「ミニチュア刀剣コレクション14」、山姥切国広と本歌の本作長義が同じ弾に
「ミニチュア刀剣コレクション14」の中身が公開された。全5種で、発売は2027年3月の予定だ。
出したのはカプセルトイメーカーのJドリームで、11月2日の12時に公式Xが告知した。
全5種は大典太から後家兼光まで
投稿の添付画像に並んでいたのは、この5振りだ。
- 大典太光世
- 山姥切国広
- へし切長谷部
- 本作長義
- 後家兼光
投稿の文章では「刀身を抜刀できるギミック付き」とうたっていて、全種に専用の台座が付く。画像には鍔の形が2種類あること、根付が付くこと、先端は丸くなっていて安全なことも書かれていた。
大きさは約57mm。手のひらに乗る刀で、台座に立てて飾れる。
山姥切国広と本作長義が並んだ
今回いちばん目を引くのは、山姥切国広と本作長義が同じ弾に入っていることだ。
山姥切国広は、南北朝時代の備前の刀工、長義が作った「本作長義」を手本に、堀川国広が作った刀とされる。手本にした元の刀を「本歌」、それを写して作った刀を「写し」と呼ぶ。つまり本作長義が本歌で、山姥切国広が写しだ。
本作長義は名古屋市の徳川美術館が所蔵している。刀には62文字の長い銘が刻まれていて、これは長義本人ではなく、1590年に堀川国広が切り付けたものだ。写しを作った刀工が、本歌に自分の名前と経緯を刻んでいる。
公式はこの2振りを並べた理由を書いていない。同じ弾に入っている、という事実までしか言えない。
残る3振りは国宝と美術館の所蔵品
大典太光世は国宝で、天下五剣の一振りだ。前田育徳会が所蔵している。天下五剣については、モンストの記事「天下五剣」が獣神化・改、元ネタの刀は国宝が3本でも触れた。
へし切長谷部も国宝で、福岡市博物館が収蔵している。
後家兼光は静嘉堂文庫美術館の所蔵だ。名前の由来が変わっていて、直江兼続の正妻お船の方が、夫と死別して後家になったときに主君の上杉家へ献上したことによる。指定区分は、ここでは確認できていない。
まとめると、5振りのうち国宝が2振り、重要文化財が2振りで、どれも実在する名刀だ。
ゲームの名前でも知られる5振り
山姥切国広や大典太光世、へし切長谷部といえば、ゲーム『刀剣乱舞』のキャラクターとして名前を知った人も多いと思う。ゲームのグッズでも、山姥切国広はめじるしアクセサリーの雨合羽版に入っていた。
ただ、今回の告知の投稿と画像には、作品名もコラボの表記も見当たらない。ゲームの商品として出るかどうかは、ここからは分からない。書いてあるのは、実在の刀を約57mmにした5種、というところまでだ。
国宝の刀とゲームがつながった例なら、国宝の稲葉江を所蔵する美術館とのコラボもあった。くわしくは国宝「稲葉江」が刀剣乱舞とコラボにまとめてある。
値段と売り場はこれから
告知には、1回の値段が書かれていない。どこの店に並ぶかも出ていない。
分かっているのは、2027年3月発売の予定ということと、中身が全5種ということだ。山姥切国広と本作長義が同じ弾に入っているので、写しと本歌をそろえたい人は、何回まわせば両方出るかが気になるところだろう。
Jドリームのガチャは、ほかにもウェーブくんのぬいぐるみマスコットがある。「ウェーブくん」ガチャの記事も読んでみて。
値段や販売店は、Jドリーム公式Xの続報を待つことになる。
5振りそれぞれの詳しい来歴は、Wikipediaの山姥切国広、本作長義、大典太、へし切長谷部、後家兼光の各ページで読める。