる、北斗の拳、エルシャダイ、ゲーメスト、ニコニコ動画、化物語、鬼滅の刃、チェンソーマンあたりまで幅広く散らばっています。
古参寄りのところだと「ぬるぽ」→「ガッ」(意味と元ネタはこちら)、「時間だ!答えを聞こう」→「バルス」、ちくわ大明神→「誰だ今の」。ゲーム誌の誤植から生まれた「ここでアクセル全開、」→「インド人を右に!」や、阪神ファンにはおなじみの「33-4」→「なんでや!阪神関係ないやろ!」も入っています。
一方で「マキマさん助けて」→「俺この娘好きになっちまう」のように2020年代の札もあるので、世代が違う人同士でやると得意分野がきれいに分かれます。「ミームってよりアニメの有名なセリフって感じ」という感想も出ていて、これは引いた札の並びによる部分が大きそうです。
なお、ゲーム側は元ネタの参照先をニコニコ大百科・ピクシブ百科事典・友人との会話と明記したうえで、「原作の表現とは一部異なる可能性が高い」と最初にことわっています。かるたとしての語感を優先した表記があるということです。
「優しく殺してね……」
タイトル画面に置かれているキャッチコピーが「優しく殺してね……」で、これも収録札の下の句です。上の句は「私達はもうネットミームカルタとコミュニケーションの境目が分かんないんだ」。作者が告知で書いていた「コミュニケーションとの境目を曖昧にしよう!」は、ここに掛かっています。
結果画面にはそのままXへ投稿するボタンが付いていて、タイムと称号が本文に入る仕組み。タイムラインに「ランクS『インターネット老人』」が並んでいるのはこれが理由です。友人と回して盛り上がったという報告や、家族とやったら読み札のノリで笑ったという声も流れています。
遊ぶならミームかるたの公式ページから。スマホでもPCでも動きます。「社会適合者」と言われたら、たぶんそれは真っ当に生きてきた証拠です。