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「遺失物統轄機構」は架空のゲーム、ボードゲーム版は4,510円

「遺失物統轄機構」は、ゲームとしては存在しない。イラストレーターのほし氏が描いた架空のゲームで、2027年2月18日にボードゲームとして実物になる。

10月26日13時、KADOKAWAがボードゲーム化と発売日を発表した。13時4分には、原作者のほし氏本人もXで告知している。

ツイートの書き出しは「架空のゲームイラストシリーズ『遺失物統轄機構』がボードゲームになります。」だ。そのあとに「入るたびに姿を変える異常なダンジョンを探索する、1人~4人用ゲームです。」と続く。

もとは画集の中の架空のゲーム

ほし氏はSNSで、架空のオリジナルゲーム「遺失物統轄機構」のイラストを投稿して人気になった人だ。ゲーム画面のようなイラストだけが先にあって、遊べるゲーム本体はどこにもなかった。

そのイラストをまとめた画集『遺失物統轄機構』は、2025年2月4日にKADOKAWAから出ている。B5変形判で144ページ、価格は2,860円だ。

今回のボードゲームは、KADOKAWAのリリースによると「その世界観を原点に」作られた。画集の中にしかなかったゲームが、ここで初めて手に持てる形になる。

1〜4人で潜るダンジョン探索

商品名は「遺失物統轄機構 ボードゲーム ルーム・アフター・ルーム」で、プレイ人数は1人から4人。目的は、ランダムに生成されるダンジョンを探索して、いちばん奥のボスを倒すことだ。

遺失物との戦闘や部屋の探索で経験値と装備を集めて、自分を強くしていく。駆け引きの例として、リリースには次の2つが挙がっている。

  • 深層へ進んで強力な敵(遺失物)に挑み、一発逆転を狙う
  • すでに安全が確保された部屋を巡り、着実にアドバンテージを稼ぐ

公式の紹介文は、奥へ進むほど「人間性」が保てなくなるので十分気をつけて、と注意している。ゲームデザイナーの上杉氏は、自身のXでこう説明した。

「ランダムなダンジョンを探索しながら戦闘して調査して強化してまた探索するローグライトボードゲームです。」とのこと。毎回マップが変わる作りなので、1人用でも何度か潜れそうだ。

アクスタと限定セットの値段

予約はKADOKAWA公式通販のカドストで受け付けている。ほかの店での予約開始時期は、各店舗の販売サイトで確認してほしいとのことだ。

カドストでは、描き下ろしのアクリルスタンドも受注している。キャラは名無、白石怜、犬上日乃梨、ニコの4種で、各990円。ゲームの駒としても使える。

  • アクスタのコレクション 3,850円
  • カドスト限定版のアクスタセット(ボードゲーム付き) 8,360円

アクスタの受注は2026年11月18日(水)までだ。ボードゲームもアクスタもまだ発売前なので、手元に届くのは2027年になる。

商品ページはカドストの限定版セットとAmazonにある。

アノマリスのコラボ特典との違い

検索では「遺失物統轄機構 steam」と打つ人もいる。Steamに関わってくるのはボードゲーム版ではなく、フリューの新作『アノマリス/ANOMALITH』のほうだ。

アノマリスのリリースによると、発売日は2026年10月29日で、対応機種はPS5、Nintendo Switch 2、Steamになる。昭和レトロの日本を舞台に、リミナルスペースを思わせる特殊空間「異界」を調査するサバイバルTPSだ。リミナルスペースといえば、ネット怪談のバックルームズが有名だろう。

このアノマリスに「遺失物統轄機構」コラボセットが予約特典として用意されている。中身はコラボミッション、コラボ衣装セット、探索機スキン「T-6407J」、消費アイテム「開発素材セット」の4つだ。

つまりSteamで見かける可能性があるのは、あくまでコラボ特典だ。「遺失物統轄機構」というゲーム自体が配信されているわけではない。

ただ、Steam版に特典が付くのかどうかまでは、リリースの文面から確認できなかった。買う前に公式の案内を見ておくと安心だ。

発売までの流れ

画集の発売から、ボードゲームの発表までを並べると次のようになる。

  • 2025年2月4日 画集『遺失物統轄機構』が発売
  • 2026年5月22日 フリューがアノマリスを発表し、コラボ予約特典も明らかに
  • 2026年10月26日 KADOKAWAがボードゲーム化を発表
  • 2026年10月29日 アノマリスが発売予定
  • 2027年2月18日 ボードゲーム版が発売予定

ボードゲームの設計を手がける上杉氏は、『ボルカルス』『ペーパーテイルズ』『ダンジョンオブマンダムVIII』などを作ってきた人だ。ゴールデンボックス賞の運営も務めている。

イラストの世界観に、ボードゲームのデザイナーが仕組みをつける形になる。画集のイラストから想像していた「入るたびに変わるダンジョン」を、カードとダイスで再現する試みだ。

存在しないものを、本当に遊べる形にする話は架空のチケット戦争「TICKET WARS」でも書いた。ボードゲーム化の話題なら、ポケモンの「お前、もしかしてロケット団?」も近い時期の発表だった。

架空のゲームだったものが、4,510円で箱に入って届く。画集を持っている人も、イラストだけ見ていた人も、2027年2月18日に実物を手に取れる。

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