「カリアのアトリエ」の“むちむち”体型変化が実装へ、賛成は78.6%
2027年2月25日に出るガストの新作『カリアのアトリエ ~夜の王国と追憶の道標~』で、主人公カリアが食べたものによって体型まで変わるシステムが入る方向で動いている。9月16日に公開された公式開発者インタビューで、ディレクターの福井氏が実装に向けて大急ぎで作業を進めているとコメントしたと、電ファミニコゲーマーが17日に伝えた。
面白いのは、これがメーカーの思いつきではなく、発売の半年以上前にやったユーザーアンケートの結果を受けた動きだという点だ。
そもそもカリアは「あらゆるものを食べる」主人公
体型変化は、ゼロから足す機能というより、もともとの看板システムの延長にある。公式サイトのSystemページにはこう書かれている。
新主人公カリアは、“あらゆるものを食べる”。素材。料理。そして、調合品さえも。食べるたびに、見た目も、能力も変化していく。
錬金術で作った回復薬や爆弾まで口に入れる、というのが今作の主人公の設定。探索中はフィールド上の素材をその場で “つまみ食い” でき、公式いわく「つまみ食いによる、見た目・能力の変化は100種類以上!」。さらに、ストーリー進行や食事育成で解放される「スタイルチェンジ」が8種類以上ある。火属性の近接特化になるイグニススタイル、氷属性の魔法で遠距離から戦うマーメイドスタイルといった具合で、イグニスなら障害物を壊しながらダッシュ、マーメイドなら水上を走れるとフィールドでの使い道まで変わる。
つまり「食べる→変わる」はゲームの中心にすでに置いてある。そこに「体型も変わるのか?」という質問が飛んできた、という順番だ。
アンケートは全世界で34,392票、78.6%が「あった方がよい」
ガストブランドとしては初の発売前ユーザーアンケートが、7月24日から8月23日まで実施された。その中間結果が8月14日に公式Xで発表されている。
公開された集計は7月24日から8月4日までの分で、全世界の投票数は34,392件。体型変化についての回答はこうなっていた。
- あった方がよい 78.6%
- ない方がよい 9.9%
- どちらでもよい/気にしない 11.6%
発売前のゲームの、しかもシステムひとつについての意見募集に3万件超が集まるのがまず珍しい。ちなみに同じアンケートには「カリアに似合いそうなコスチューム」という質問もあって、1位がダークガーリーで14,762票、2位がゴシックロリータ風で13,865票、3位がV系で11,718票という結果が出ている。
日本語74%に対して、英語は91%
同じ画像には言語別の内訳も載っていて、「あった方がよい」と答えた割合がきれいに割れていた。日本語74%、英語91%、繁体字72%、簡体字59%。英語と簡体字で30ポイント以上の差がある。
電ファミニコゲーマーによると、インタビューでも海外プレイヤーからの反響の大きさが話題に出ていて、英語圏では90%近くが「絶対に入れて欲しい」と熱量のある回答を寄せ、特に北米の反応が熱烈だったという。日本のファンよりも海外のファンのほうが強く押した機能、ということになる。
賛成派が一番欲しかったのは「好きな体型で固定したい」
個人的に一番へえと思ったのはここ。「あった方がよい」と答えた人に対して、どういう仕様がいいかを聞いた内訳が公開されていて、最多は「変化後、好きな体型で固定」の62.2%だった。「食べた量に応じて変化」は32.1%、「どの仕様でもよい」が5.6%。
食べるたびに見た目が動くこと自体より、好みの見た目にしてからそこで止めたいという声のほうが倍近く多い。回復薬をがぶ飲みして戦うゲームで見た目が勝手に変わり続けると、育て終わったあとの姿が安定しない。着せ替えの延長として見ている人が多かった、と読むこともできそうだ。
発売は2027年2月25日
福井氏は、体型変化を入れても開発スケジュールに大きく影響を与えることはないとも語っている。発売の5か月以上前に仕様をひとつ足す判断で、しかもその根拠がユーザー投票というのは、なかなか見ない進み方だと思う。
アトリエシリーズでは、スマホ向けの『レスレリアーナのアトリエ』が11月25日でサービス終了することも決まっていて、ここからしばらくはカリアが本線になる。アンケートに答えた3万人は、発売日に自分の1票がどう形になったかを確かめることになる。