十二国記×フェリシモのコラボグッズ全7点が受注開始、泰麒ぬいぐるみと楽俊の桃煮ティー 届くのは2027年
9月2日のお昼、Xの十二国記まわりが一気にざわつきました。フェリシモが小野不由美の小説「十二国記」とのコラボグッズを出し、同じ日の11時から予約の受注を始めたからです。
並んだのは全7点。泰麒のぬいぐるみ、楽俊が陽子に出した桃煮をイメージした缶入りの紅茶、慶の宝重「水禺刀」をかたどった手鏡と、原作の小道具がそのまま商品名になっています。
告知したのはフェリシモキャラクター情報局です。「慶・戴の物語から着想を得た、フェリシモでしか手に入らない全7アイテムを受注生産でお届けします。」と書かれています。
全7点は2,090円から9,680円まで
まず値段と中身から。税込価格はこうなっています。
| 商品 | 税込価格 |
|---|---|
| 「十二国記」 水禺刀イメージ手鏡 | 7,590円 |
| 「十二国記」 楽俊の播州織ストール | 9,350円 |
| 「十二国記」 楽俊の桃煮ティー | 2,915円 |
| 「十二国記」 幼少期の泰麒イメージ ダブルガーゼルームウェア | 9,680円 |
| 「十二国記」 ぽってり泰麒ぬいぐるみ | 4,730円 |
| 「十二国記」 使令マスコット〈什鈷・雀胡〉 | 4,290円 |
| 「十二国記」 騶虞のごはん瑪瑙イメージキャンディー | 2,090円 |
いちばん安いのが飴の2,090円、いちばん高いのがルームウェアの9,680円です。ルームウェアはトップスとボトムスの上下セットで、綿100%のダブルガーゼ。サイズ展開はM・L・LL・3Lの4つで、着用イメージのモデルは身長164cmでMサイズを着ています。
ぽってり泰麒ぬいぐるみは縦約19cm(耳を含む)、横約13.5cm、奥行き約11cm。ポリエステル100%で、洗濯はできません。使令マスコットは什鈷と雀胡の2個セットで、什鈷が縦約8.5cm、雀胡が縦約11cm。並べると什鈷のほうがひとまわり小さい構成です。
9,350円と2番目に高いストールは、大きさで納得する人もいそうです。縦約118cm、横約120cmでひざかけにもなる大判。兵庫県北播磨地区の「播州織」で織られていて、フェリシモは200年以上の歴史を持つ産地だと説明しています。深い臙脂色は盟友である景王陽子のイメージだそうです。
商品名がそのまま原作の場面になっている
このコラボが正面のグッズ告知で終わっていないのは、7点ぜんぶが原作の特定の場面から起こされているからです。
桃煮ティーは、『月の影 影の海』でネズミの姿の楽俊に助けられた陽子が、3日間眠ったあとに初めて口にした食事から来ています。特設ページには「酒に漬けた桃を、砂糖で煮たのだ。それなら食えるだろ?」という一節がそのまま載っています。テトラ型のティーバッグが20袋入りで、フレーバーは原作者の小野不由美にも試飲してもらったうえで決めたとのこと。缶は飲み終わったら小物入れに使える仕様です。
もっと攻めているのが騶虞(すうぐ)の瑪瑙キャンディーでした。幼い頃に『風の海 迷宮の岸』を読み、瑪瑙は「どんな味がするんだろう」と想いを馳せたプランナーが、京都の老舗の飴屋と一緒に企画したもの。群青・翠緑・朱赤の3色を職人が炊き上げていて、味は群青がいちじく、翠緑が桜、朱赤がきんかんです。見た目の色から味が想像できない組み合わせをわざと選んだ、と書かれています。こちらも小野不由美と絵師の山田章博が試食したうえでフレーバーが決まりました。原作で騶虞の罠に使う餌が瑪瑙で、「猫のマタタビと一緒です」と説明される場面が引かれています。「我々は騶虞だったのか」と笑っている人もいました。
水禺刀イメージの手鏡は、『月の影 影の海』に出てくる慶の宝重がモチーフ。中央には同じく慶の宝重「碧双珠」をイメージした翠玉色の石がはまり、赤いタッセルが付きます。レリーフは日本のアクセサリー原型師が彫った原型がもとで、真鍮古美メッキと墨汚し加工で古びた質感を出しているそうです。使令マスコットのほうは、山田章博が今回のために設定画を描き下ろしています。
原作のどこから取ったかで数えると、泰麒のぬいぐるみ・ルームウェア・使令・騶虞の飴が戴と『風の海 迷宮の岸』側、手鏡と楽俊の桃煮ティー・ストールの3点が慶と『月の影 影の海』側。7点中4点が戴に寄っていて、そこを数えているファンもいました。
いま頼んでも届くのは2027年の2月
ここがいちばん注意がいるところです。7点はすべて予約の受注生産で、いま買える先行販売ではありません。受注の締切は2026年10月5日(月)23時59分で、それ以降の注文は受け付けないと明記されています。申し込み内容の変更とキャンセルは締切の前日、10月4日23時59分まで。予約生産なので、不良品以外の返品もできません。
そして届くのは2027年1月下旬から2月下旬です。今日ポチっても、次に泰麒と会えるのは年をまたいだ冬。支払いは商品が届いてからの後払いで、クレジットカードを使うなら有効期限が2027年3月末まで残っているものを、という但し書きまで付いています。5か月待ちの受注生産らしい注意書きです。
「欲しい」と「これじゃない」が同じくらい流れた
反応は割れました。発表直後から「さっそくやらかしてきたぞ」「買わせていただきます」と申し込み報告が出た一方で、ラインナップに注文をつける声も並びました。
多かったのがルームウェアのサイズの話でした。展開がMからで、着用モデルが164cm。「155cmの私には大きすぎるな〜」「なんでS無いんです??」と、小柄な人が引っかかっています。ぬいぐるみについては「もうちょっと鹿要素欲しかったな。ほぼ馬やもん」という声。使令マスコットは逆に「いきなり使令マスコットは心を掴まれる」と評判がよく、什鈷と雀胡以外は出ないのかと聞く人もいました。
「あまり面白みがない……」「何か違う感で見送り」と冷めた人もいれば、「水禺刀の手鏡ほしい………ッ!!!!」と手鏡に全部持っていかれた人もいる。フェリシモの雑貨といえば推しぬいを謁見させる「御簾ポーチ」のような変化球で知られているぶん、今回の落ち着いたラインナップに拍子抜けした人もいたようです。
なお特設ページでは、LINEで友だち追加してキーワードを送ると限定壁紙が届く仕掛けも動いています。壁紙とキーワードは5期に分かれていて、第一弾は9月2日から9月6日まで、キーワードは「許す」。締切通知もここから来ます。
受注は10月5日で閉まって、そのあとは追加で買えません。手鏡か、ぬいぐるみか、飴か。1か月かけて悩む時間だけは十分にあります。