「無職転生」日記編の元ネタは原作小説15巻とWeb版155話
アニメ『無職転生Ⅲ』の第13話「日記」が9月20日の深夜に放送された。その翌日の夜、9月21日の19時6分にアニメ公式Xが出したのが、原作小説版の「日記」を公式サイトでまるごと読めるようにしたという告知だ。いいねは取得時点で4万3千を超えている。
告知の締めは「ぜひ、心して、お読みください。」。公式が読む前に覚悟を求めてくるのはなかなか無い。13話を見て「日記編ってどこまで原作で読めるの?」「原作だと何巻?」と検索した人向けに、どこに当たる話なのかを整理しておく。
13話で老ルーデウスが遺していったもの
13話の中身は公式のあらすじの範囲で書いておく。ルーデウスの前に現れた老人は、未来から来たという自分自身だった。老ルーデウスは「ナナホシに相談しろ。エリスに手紙を送れ。ヒトガミを疑い、敵対はするな」という言葉と、未来から持ってきた日記帳を遺して、その場で息を引き取る。
ルーデウスが開いた日記帳には、ロキシーの死から始まる、これから自分が歩むはずの半生が書かれていた。公式Xの言い方を借りると、13話で描かれたのは「老ルーデウスの辿ってきた道筋」。その元になった日記の文章を、原作から丸ごと出してきたのが今回の特別公開だ。
上はTOHO animation チャンネルが出していた13話「日記」の次回予告。本編を見逃した人は、配信で追いかける前にここで空気だけつかんでおける。
公式サイトで読める「日記」は原作小説の15巻
特別公開のページタイトルは老ルーデウスの「日記」。公式サイトの説明は「第3期第13話「日記」放送を受けて、原作小説第15巻に収録されている「日記」のパートを特別公開。」となっている。中身はページ送り式で、00から21までの22ページ分ある。
公開ページを見た限り、いつまで読めるかは書かれていなかった。期間限定とも無期限とも言っていないので、気になっている人は早めに開いておくのが無難だ。
Web版なら155話と156話、前の話は12話と同じ題
原作の『無職転生 - 異世界行ったら本気だす -』は、理不尽な孫の手さんが「小説家になろう」で連載したWeb小説が出発点で、それをMFブックスが書籍化している。Web版は今も無料で読める。
日記に当たるのは、第16章「青年期 人神編」の中にある次の2話だ。
ちょっと面白いのが直前の話で、Web版の第百五十四話の題は「終わりと始まり」。アニメ3期の第12話とまったく同じサブタイトルになっている。12話「終わりと始まり」から13話「日記」へ、Web版の話の並びどおりに進んだわけだ。URLの末尾の数字(169、170)と話数がずれているのは、Web版の目次にプロローグや「間話」のような話数の付かない回が挟まっているため。リンク先で題を確かめれば迷わない。
ついでに言うと、Web版で日記の後に続くのは第百五十七話「覚悟」、第百五十八話「ナナホシの仮説」、第百五十九話「手紙、届く」。題だけでも、老ルーデウスの言い残した「ナナホシに相談しろ」「エリスに手紙を送れ」がそのまま話の軸になっていくのが分かる。アニメの続きが待てない人はこのあたりから先に読める。
「日記編」は公式の呼び名ではない
検索すると「無職転生 日記編」という言い方がよく出てくるが、Web版の目次を見ても「日記編」という章は無い。この話が入っているのは「青年期 人神編」で、日記編はファンが13話前後のエピソードをまとめて呼ぶときの通称と考えていい。「日記編 何巻」で探して見つからなかった人は、15巻か「人神編」で当たると早い。
『無職転生Ⅲ』は毎週日曜深夜0時からTOKYO MX、BS11ほかで放送中で、ABEMA、dアニメストア、ディズニープラスほかでも配信されている。13話のあらすじと先行カットはザテレビジョンの記事にまとまっている。
ロキシーの名前があらすじに出てきた時点で、覚悟して読めという公式の念押しの意味は分かる人には分かると思う。13話で止まっている人は、公式の22ページから読むのがいちばん近道だ。