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「出身地、当てます」の「関ケ原の住人」の正体は東西の判定不能

「関ケ原の住人」は、東日本である確率が38〜62%のあいだで、東西を決めきれなかった時の判定です。

ブラウザゲーム「出身地、当てます」の結果で、10月28日の午前からこの表示が目につくようになりました。ゲームは10月27日の公開で、28日昼にはYahoo!リアルタイム検索のトレンドにも入っています。

「出身地、当てます」はどんなゲーム

作ったのは、個人でゲームを運営しているN.K. Worksです。ブラウザで遊べる無料ゲームが35本並ぶサイトで、27日に新しく加わったのがこれでした。

ゲームの説明ページには、こう書かれています。

「肉じゃがの肉は、牛?豚?」「お雑煮のお餅は、四角?丸?」。こうした2択の質問に答えていくと、あなたの出身地を当てるゲームです。

質問は全部で214問。1回あたり10問から、長くて35問ほどで、所要時間は約2〜6分です。

公開した27日の夜には、開発者とみられるアカウントが紹介動画を出していました。

投稿は27日の21時07分で、#個人開発 #ブラウザゲーム のタグ付き。サイトとアカウントを結ぶリンクは見つからなかったので、開発者本人とは言い切れません。動画のタイトル表示は、旧題の「出身県、当てます」のままです。

当たると「純度100%」

結果の出方は、おもに3つです。当たれば「純度100%の〇〇県民」、外れたら「心は〇〇県民」。

そして、答えが東と西にまっぷたつに分かれた人は、めずらしい「関ケ原の住人」になります。

当たった例として流れてきたのが、栃木県民の報告です。@wagahaida_L さんが28日の10時すぎに投稿しました。

10問で当てられて「純度100%の栃木県民」。この答えの組み合わせは約540人に1人だそうです。いいねは約3,800、リプライは130件ほどついていました。

ここで分かるのは、結果の画面に「この答えの組み合わせは約何人に1人」という数字が出ることです。自分の結果をシェアしたくなる作りになっています。

関ケ原の住人になる条件

では、どこからが「関ケ原の住人」なのか。ゲーム側のプログラムを見ると、条件ははっきり書かれていました。

ゲームは回答のたびに、47都道府県それぞれの確率を更新していきます。10問で最有力の県が95%に届かないと、延長戦です。

質問が終わった時点で、東日本である確率が38%から62%の間なら「関ケ原の住人」です。最有力の県が95%を超えればそこで終わるので、実際には延長戦でも決めきれなかった人や、途中で「もう当てて!」を押した人が行き着きます。

ピンはいちばん近い県に落ち、結果画面にも「いちばん近いのは〇〇県」と添えられます。それが合っていれば「出身地は当たり!」とも出ます。県を外した扱いではなく、県とは別に東西の判定がつかなかった、という表示です。

35問の延長戦をやりきった例が、@hk_shino さんの投稿です。

「2択35問(延長戦あり)」の末に「関ケ原の住人」。答えの組み合わせは約4.2万人に1人と出ています。ここで分かるのは、35問という数字が延長戦の上限そのものだということです。上限まで粘られても、決まらなかった人がいます。

28日昼の #出身地当てます には、同じように35問前後の延長戦から関ケ原に行き着いた報告が目立ちました。

日本の外に出ると

もうひとつ、結果画像のフォーマットで遊んだ投稿もあります。

@tetora_nemui98 さんの「純度100%のキンタマーニ出身」は、画像の下に「※パロディ画像」と書かれた自作のネタです。ゲームが海外の地名を出すことはなく、シェア用の文面の形を借りて「延長戦で出国」と遊んでいます。

実際のゲームでは、ピンが落ちた県に「ちがう」と答えると本当の都道府県をえらぶ画面になり、そこに「日本以外」のボタンがあります。選ぶと結果は「日本以外で育ったあなたは…」で始まり、「心は〇〇県民」と出ます。説明ページによると、この回の答えは次の人の判定に使う集計には入りません。

72問から214問まで

開発日記を読むと、いまの形になるまでの経過が分かります。

  • 最初は72問で、10問で当たるのは半分くらい
  • その県の人ならほとんどが「はい」と言える決め手の質問を70問足して、7割超
  • 紛らわしい県の組み合わせに50問足して192問
  • 延長戦を入れて、8割5分ほど

決め手の質問には、群馬の「上毛かるた」、長野の県歌「信濃の国」、滋賀の小学5年生が乗る学習船「うみのこ」、鹿児島の火山灰を集める袋などが挙がっています。

この数字は、資料の見積もりどおりに答えるプログラムで試した結果です。日記も「実際の人の答えは、少しずつちがうはずです。」と断っています。

日記と今のゲームでは、数字が少し違います。日記の時点では延長戦は最大15問、質問は192問でした。いまは延長戦が最大25問、質問が214問です。

地元テレビ局の質問は「ずるい」ので出さない、という方針も今のプログラムに書き込まれています。日記の時点では、延長戦だけで出していました。

まだ苦手な県と集計

日記には、まだ苦手な県も書かれています。

岐阜は愛知と、島根は鳥取と、まだよくまちがえます。

答えは「だれのものか分からない形」で集計され、次の人の判定に使われます。ただし使うのは1台につき最初の1回だけです。同じ端末で何度遊んでも、集計に入るのは最初の1回です。

遊ぶ側としては、1回目に素直に答えたほうが、ゲームの精度に貢献できるということです。

あわせて読みたい

地域差や個人開発ゲームの話は、ほかにもあります。

自分が関ケ原の住人になるかどうかは、ゲーム本体で2〜6分あれば分かります。肉じゃがの肉もお雑煮の餅も、地元の当たり前が意外と試されます。

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