「ポリティカルパン」主題歌が配信開始、「娑婆堕罵」の読み方は“しゃばだば”
ドラマ「ポリティカルパン」の主題歌は、RADWIMPSの「娑婆堕罵」です。読みは“しゃばだば”で、10月28日0時にサブスクで配信が始まりました。
ドラマを見ていて「あの曲、何て名前?どこで聴ける?」となった人向けに、曲名の読みと意味、本人たちのコメントをまとめておきます。
0時にサブスクで配信が始まった
配信日が決まったのは10月26日です。RADWIMPSの公式サイトが、10月28日(水)0時からのデジタルリリースと、ジャケットビジュアルを発表しました。
当日の0時台には、公式Xが配信開始を知らせる投稿を出しています。
この投稿でわかるのは、配信が始まったことと、曲名の英題が「Shabadaba」だということです。確認した時点で、いいねは2千を超えていました。
公式サイトの配信開始のお知らせにも、Apple Music、Spotifyほか各種サブスクと主要音楽サイトで配信スタート、と書いてあります。
曲名の読みは「しゃばだば」
漢字だけだと読み方が決まらない曲名ですが、9月30日のオリコンニュースの記事で読みはしゃばだばと案内されていました。リンク先は秋田魁新報のサイトに転載されたものです。
英題は「Shabadaba」で、ローマ字にすると読みがそのまま出ます。
ちなみに「堕罵」の部分の意味は、確認できた公式の告知とコメントには説明がありませんでした。ここから先は、読みが確定している「娑婆」の話です。
「娑婆」は仏教の言葉
辞書でどう載っているか、デジタル大辞泉を引いてみます。
しゃば【×娑婆】《(梵)sahāの音写。忍土・堪忍土などと訳す》 1 仏語。釈迦が衆生(しゅじょう)を救い教化する、この世界。煩悩(ぼんのう)や苦しみの多いこの世。現世。娑婆世界。 2 刑務所・兵営などにいる人たちが、外の自由な世界をさしていう語。
元はサンスクリット語の音写で、苦しみの多い現世のことを指します。そこから、刑務所や兵営にいる人が「外の世界」を呼ぶ言い方にもなりました。
若者言葉の「シャバい」も、語源の説のひとつにこの「娑婆」が挙がっています。ただ、曲名との関係は公式には何も語られていないので、ここでは別の話として置いておきます。
脚本の野木さんは「忍土」と並べた
辞書の「忍土」という訳語は、脚本の野木亜紀子さんのコメントにそのまま出てきます。ドラマ公式サイトの主題歌発表のお知らせで、「尖った曲」を頼んだら想像の三倍尖った曲が届いた、と書いたあとにこう続けています。
娑婆(しゃば)は浄土なのか忍土なのか、飼われているのか飼い慣らされているのか。皮肉に満ち溢(あふ)れながらも愛が滲(にじ)む楽曲で、これ以上ぴったりな主題歌はありません。ありがとうございました!
清らかな世界を指す「浄土」と、耐え忍ぶ世界という意味の「忍土」。その二択で「娑婆」を問う書き方になっています。
ドラマの題材について、公式の説明を短くまとめると次のとおりです。政界の金に目をつけた女ルパン(石原さとみさん)が、架空の国を舞台にそのお金を奪う怪盗エンターテインメントで、脚本は野木さんが担当しています。
野田さんは「売れそうにない」と書いた
曲を作ったRADWIMPSのコメントも、同じお知らせに載っています。野田洋次郎さんの締めの部分が、かなり強気です。
晴れて今期(もしかしたら今年)のドラマ主題歌の中で群を抜いて売れそうにない曲ができあがりました。僕達のキャリアの中でも胸を張ってカッコいい曲ができたので是非ドラマと共に楽しんでいただけたら幸いです。
売れ線は狙っていないけれど、出来には胸を張っている、という言い方です。その手前には経緯が書かれています。
主題歌に対してもプロデューサーの北野さん、脚本の野木さんから“既存のドラマ主題歌という概念をぶっ壊すような曲、トガりまくった曲がほしい”という挑戦的なリクエストをいただき、メラメラと燃えながら曲作りに挑みました。
つまり「売れそうにない」は、依頼された「トガりまくった曲」に応えた結果のようです。野木さんの「皮肉に満ち溢れながらも愛が滲む」という評価とも、話がつながります。
フジ系の連ドラは初めての主題歌
オリコンニュースによると、RADWIMPSがフジテレビ系の連続ドラマに主題歌を提供するのは、これが初めてです。
過去の主題歌は、「前前前世」(映画「君の名は。」・2016年)、「人間ごっこ」(TBS「石子と羽男」・2022年)、「賜物」(NHK「あんぱん」・2025年)などがあります。
同じ記事には、10月7日の初回放送内で主題歌が初解禁される、という予定も書かれていました。初回で実際にどう流れたかは、この記事では確かめていません。
聴いてみる
音源は、公式の「Radwimps - Topic」チャンネルでも公開されています。曲の長さは約4分13秒です。
この動画で初めてわかるのは、サビだけでなく最初から最後まで通して聴けることです。公開は配信と同じ10月28日0時でした。
曲名の意味の話なら、同じバンドの別の曲について書いた「セプテンバーさん」が9月3日の曲ではなかった話もあります。タイトルの読み方や意味は、聴く前に知っておくと曲の印象が少し変わります。
水曜夜のドラマと一緒に、まず1回通して聴いてみてください。