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桜井政博「ゲームディレクターのアベンジャーズ」の正体はデザイナーズ大賞審査員

桜井政博さんが投稿した「アベンジャーズ」の10人は、ゲームデザイナーズ大賞の審査員たちだ。今年で終わる賞の、最後の集まりだった。

10月5日の23時24分、桜井さんがXに書いたのはこの2行だけ。

「こんにちは。ゲームディレクターのアベンジャーズ的な集いです」

写真はレストランの長テーブルを10人で囲んだ1枚。説明はそれだけなのに、いいねは約39万まで伸びた。

名前は本人がリプで出した

「誰が誰なの」と聞かれる前に、桜井さんは同じ時刻に自分でリプを付けていた。敬称略、左から順にこう並ぶ。

  • 小高和剛
  • ヨコオタロウ
  • トビー・フォックス
  • 三上真司
  • 神谷英樹
  • 須田剛一
  • 外山圭一郎
  • 桜井政博
  • イシイジロウ
  • 上田文人

写真をよく見ると、左から2番目と3番目の人の顔だけイラストで隠してある。2番目は灰色の顔マーク、3番目は白い犬のドット絵だ。リプの並びに当てはめると、ヨコオタロウさんとトビー・フォックスさんにあたる。

全員が大賞の審査員

この10人には共通点がある。日本ゲーム大賞の中にある「ゲームデザイナーズ大賞」の審査員だ。

CESAが9月8日に出した審査員発表のプレスリリース(PDF)では、今年の審査員は審査員長の桜井さんを含めて全11人とされている。写真の10人は全員がそのリストに入っている。

11人のうち、写真のリストに名前が無いのは飯田和敏さん1人だけだった。

今年でラストイヤーの賞

ゲームデザイナーズ大賞は、桜井さんが2010年に立ち上げた賞だ。今年2026年での発表を最後に終わることが、9月に発表されていた。経緯と歴代の受賞作はゲームデザイナーズ大賞が2026年で終了した件の記事にまとめてある。

最後の受賞作は9月15日に決まった。CESAの授賞のプレスリリース(PDF)によると、選ばれたのはTeam9の『文字遊戯』だ。

つまりこの食事会は、賞を選び終えた審査員が最後にそろった場だった。桜井さんの「アベンジャーズ」は、作品の顔ぶれを並べてみると大げさでもない。

参加者も次々に反応

写真に写っている本人たちも、その夜から翌朝にかけて引用ポストを出している。

トビー・フォックスさんは翌朝7時40分に英語で投稿した。日本ゲーム大賞のゲームデザイナーズ大賞の審査員全員に最後にもう一度会えてよかった、桜井さんありがとう、という内容だ。

神谷英樹さんは、審査員長を務めた桜井さんへのねぎらいから書き始めている。

「ユニークな作家性を持ったディレクターの皆さんと毎年選考にあたるのは、緊張感もありましたが、とても良い経験になりました。」

ここまではしんみりした流れだが、残りの3人はだいぶ様子が違う。小高和剛さんはこう書いた。

「この会で毒入りパンをみんなに食べさせて全滅させたので、今後の日本のゲーム業界は俺のモノだ…!」

この投稿だけで約9.6万いいねが付いている。ダンガンロンパの作者が言うと冗談の切れ味が違う。

ヨコオタロウさんは、桜井さんの人柄に当てられた側の感想だった。

桜井さんの光属性オーラが強すぎて、「ギヒィィィ!」って鳴いてた気がします。僕は。

翌朝にはイシイジロウさんも続いた。

「外から爆弾投げ込まれたら日本のゲーム業界はどうなるの。と思いながらの晩餐でしたよ。」

あの顔ぶれが一部屋に集まっていたら誰でも一度は考えそうなことを、写っている本人が先に書いていた。

次に集まるのはいつか

賞は今年で終わるので、この11人が審査員として顔をそろえる機会はもう無い。神谷さんは投稿の最後に、また楽しく集う日が来るのを願っていると書いている。

桜井さんが生んだシリーズのほうは、来年春に『星のカービィ ワールドビヨンド』が控えている。写真を見返すときは、誰がどの作品の人かを照らし合わせながら見ると2度おいしい。

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