「暗殺以外なんでもできる男」とは?元ネタはHITMANのエージェント47
「暗殺以外なんでもできる男」は、ゲーム『HITMAN』シリーズの主人公・エージェント47のあだ名です。変装がやたらうまいのに、本業の暗殺は失敗しがち、というギャップから生まれました。
「暗殺以外なんでもできる」「何でも出来る男」と略されることもあります。日本語では「ヒットマン」とカタカナで書かれることも多いシリーズです。「ヒットマン 暗殺以外」「47 暗殺以外」と打って調べる人もいるでしょう。
「暗殺以外なんでもできる男」とは?
HITMANは、依頼を受けて標的を始末する殺し屋になって、ステージごとに潜入するステルスゲームです。主人公のエージェント47は、スキンヘッドに後頭部のバーコードの刺青、黒いスーツに赤いネクタイという目立つ見た目をしています。
ところが、このゲームの基本は変装です。警備員や職員の服を奪って着替え、その役になりきって標的に近づきます。目立つ見た目の男が、服を替えるだけで怪しまれずに堂々と歩き回る。そこがもう笑いどころです。
そして暗殺そのものはプレイヤーの操作に任されています。変装は完璧でも、狙いを外したり、見つかって大騒ぎになったりする。「変装も潜入もプロなのに、肝心の暗殺で失敗している」という落差が、このあだ名の中身です。
ニコニコ大百科では、4作目『Blood Money』以降で特に目立つとされています。
何でもできる、の中身
ニコニコ大百科には、変装した47がこなした仕事の例が並んでいます。
- 一流のバンドマンとしてドラムを披露する
- 有名モデルとしてランウェイを歩く
- ニンジャに化けて、ダンスゲームで高得点を出す
- 鳥の着ぐるみで空を飛んで脱出する
pixiv百科の「Agent47」の項目にも「暗殺以外なんでも出来る男」という呼び名が載っていて、標的の好みのカクテルを作るウェイター、寿司を握る板前、不動産の紹介、ワインの解説、探偵役の推理といった例が挙がっています。
どの変装が何作目のどのミッションなのかは、ここでは断定しません。ただ、ここまでジャンルが散らかっていると、本業はいったい何なのか分からなくなります。
元ネタ・由来
誰が、いつ最初に言い出したのかは、確定的な記録は残っていません。
手がかりになるのはニコニコ動画のタグです。「暗殺以外なんでもできる男」のタグが付いた最古の動画は、2007年12月28日の投稿でした。ただしタグは後から付けられるものなので、この日を言葉の誕生日とは言えません。
その後も、2013年にはゆっくり実況、2018年1月にはシリーズものの動画にこのタグが付いています。ニコニコ大百科の記事が作られたのは2020年4月18日です。2026年10月14日時点で、このタグが付いた動画は255本でした。
なお、シリーズは長く続いています。Wikipediaによると、1作目『Hitman: Codename 47』は2000年11月21日の発売です。リブート版の『HITMAN』(2016年)、『HITMAN 2』(2018年)、『HITMAN 3』(2021年1月20日)は、いまは『HITMAN World of Assassination』にまとめられています。累計出荷は2015年時点で1500万本以上とされています。
旧シリーズでは、47は5人の男のDNAから作られたクローンという設定でした。
2026年6月には『Hitman Classic Trilogy Remastered』が発表され、発売は2027年の予定とされています(4Gamer)。
使い方・例文
HITMANのプレイ動画で、変装した47が妙に堂々と仕事をこなしているのを見たときに添える言葉です。実際に動画のタグとしても使われています。以下は使い方の例です。
- 「ランウェイ歩いてる。暗殺以外なんでもできる男だな」
- 「今回も暗殺だけが下手で草」
- 「暗殺以外なんでも出来るのに、バレるのはいつも暗殺の瞬間」
書き方は「できる」と「出来る」の両方があります。「何でも」と漢字になる書き方も見かけます。
派生語と、もうひとつの意味
形をそのまま借りた派生語もあります。ニコニコ大百科には、2021年5月26日に作られた「告白以外なんでもできる女」という項目があります。これは『Yandere Simulator』の主人公を指す言葉です。形は「〇〇以外なんでもできる」をそのまま借りています。『Yandere Simulator』はヤンデレをモチーフにしたゲームです。
47の見た目をネタにした「暗殺以外なんでもできるハゲ」という呼び方もあります。
また、ニコニコ大百科によれば『SAKAMOTO DAYS』の主人公・坂本太郎を指すこともあるようです。ただ、こちらは「そう呼ばれることもある」程度の位置づけです。