「香具師」とは?意味・読み方・由来(奴=ヤツ)をわかりやすく解説
昔のネット掲示板を読むと出てくる、謎の言葉 「香具師」。読み方も意味も、知らないと戸惑う一語です。
「香具師」とは?
ネットスラングの香具師は、読み方は 「やし」。「奴(ヤツ)」を意味し、「〇〇な香具師」で「〇〇な奴」を表します。「そんな香具師はいない」のように、人を指して使われました。
由来(「奴」の当て字)
なぜ「香具師」と書くのか。カラクリはこうです。「奴」はカタカナで「ヤツ」と書けますが、この「ツ」が「シ」に似ていることから、「ヤシ」と読み替えられました。そして「やし」とキーボードで打つと、変換候補に「香具師」という漢字が出てくる。この流れで、「奴=香具師」という当て字が定着したのです。
ちなみに本来の「香具師(やし)」は、祭りの露店や興行を営む人(テキ屋に近い)を指す、れっきとした言葉。ネットスラングは、この漢字を“借りた”ものです。
由来のもうひとつの説
ネットスラングとして使われ始めたのは1999年ごろとされ、掲示板「あやしいわーるど」で、あるユーザーの偽者が「〇〇@香具師(にせもの)」と名乗ったのがきっかけ、という説もあります。
今ではほぼ“死語”
香具師は一時代を築いた2ちゃんねる用語ですが、2020年代の今では使用頻度が激減。SNSやYouTubeのコメント欄では、ほとんど見かけなくなりました。いわば“ネット老舗スラング”のひとつです。
関連する言葉
同じく古い2ちゃんねる由来の一人称漏れ(俺)や、なんでも実況板のなんJとあわせて知ると、ネット黎明期の空気が見えてきます。