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ツイステのフォントが変わったと話題。「LETS ゲーム組込オプション」の提供終了と、いまの年33,000円の枠

2026年9月2日 ・ トレンド「ツイステ フォント 変わった LETS ゲーム組込オプション」より

8月31日の夕方、『ディズニー ツイステッドワンダーランド』のゲーム内の書体が変わっていると気づいた投稿が、いいね1万6千を超えて伸びた。新旧を並べた比較画像つきで、投稿主は「ありゃ、ツイステもゲーム内フォント変わっちゃった⋯。年間料金が53倍になったとかで話題になってましたね」と書いている。

引っかかるのは「ツイステも」のところ。ここ1年ほど、ゲームの書体が入れ替わる話がぽつぽつ出ている。ただし先に断っておくと、ツイステの運営から書体変更の理由についての説明は出ていない。以下はユーザーの間で名前が挙がっているサービスの話で、因果が公式に確認できているわけではない。

名前が挙がっているのは「LETS」のゲーム組込オプション

LETS はフォントを定額で使えるサービスで、automaton の記事によると『Fate/Grand Order』『ペルソナ5』など多数の作品のゲーム内テキストなどに活用されてきた。同記事は、Monotype Imaging が2023年に日本企業のフォントワークスを買収し、フォントワークスはその後 Monotype株式会社へと商号変更していると書いている。

動きがあったのは2025年9月で、Monotype は「フォントワークス LETS アプリ・ゲーム組込オプション」「フォントワークス LETS軽量化オプション」「Monotype LETSゲーム組込みオプション」のオプションライセンス契約の販売・提供を終了すると発表した。

金額の話がざわついたのはここから。同記事によれば、「フォントワークス LETS」にゲーム組込オプションを付属させると1ライセンスあたり年間約6万円でゲーム向けに多彩なフォントを適用できた。組み込みを許可するオプション単体の料金は、automaton が2026年8月に出した記事のほうに、当時1ライセンスあたり年間1万1000円だったと書かれている。そして提供終了後に同様のサービスを契約しようとすると、公式サイトの記載によれば年間で約2万ドル(約312万円)もの金額がかかるとみられる、というのが記事の説明だ。

発端の投稿にある「53倍」という数字は、公式の表記として確認できるものではない。裏が取れるのは、約6万円という従来の金額と、約2万ドル(約312万円)とみられるという報道側の見積もりまでだ。

契約の締切にも動きがあった。2025年12月、Monotype の日本公式アカウントが「2025年11月29日以降の契約更新受付の終了をお伝えいたしましたが、期限を2026年3月31日まで延長することといたします」と告知している。

太鼓の達人も8月19日から書体が一部変わった

書体が入れ替わったのはスマホゲームだけではない。『太鼓の達人』の開発チーム公式アカウントは8月6日17時、「2026年8月19日(水)7:00より、『太鼓の達人(ゲームセンター版)』にて使用しているフォントの一部が新しくなります。」と告知した。

この告知にも理由は書かれていない。先に挙げた automaton の2026年8月の記事は、公式からは理由は明かされていないものの、ゲーム内では「フォントワークス LETS」にて提供されているフォント「大江戸勘亭流」が使用されているとみられる、という書き方をしている。同記事は『モンスターストライク』の Ver.32.0(8月13日配信予定、ホーム画面のリニューアルが予定されていた)にも触れつつ、末尾では状況に基づく推察であること、偶然時期が被っただけかもしれないことをはっきり留保している。

ユーザーからは見えないところで仕様が切り替わる話は、YouTubeの再生回数のカウント基準が変わった件のときもそうだった。使う側が気づくのは、たいてい画面が変わったあとになる。

いまは年33,000円のゲームオプションが案内されている

では現在どうなっているかというと、2026年4月1日付の Monotype 公式の案内が出ている。そこには「年間33,000円(税込)/ 1ライセンスで、利用可能なフォントを複数タイトルで使用できます。」とあり、あわせて「今回の変更により、配布数に上限を設ける形としました。」とも書かれている。原文はこの後、一般的なインディーゲームのリリース規模であれば十分にカバーできる設定だ、と続く。同じページには「※基本のライセンス数と同数の契約が必要」という注記もあり、automaton の記事もこのオプションを1ライセンスあたり基本契約料金に加えて年間3万3000円で使えるものと説明している。つまり33,000円は LETS 本体とは別に積む金額で、従来の年約6万円とそのまま並べて比べられる数字ではない。

LETS 本体についても同じページに説明があり、「Monotype LETS、フォントワークスLETSは、年間49,500円(税込)/ 1ライセンスで、高品質なフォントをグラフィックデザイン用途に利用できるプラットフォームです。」という位置づけ。そのうえで「LETSはデザイン制作向けのサービスであり、ゲーム・アプリ・Webサイト等の製品へフォントを組み込む場合には、別途拡張配布ライセンスが必要となります。」と明記されている。

読むと建て付けはシンプルで、デザイン制作に使う契約の上に、製品へ埋め込むための契約を積む形ということになる。ただし配布数の上限が具体的に何本なのかは公式の文面に数字が出ていないので、大規模タイトルがこの枠に収まるかどうかまではここからは読み取れない。ツイステの書体が変わった経緯とこの案内がどうつながるのかも、公表されていない以上こちらからは言えない。

「まだ慣れない」と「仕方ない」で割れた

プレイヤーの反応は、きれいに二方向に分かれた。まず慣れない側。

「ツイステさんの新フォント おされなのは良いんだけど 視力の弱めな自分には ちょーーっと細すぎなのよなー 同じフォントでいいから太いのないんかなー」(@gntmync)という、太さについての具体的な指摘があった。別のユーザーは、細くなったのは買収後の利用料改定の影響ではないかと書いたうえで、末尾にわざわざ「憶測」と添えている。

一方で、事情を先に知っていた人からは受け入れる声も出た。「ツイステのフォントやはりまだ慣れないので違和感あるけどそんなに使用料高くなったならしょうがないよねぇ…」(@twst8co)というのが典型で、違和感と納得が同居している。「昨日までツイステのフォントすごい見慣れなくてストーリー読むのに没頭できなかったのに今日はもう気にならない」(@Ten_LiRiA24)と、1日で順応した報告もあった。

そしていちばん強かったのがこれ。「ツイステのフォントが話題になってるみたいだけど、正直推しの顔面と衣装と声にしか目がいってないから私としては全然問題ない」(@UMino__co)。ソシャゲの優先順位として、たしかに正しい気はする。

ちなみに過去に別タイトルで同じ経験をした人もいて、「夢100の時も最初は慣れなかったけど今はもう慣れちゃってるからツイステもそのうち慣れるかな」(@nutanuntan)という声もあった。書体は変わった直後がいちばん目に付く、というのは経験則としてありそうだ。

全部が同じ原因かは、公式には確認できていない

ここまでの流れをまとめると、2023年の買収、2025年9月のオプション提供終了の発表、期限の2026年3月31日までの延長、2026年4月の年33,000円のオプションの案内、そして今年の夏にゲームの書体が入れ替わった、という順番になる。時系列は並ぶ。

ただし、太鼓の達人もツイステも変更の理由を公表していないし、automaton自身も偶然時期が被っただけかもしれないと書いている。並んでいるのは日付だけで、線はまだ引かれていない。

自分が遊んでいるゲームでも、アプデ後にセリフの見た目がちょっと違うと感じたなら、スクショを前後で見比べてみると発見があるかもしれない。

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