「sage」とは?意味・元ネタ(2ちゃんねる)を解説
2ちゃんねる型の掲示板で書き込むとき、メール欄にそっと入力する「sage」の文字。「これ何のため?」と疑問に思った人も多いはず。スレッドを目立たせないための独特な作法が 「sage(サゲ)」 です。
「sage」とは?
「sage」は、2ちゃんねる型の掲示板で、書き込んでもスレッドを一覧の上位に押し上げないようにする操作。書き込むときに メール欄に「sage」と入力すると、そのスレは元の位置にとどまります。この形式の掲示板は「スレッドフロート型」と呼ばれ、2ちゃんねる(現在の5ちゃんねる)のほか、したらばJBBSなどが該当します。
反対に、スレッドを一覧の上位に上げることを 「age(アゲ)」と言います。動詞にして「sageる」「ageる」と言うこともありますし、漢字で「下げ」「上げ」と書かれることもありますが、指しているものは同じです。
ひとつ注意があって、「sage」は半角で、メール欄に入れないと効きません。全角で「sage」と打ったり、名前欄のほうに書いたりしても何も起きません。効かないと言っている人は、たいていこのどちらかです。
元ネタ・由来(sage進行という作法)
2ちゃんねる型の掲示板では、書き込みがあったスレッドが自動的に一覧の一番上に表示されます。ところが、メール欄に「sage」と入れると、この “上がる”機能を打ち消せる。これが sage の仕組みです。
背景には、当時の掲示板が 身内でひっそり楽しむアングラな空間だったことがあります。ただ、それだけではありません。もっと実務的な理由がありました。
上位に表示されているスレッドは、板のトップページに書き込みフォームが出る。つまり、そこにいるスレッドは通りすがりから最も手を出しやすい位置にいます。当時は不快なAAや言葉を何百回も連投するスクリプト荒らしが猛威をふるっていて、上位のスレほど無差別に狙われました。通信用語の基礎知識も、荒らしの的になりやすい位置を避けるのがsage進行の最大の目的だと説明しています。
つまりsageは、行儀の話であると同時に自衛の手段でした。あえて上げずに進める「sage進行」が作法として定着し、やがて「sageを知らない=にわか」という空気まで生まれます。いまでも、うっかり上げてしまうと「ageんな」と注意されることがある、掲示板ならではのマナーです。
使い方・例文
- 「メール欄に sage 入れて書き込む」
- 「このスレは sage 進行でお願いします」
- 「うっかり age ちゃった…」
関連する言葉
掲示板の暗黙のマナーを象徴する、2ちゃんねる発のネットスラング。新参者へのお約束である半年ROMれや、匿名文化の中の常連を指すコテハンとも同じ掲示板文化から生まれた言葉です。