「テーブルゲームワールド」は4,980円、収録は40種類以上
『テーブルゲームワールド』は11月10日配信で、価格は4,980円。1人が持っていれば、ほとんどの収録作は「おすそわけ」で仲間と遊べる。
10月28日夜のIndie Worldで、任天堂の公式アカウント(@IndieWorldJP)がこう紹介した。「ボードゲームも、TRPGも、マーダーミステリーも。40種類以上のテーブルゲームがオンラインで楽しめる」。
ここで初めて分かったのが、配信日の2026年11月10日(火)と、「40種類以上」という公式の数字だ。同じ夜にストアで予約も始まり、価格も出た。
4,980円を作品数で割ると
価格が分かったのは今回が初めてだ。5月12日の発表を伝えたAUTOMATONの記事は「2026年11月発売予定」までで、9月の試遊会を伝えた記事にも価格は見当たらない。
4,980円を「40種類」で割ると、1作あたり約125円になる。9月の試遊会で報じられた47作品なら約106円だ。
もっとも、収録作の中身はばらばらなので、割り算はあくまで目安にしかならない。
別の物差しもある。紙のボードゲームの「遺失物統轄機構」は、1〜4人用の1本で、2027年2月発売予定の価格が4,510円だ。別の商品なので比べすぎは禁物だが、1本分の値段と、遊び場ごと買う値段の違いは見えてくる。
価格が出た夜、@hensin_heisei は「流石になかなかなお値段しますね…」と投稿している。
1本あれば皆で遊べるのか
@otaota_tomoryun は同じ夜に「テーブルゲームワールドって1人じゃできないのかな…?」と書いていた。気になっている人が多そうなので、材料を並べておく。
AUTOMATONの9月25日の記事によると、本作はおすそわけ通信に対応していて、ひとりがソフトを持っていれば、ほとんどの収録作をおすそわけできる。
オンラインでのおすそわけも可能とのことで、遠方の友達とも遊べる。gamebizの製品情報によると、オンラインは部屋コード制だ。
人数は、5月の記事が「最大で8人まで」と書いている。gamebizの製品情報では「1〜8人(タイトルにより異なる)」で、何人で遊べるかは作品ごとに違う。
注意したいのは「ほとんど」の部分だ。全部がおすそわけ対象とは書かれておらず、どれが対象外なのかは、手元の記事では確認できなかった。
つまり「1本で、8人全員が、全作品を遊べる」とは言えない。発売前の時点で言えるのは、ほとんどの収録作は1本でいける、というところまでだ。
収録作は将棋からTRPGまで
収録作は、AUTOMATONとgamebizの試遊記事に例が出ている。
- 将棋、リバーシ
- 『たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。』
- 『オジサンメッセージ』
- 『あのアレなヤバイ動物』
- 『命鯉』
- 『トントンリバーシ』
- 『はらぺこバハムート』
- クトゥルフ神話TRPGのシナリオ『悪霊の家』
ほかにも、マダミス作品の『ウェンディ、大人になって』などがあるという。ボードゲーム、TRPG、マダミスの3ジャンルが入っている、という公式の紹介と合う。
数字には食い違いがある。公式の投稿は「40種類以上」で、9月の報道は「47作品」だ。数え方の違いなのか、その後に変わったのかは、記事からは分からない。
上はNintendo公式チャンネルが公開したIndie World向けの紹介映像で、実際の盤面と操作画面を見られる。
なお、報道では『テーブルゲーム・ワールド』と中黒を入れた表記もある。Indie Worldの公式の表記は、中黒のない『テーブルゲームワールド』だ。
進行は自動ではない
買う前に知っておきたいのが、ゲームの進め方だ。AUTOMATONの試遊記事によると、本作にはゲームを積極的に進行させる仕組みが基本的にない。
部屋の中で読める「遊び方」を見ながら、プレイヤーが自分たちで進める。コマは好きなところに動かせるし、将棋盤でチェスを遊ぶこともできる。箱から出したばかりのアナログゲームに近い、という説明だ。
gamebizのインタビューでも、開発側は勝敗判定やターン処理をプログラムで自動化していないと語っている。同じ記事の試遊では、リバーシ系の『トントンリバーシ』で石を挟んでも自動では裏返らず、裏返す動作をコントローラーで自分でやる作りだった。
『悪霊の家』は、キーパー(GM役)がいなくても遊べるとAUTOMATONは書いている。
開発はグランディングが担当している。gamebizによると、ココフォリアから開発を依頼したそうだ。
発売を告げる投稿
同じ夜、発売を知らせる投稿をした@ccfolier(表示名は鳥頭めう)もいた。
投稿には「既に秋ゲムマで先行で体験してもらった方もいると思いますが」とある。ゲームマーケットで先に触れた人がいる、という意味だ。
「色んな人達の協力があって実現したソフトです」とも書いている。gamebizのインタビューでは、収録作は基本的に他社の人気作品を移植したものだと説明されていた。
gamebizによれば、今後はゲームマーケットに合わせて新作の追加や大きなアップデートをしていく予定だ。発売時点の40種類以上が、そのあとどう増えるかも見どころになる。
配信まであと12日。価格が高いか安いかは、遊ぶ人数と、おすそわけの対象になる作品が何かで変わりそうだ。公式の紹介ページとココフォリアの公式サイトも見ておくといい。