iOS 27.2で「SIM PIN」要求、「PUKコード」の確認先は各社のマイページ
アップデート後にSIM PINを求められるのは、もともとSIM PINをオンにしていた人の話とみられる。PUKコードの確認先は、各社のマイページや店舗だ。
10月26日(米国時間)にiOS 27.2とiOS 26.7.2が配信されたあと、「アップデートしたらSIMがロックされた」という投稿が一気に増えた。
kylcfreedom20さんの投稿は、iOS 27.2の配信を知らせる引用つきで「軽い気持ちでアップデートしたらSIMロックされるからPUKコードを控える事をオススメ」と呼びかけた。いいねは約8,500。この一文で「アップデートするとSIMがロックされる」と受け取った人が多そうだ。
アップデートの再起動が引き金になる
ただ、アップデートそのものがSIMをロックするわけではない。Appleのサポートページには、SIM PINの仕組みがこう書かれている。
PINを使うと、デバイスを再起動したりSIMカードを取り外したりした際には必ずSIMカードまたはeSIMが自動的にロックされ、ステータスバーに「ロックされたSIM」と表示されます。
SIM PINをオンにしている端末は、再起動のたびにPINの入力を求められる。アップデートでは端末が再起動するので、そのタイミングで初めて聞かれた人が出た、という流れだと読める。
eSIMでも3回弾かれた人がいた
実際にロックされた人の投稿がこれだ。
hakase9029さんはiOS 26.7.2に上げたところ、eSIMがロックされて使えなくなった。解除用のPINコードを求められ、思い浮かぶ番号を入れたら3回とも弾かれたという。27.2に限らず、26.7.2でも起きていたことが分かる。
3回間違えると「PINロック」がかかる。ドコモの案内では、電源を切っても解除されず、入力を間違えた回数も戻らない。Appleも「当て推量で入力しないでください」と注意していて、外れた場合はSIMやeSIMが完全にロックされ、新しく入手し直すことになると書いている。
この先に出てくるのがPUKコード(PINロック解除コード)だ。hakase9029さんの続報はこうなった。
PINを3回ミスしたあとにPUKコードの入力を求められ、8桁を入力して解除できたそうだ。PUKコードは8桁の番号で、手元にあれば復旧できる。
全員が聞かれたわけではない
一方で、同じ27.2に上げても聞かれなかった人もいる。
ellefacia_mさんはiPhone 17 Proで、iOS 27.0.1から27.2に上げた。eSIMだがSIM PINは求められなかったという。「何か条件がある事に…」と書いている。
Appleの説明と並べると、その条件はSIM PINをオンにしているかどうかである可能性が高い。ただ、投稿者の端末の設定までは分からないので、オフなら絶対に聞かれないと言い切れる材料はまだ無い。
「SIM PINをオンにした覚えがない」という人もいそうだが、その理由はここでは確かめられていない。気になる人は、アップデート前に端末で確認しておくのが早い。設定の「モバイル通信」に「SIM PIN」の項目があり、オンかオフかをそこで見られる。
各社の初期PINとPUKの確認先
PINコードを初めて入れる場合は、通信事業者から支給されたデフォルトの番号を使う、とAppleは案内している。各社の初期値は、povoの案内ページにある一覧ではこうなっている。
qln3xさんが自分用メモとして各社の初期PINをまとめた投稿は、いいね約4,500と保存向きの伸び方をしている。「3回ミスするとロックがかかりPUKコード8桁が必要」「10回ミス→SIM再発行のみ」とも書いている。
ここで注意したいのは、初期PINが使えるのは変更していない場合だけという点だ。変えたことがあるなら別の番号になっている。Appleの注意のとおり、当て推量で試すのは避けたい。
PUKコードの確認先は、公式の案内ではこうなっている。
楽天モバイルのPUKは、楽天の公式ページで確認が取れていないので表には入れていない。povoの案内では、楽天モバイルはコミュニケーションセンター(チャットか電話)に契約者本人が問い合わせて確認する、とされている。
PUKの入力画面から出られなくなったら
auとソフトバンクの案内には、iPhoneで役立つ手順がある。SIMカードを抜く必要はなく、PUKコードの入力画面で[キャンセル]を選べば、端末は操作できる。auの案内では、そのあとWi-Fiにつないでマイページを開くよう書かれている。
つまり、モバイル回線が止まっていてもWi-Fiがあればその場でPUKを調べられる。
PUKを10回間違えると、解除できなくなる。ソフトバンクではSIMの交換になり、手数料は4,950円と案内されている。ドコモも完全にロックされると書いている。入力は落ち着いて、桁を確かめてからにしたい。
アップデート前にやっておくこと
まとめると、手順は3つだ。
- 設定の「モバイル通信」で、SIM PINがオンかを見る
- オンなら、PUKコードの確認先を先に開いて控えておく
- PINは当て推量で入れず、3回ミスの前に手を止める
アップデートで困るのは、PINを求められること自体より、PUKコードの場所が分からないまま詰まることだ。iOS27の共有アルバムがiCloud容量を消費する件もそうだが、OSを上げる前に条件を一度見ておくと、あとで慌てずに済む。
配信の日付と対象はAppleのセキュリティアップデートの一覧で、SIM PINの仕組みと切り替えはAppleのSIM PINの案内で確認できる。ドコモの手順はPINコードの案内ページ、auは台紙を紛失した場合のPUK確認方法にまとまっている。