HORI「エレクトリック 時のオカリナ」は7,980円、Switch 2の音声認識に対応
「ゼルダの伝説40周年 Direct 2026.9.8」が終わって30分ちょっと、9月8日の23時36分に、周辺機器メーカーのHORIが新製品を投げてきた。名前は「エレクトリック 時のオカリナ」。ゲームでもコントローラーでもなく、青い本物っぽい形をした電子オカリナだ。
告知画像には、銀のマウスピースにトライフォース、左に『時のオカリナ』のこどもリンクが吹いている絵、そして左上に金色の「Official Nintendo Licensed Product」シールが入っている。任天堂が楽器を出したわけではなくて、HORIが作る公式ライセンス品という立ち位置になる。投稿は日付をまたいでいいね1万件を超えた。
「エレクトリック 時のオカリナ」は7,980円、発売日はゲームと同じ11月5日
HORI公式の製品ページによると、本体価格は7,980円(税込)、製品型番はNSX-261。発売予定日の欄はメーカーページでは「2026年11月発売予定」と幅を持たせた書き方だが、ホリストアの商品ページには 2026/11/05 と日付まで入っている。Switch 2版『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の発売日とぴったり同じ日だ。予約はホリストアから受け付けている。
息は吹き込まない。指穴を押さえるフリー演奏と、12曲が自動で流れるオート演奏
モードは2つある。ひとつは「実際のオカリナのように指で指穴を押さえて自由に曲を奏でられる」フリー演奏モード。もうひとつが「劇中の曲(全12曲収録)が自動で流れ、簡単に曲を楽しめる」オート演奏モードだ。指がまったく回らなくても、ボタンひとつでゼルダの曲が鳴る側の逃げ道が用意されている。
ここは勘違いしやすいところで、名前と見た目に反して息は使わない。ホリストアの商品説明には「※本製品は本物のオカリナではなく、息を吹き込んで演奏するものではありません。」とはっきり書いてある。フリー演奏モードの説明も「実際のオカリナのように指で指穴を押さえて」であって、吹き込む話はどこにも出てこない。指の運びだけを本物に寄せた電子楽器、という理解でいい。
音量調整ダイヤルとイヤホンジャックも付く。イヤホンのほうは公式の説明が「自分だけの世界に没入したい時、イヤホンを繋ぐことができます。」となっていて、要するに夜中に鳴らしても家族に怒られない。本体は幅約17.5cm、質量は約145g(電池抜き)で、置いておくためのスタンド台座が同梱される。
Switch 2本体が音を拾って、ゲーム内の演奏につながる
売りはここだ。ホリストアの説明では「Nintendo Switch 2 本体が音を拾い、曲に合わせてゲーム内の一部(演奏時)に連動します。」とある。ケーブルやBluetoothでオカリナ側から信号を送るのではなく、鳴らした音を本体のマイクが聞いているという仕組みになる。HORIの製品ページにも「Nintendo Switch 2 ソフト『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の音声認識機能にも対応しています。」と書かれている。
ここで一度冷静になると、40周年Directの発表内容では、マイクに向かって鼻歌を歌うか実物のオカリナを吹くとリンクが演奏してくれる、と紹介されている。ゲームを進めるだけなら鼻歌でいい。しかもこのオカリナは息を吹き込まないので、「実物のオカリナを吹く」ルートの代わりになるわけでもない。それでも自分の指で音を出したい人のために7,980円の実物が用意された、という順番になる。
「本品はゲームコントローラーでは御座いません」、電池とドライバーは別で用意する
製品ページの注意書きには「本品はゲームコントローラーでは御座いません。」とはっきり書いてある。これでリンクを歩かせたりはできない。あくまで音を出す楽器で、ゲーム側はその音を聞いているだけだ。
もうひとつ、届いた箱を開けてすぐ鳴るわけでもない。「市販の別売り単3形アルカリ乾電池(3本)とプラスドライバー(サイズ:2番)をご用意ください。」とある。電池が別売りなのはよくある話として、ドライバーが要るタイプの電池ぶただ。11月5日にソフトと同時に遊ぶつもりなら、単3電池3本と2番のプラスドライバーを先に確保しておいたほうがいい。
「コントローラーくらいの値段だ」という声と、その日のうちにポチった人
Xの反応では、値段のところで一度手が止まった人がいた。
「ホリの方のオカリナきてる!これは自分で吹かんでも自動演奏で音鳴らしてくれるんだね そのかわりコントローラーくらいの値段だ」と書いたうえで、「自分で演奏技術をつけるかハイテクを選ぶかうーん」と続けている。オート演奏があるぶん誰でも鳴らせるが、その価格帯はコントローラーと同じところに来る、という見方だ。
一方で、発表から数時間のうちに「流石にエレクトリック時のオカリナポチった HORIから電子楽器でるの面白すぎるでしょ」と報告している人もいた。ゲーム周辺機器の会社が電子楽器を出すという一点で刺さった側だ。「時のオカリナ<エレクトリック> HORI 情報量がッ!多すぎるッ!!!」と、製品名の情報量そのものにツッコんでいる投稿もあった。
鼻歌で済ませるか、7,980円払って自分の指で鳴らすか。判断まで2か月ある。予約はホリストアの商品ページからで、届くのはソフトと同じ11月5日だ。