ヒロアカUR×「でんじろう先生」、轟の青い炎の正体は塩化銅
轟の青い炎は塩化銅、燈矢の紫の炎はカリウムだった。ヒロアカURの公式動画で、でんじろう先生が轟兄弟の“個性”を科学で再現している。
ゲーム『僕のヒーローアカデミア ULTRA RUMBLE』(ヒロアカUR)の公式Xが、9月30日の12時に約3分40秒の動画を出した。タイトルは「僕のでんじろうアカデミア ULTRA RUMBLE」。略して #でんアカUR だ。
先に書いておくと、でんじろう先生がゲームにキャラとして参戦したわけではない。動画の最後で参戦が告知されるのは、同じ日に始まったシーズン19の新キャラ、轟焦凍<燐>と轟燈矢の2体だ。
前日の予告は「意味わからん」
始まりは前日、9月29日17時の予告ポストだった。文面は「『僕のでんじろうアカデミア ULTRA RUMBLE』 26.9.30 Wed 12:00 開講」だけで、中身はいっさい伏せられていた。
この予告は、中身が分からないまま6万いいねを超えた。ヒロアカとでんじろう先生がどうつながるのか、ハッシュタグには困惑の声が並んだ。
- 「なんだよでんアカURって」
- 「ヒロアカur公式垢が意味わからんポストしてて草」
- 「普通に #でんアカUR が気になりすぎて明日学校行ってる場合じゃない」
「新シーズンぶっ壊れキャラ確定でおわったw」とネタにする人もいた。
先生は“個性”サイエンス
動画の冒頭には、ヒロアカのキャラ紹介風のプロフィールカードが出てくる。個性の欄は「“個性”サイエンス」。所属は米村でんじろうサイエンスプロダクションで、誕生日2月15日、身長168cm、AB型と、ちゃんと作品の書式に合わせてある。
好きなものは「釣り、アウトドア、電気」。電気が入っているのが先生らしい。
半冷半燃は断熱と過冷却
最初に再現したのは、轟焦凍の右で凍らせて左で燃やす技『半冷半燃』だ。
手のひらに炎を乗せる側は、断熱で成り立っていた。字幕の説明は「濡れた手袋と乾いた手袋で水分と空気の層をつくり断熱!」。炎の熱が手まで届かないように、層を重ねて防いでいる。
氷の側は「過冷却」だ。液体が、本来なら固まる温度より低くなっても液体のまま残っている状態を指す。そこに刺激を与えると、一気に固まっていく。
使っていたのは水ではなく、酢酸ナトリウムの水溶液だった。見た目は氷が伸びていくように見えるが、中身は別物だ。
青い炎は塩化銅だった
後半は『赫灼熱拳“燐”』の再現だ。燃料はアルコールで、字幕には「燃料であるアルコールは無色の炎なんですが」と出る。ここに混ぜ物をして、炎に色をつけていく。
仕組みは理科で習う炎色反応だ。燃やす物質によって、炎の色が変わる。動画の字幕では、オレンジの炎が塩化ナトリウム(食塩)、青い炎が塩化銅だった。轟の青い炎は塩化銅で作っていたことになる。
教科書だとナトリウムは黄色、銅は青緑と書かれることが多い。Wikipediaの炎色反応の一覧では、ナトリウムが589.3nm、銅が510nmあたりの光を出す。動画の字幕では、それぞれオレンジと青と呼んでいた。
燈矢の紫はカリウム
兄の轟燈矢の技『赫灼熱拳 開花』は、紫の炎で再現していた。字幕は「紫色の炎は『カリウム』の化合物を加えることで再現!」。
カリウムの炎色は淡い紫で、波長は404.4nmあたりだ。弟の技は青、兄の技は紫と、動画では炎の色で2人を分けていた。
締めでは床に「PLUS ULTRA」の炎文字が浮かび、字幕で「みんなも科学の力で更に向こうへ!」と呼びかける。画面には「※危険ですので、絶対にマネしないでください。」の注意書きも出ていた。アルコールの炎を手で扱う実験なので、家では真似しないでほしい。
シーズン19で轟兄弟が参戦
動画の終盤に出る告知カードが、このコラボのオチだ。「轟焦凍<燐>&轟燈矢 シーズン19より 参戦!!」。科学実験は、同日に始まったシーズン19の新キャラ紹介を兼ねていた。
公式のシーズン19PVでは、轟焦凍<燐>が「極限まで高めた冷炎の力で敵を止める」、轟燈矢が「魔王すら見放した偏執狂の死炎」と紹介されている。
ヒロアカURは3人1組、8チーム24人で戦う基本プレイ無料のバトルロイヤルだ。全世界で2,000万ダウンロードを超えていて、シーズン19はちょうど3周年の節目に当たる。
反応は「ガチすぎ」
本編が出たあとは、予告の困惑が感心に変わった。
- 「でんじろう先生、轟兄弟激推しなの?🤣 ガチすぎて凄い🤣」
- 「科学ってすごいな 唆るぜ! でんじろう先生実装待ってます!」
実装を待つ声も出ているが、動画の時点で先生の参戦は告知されていない。
BIGアクスタのキャンペーン
開講記念として、公式Xでは「でんじろう先生BIGアクリルスタンド」が10名に当たるキャンペーンもやっている。期間は9月30日12時から10月15日23時59分までで、詳細はヒロアカURのお知らせページに載っている。
ヒロアカのグッズ系だと、ホークスだけエンデヴァー人形を抱いた「ぎゅーこっと」や、1年A組23体が並ぶフィギュアの扉絵再現も書いている。先生の本業の実験は米村でんじろうサイエンスプロダクションで見られるので、青い炎の続きが気になったら覗いてみて。