麻辣湯のパンダかまぼこが盛り付けで玉乗り、「サーカス団子」の中身は魚卵
麻辣湯は、並んだ具材を自分でボウルに取って店員さんに渡し、スープで煮てもらう食べ物です。何をどこに置くかはこっちで決められません。ところが返ってきたボウルの中で、パンダが団子の上に乗って芸を披露していたら、写真を撮るしかないですよね。
パンダを入れて渡したら、団子の上に乗って返ってきた
2026年9月21日の夕方、猫野(@nekono___tama)さんが麻辣湯の写真を1枚投稿しました。本文は、パンダのかまぼこを入れて渡したら盛り付けがサーカスになっていて神、という短いものです。翌22日の夜にはいいねが19万5千を超えていました。
写真を見ると、言いたいことはすぐわかります。赤いスープと春雨の上で、白黒のパンダのかまぼこがちょこんと座っていて、そのすぐ下にオレンジと白のしましまの丸い団子があります。パンダが大玉に乗っているようにしか見えません。横には節のある緑の長い具が1本まっすぐ立っていて、これが竹っぽい。パンダの隣に竹を置く気づかいまであるように見えます。
もちろん店員さんが狙ってやったのかどうかはわかりません。煮えた具をすくって器に移したら、たまたまこうなった可能性も普通にあります。ただ、偶然だとしたらそれはそれで奇跡的な配置です。
店は阪急三番街の「麻辣燙 絆」
どこの店なのかは、猫野さんが自分でリプに書いています。阪急三番街の「絆」だそうです。レビューはあまり高くないし、スープにもっと旨味があるといいなと思った、と正直な感想も添えつつ、アクセスがよくて店員さんも気さく、パンダが食べたいならここ、と締めていました。
阪急三番街の公式サイトによると、正式な店名は「麻辣燙 絆(マーラータン キズナ)」。南館の地下2階にあって、紹介文には焼肉屋が手がける本格的な麻辣燙の店とあります。梅田のど真ん中なので、たしかに寄りやすい場所です。
しましまの「サーカス団子」、中身は魚卵
写真を見て、パンダより気になった人もいるはずです。あのオレンジと白のしましまの団子です。麻辣湯の具材コーナーでよく見かけるのに、名前が書いていなかったりして、ネットでは見た目から「サーカス団子」と呼ばれています。
正体は、中国語で「魚包蛋(ユーバオダン)」と呼ばれる具です。麻辣湯の具材を解説しているmalatang.tokyoでは、魚包蛋を「魚で蛋(たまご)を包んだもの」と説明していて、魚やイカのすり身の中に小さい魚卵が入っているものが一般的だそうです。楊國福麻辣湯ではオレンジと白の練り物として並んでいる、とも書かれています。つまりサーカス団子は、すり身の団子の中に魚卵が詰まっている具です。
外から見るとただのしましまの練り物なのに、割ると中から魚卵が出てくる。見た目がサーカスで中身にもう一段仕掛けがあるのは、ちょっと出来すぎな気もします。
パンダの具の正式名はお店ごとにまちまち
主役のパンダのほうは、ちょっと事情がややこしいです。食べに行った側の投稿を見ると、呼び方が統一されていません。9月21日に楊国福麻辣湯の東京立川店へ行ったビックカメラ立川店のアカウントは「パンダトック」と書いていて、別の人は「パンダブンモジャ」と呼んでいます。どちらも食べた側の呼び方で、商品としての正式名や原材料までは確認できませんでした。見た目は白黒のかまぼこ風の練り物です。
同じパンダを入れた人の写真も、盛り付けで顔ぶれが変わります。こちらはパンダが同じしましま団子と並び、紫色のパンダまで一緒に入っていて、本人は「玉乗りパンダ」と「調教師」みたいだと書いていました。
ほかにも、パンダを入れたはずなのに器に見当たらず、探し回っていたら後から届いたという人もいました。好物の筍を多めに入れていたそうで、パンダに寄せた具選びなのかもしれません。
麻辣湯の具は自分で選べるぶん、何を組み合わせるかで器の中の絵が毎回変わります。家で作るブームや、部屋の配色が麻辣湯っぽいと話題になった件も含め、麻辣湯まわりのネタはおうち麻辣湯のブームや「麻辣湯部屋」と名付けられた一人暮らしの部屋でも書いています。
パンダとサーカス団子は並べて取ると絵になる
猫野さんの1枚がここまで伸びたのは、パンダ単体ではなく、しましま団子と竹っぽい具がセットで1つの画面に収まったからだと思います。パンダを入れるなら、サーカス団子も一緒にトングで取っておくと、ボウルの中で玉乗りが始まるかもしれません。どこに置かれるかは店員さん次第なので、そこはガチャです。梅田に寄ったら、パンダを探してみてください。