金ロー『ゴジラ-1.0』の前週はALWAYS、山崎版ゴジラの原点は『続』
金曜ロードショーで『ゴジラ-1.0』が本編ノーカットで放送される。10月30日のよる9時だ。
その前の週、10月23日には『ALWAYS 三丁目の夕日』が入る。どちらも山崎貴監督の作品で、11月3日公開の新作『ゴジラ-0.0』の公開記念という2週連続の企画になっている。
発表は10月2日の朝6時、金ローの公式Xから出た。投稿では『ALWAYS』に「人情あふれる群像ドラマ」、『ゴジラ-1.0』に「前作を本編ノーカット放送」と添えられている。
放送日と作品
並べるとこうなる。
『ゴジラ-1.0』は2023年11月3日公開で、第96回アカデミー賞で視覚効果賞を取った。邦画としてもアジア映画としても初めての受賞だった。
『ALWAYS 三丁目の夕日』は2005年の公開で、昭和33年の東京の下町が舞台になっている。第29回日本アカデミー賞では13部門にノミネートされ、12部門で最優秀賞を取った。
怪獣映画と人情ドラマ、なぜ並ぶ
ゴジラの前座に昭和の人情ドラマ。ぱっと見ると「同じ監督だから」以上のつながりは無さそうに見える。
ところが山崎監督とゴジラの縁は、この『ALWAYS』シリーズから始まっている。
先に言っておくと、10月23日に放送される第1作にゴジラは出てこない。ゴジラが出るのは2007年11月3日公開の続編『ALWAYS 続・三丁目の夕日』のほうだ。
『続』の冒頭で東京タワーが焼かれた
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』は、映画が始まってすぐにゴジラが現れ、東京タワーを熱線で壊す。これが山崎監督が初めて撮ったゴジラになる。
公開まではごく一部の関係者しか知らないサプライズだったと、ASCII.jpの2007年のインタビューが伝えている。
同じインタビューで、山崎監督はモデルが金子修介監督の『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001年)のゴジラだったことも明かしている。いわゆる“白目”のゴジラだ。そこに初代を意識した耳を付けるなどして、本人いわく「ハイブリッドなゴジラ」に仕上げた。白目を選んだ理由はこう話していた。
僕が白目のゴジラが好きだったのと、怖いゴジラにしたいと思ったので。
2007年の時点で「昭和でなければ」
もっと効いてくるのが、なぜオープニングにゴジラを出したのかと聞かれたときの答えだ。
昭和がポイントでした。昭和でなければゴジラは出せないと思っていて、以前、もし自分がゴジラを作るとしたらと考えたことがあって、それには昭和は切り離せないと考えたんです。
その16年後に撮った『ゴジラ-1.0』の舞台は、1945年(昭和20年)から1947年(昭和22年)だ。2007年に話していた、自分がゴジラを作るなら昭和は切り離せないという考えを、そのままやったことになる。
『ALWAYS 続』と『ゴジラ-1.0』、そして新作の『ゴジラ-0.0』は、公開日がそろって11月3日でもある。
前回の金ローでは新作発表があった
『ゴジラ-1.0』の地上波放送は今回が2回目になる。初回は2024年11月1日の金曜ロードショーで、関東の平均世帯視聴率は10.1%だった。
この初回放送には続きがあった。エンディングで、ゴジラの新作映画の製作決定がいきなり発表されたのだ。ORICONは当日の記事でこう伝えている。
『ゴジラ』の新作映画が製作されることが決定した。本日1日に日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送された映画『ゴジラ-1.0』のエンディングにて発表され、告知映像が公開。
監督・脚本・VFXは山崎監督の続投で、その新作が今回の『ゴジラ-0.0』にあたる。金ローで製作が発表された新作の公開直前に、また金ローで前作を流す流れになっている。
前回はエンディングまで見た人だけが新作発表に立ち会えた。今回も最後まで何か仕込まれていないか、つい期待したくなる。
新作『ゴジラ-0.0』の予習に
『ゴジラ-0.0』は『ゴジラ-1.0』の2年後を描く続編で、新キャストの解禁や制作の裏側も少しずつ出てきている。
公開は11月3日(火・祝)。詳しくは映画『ゴジラ-0.0』公式サイトにある。
10月30日に前作を見て、その4日後に映画館で続きを見る日程が組める。『ALWAYS』の第1作を見てゴジラの出番が気になった人は、続編のオープニングも探してみてほしい。