レッサーパンダ「風太」が23歳に。“立ち姿”で一世を風靡したあの子が、存命で世界最高齢の長寿に
いまから20年ほど前、二本足でまっすぐ立ち上がるその姿がテレビや新聞をにぎわせ、日本中を和ませたレッサーパンダがいました。千葉市動物公園の「風太(ふうた)」です。そんな“立ち姿の風太”が、2026年7月5日に23歳の誕生日を迎えました。
人間なら100歳超え、存命では世界最高齢
千葉市動物公園の発表によると、風太は2003年に静岡市立日本平動物園で生まれ、2004年に千葉市動物公園へやってきました。そして翌2005年、ひょいと二本足で立ち上がる姿が「立ち姿レッサーパンダ」として大きな話題となり、一躍スターに。あれから20年あまり、今も元気に暮らしているというのですから驚きです。
レッサーパンダの寿命は飼育下でもおおむね10〜15年ほどとされ、23歳は人間に換算すると100歳を優に超える計算。存命のレッサーパンダとしては世界最高齢とされ、国内の歴代最高齢記録である24歳まで、いよいよあと1年というところまで来ています。長生きの秘訣が気になるところですが、まずはこの節目を無事に迎えられたこと自体が、ファンにとって何よりの朗報でした。
好物のサツマイモとササで特製バースデーケーキ
7月5日の誕生会では、飼育員さんお手製の特製ケーキが登場。材料は、風太の好物であるふかしたサツマイモやササの葉です。当初は展示の予定がなかったものの、当日は涼しい天気に恵まれ、来園した人たちにもその姿を少し披露できたのだそう。
千葉市動物公園の公式アカウントは「本日は風太の23歳の誕生会にご参加頂き、そしてたくさんのお祝いメッセージ、ありがとうございました!」「また来年24歳の誕生日を迎えられることを願っております!」と投稿。リプライには「おめでとう」「長生きしてね」「立ち姿ブームのころ会いに行ったなあ」と、当時を懐かしむ声も含め、たくさんの祝福が寄せられました。
かつて日本中を立ち上がって沸かせたスターが、いまはゆったりと余生を重ねながら、記録にも挑み続けている。ニュースの世代交代が早い時代に、20年越しで元気な姿を見せてくれる風太の存在は、それだけでちょっと胸が温かくなります。目指すは国内最高齢の24歳。来年もまた、あの穏やかな顔でおめでとうを言えますように。