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営業時間「7:00〜23:00」のセブン-イレブンが話題。名前の由来そのままの“本物のセブン-イレブン”に戻っていた

2026年7月3日 ・ トレンド「セブンイレブン 営業時間 7時 23時 由来 深夜休業」より

コンビニといえば24時間、いつ行っても開いているのが当たり前。そんな感覚が、少しずつ変わりつつあります。そのことを、思いがけず鮮やかに突きつけてくれる1枚の貼り紙が、SNSで注目を集めました。

貼り紙の営業時間が、まさかの「7:00〜23:00」

投稿されたのは、セブン-イレブン新潟竜が島1丁目店に掲示された「営業時間変更のお知らせ」。それによると、同店は7月1日(水)23:00から深夜休業(23:00〜7:00)に入り、営業時間は「7:00〜23:00」に変更するとのこと。投稿者は「セブンイレブンが元に戻りつつある。これで良くないですか?」と、どこか楽しげに添えています。

なぜ「元に戻る」なのか。ここが今回のいちばんの妙味です。そもそも“セブン-イレブン”という名前は、朝7時から夜11時(=23時)まで営業していたことに由来しているからです。つまりこの店は、24時間営業をやめたことで、はからずも社名の原点そのままの営業時間に“先祖返り”したことになります。

「7時〜11時」だったから、セブン-イレブン

セブン-イレブンのルーツはアメリカ。公式サイトの説明によれば、1946年に営業時間の「朝7時〜夜11時」にちなんで店名を「7-ELEVEN」としたのが始まりです。当時としては朝から夜遅くまで開いている画期的な店で、その営業時間の長さこそが売りであり、そのまま名前になったわけです。

その後、1971年ごろから多くの店舗が24時間営業へと移行。営業実態は名前を追い越して「いつでも開いている店」になりましたが、親しまれた「セブン-イレブン」の看板だけはそのまま受け継がれてきました。私たちが何気なく呼んでいるこの名前に、実は「7時〜23時」という具体的な数字が隠れていた。そう言われて、あらためて「たしかに!」と膝を打った人も多かったようです。

24時間営業は、もう“当たり前”ではない

背景にあるのは、コンビニ業界全体で進む24時間営業の見直しです。深刻な人手不足やコロナ禍以降の深夜売上の落ち込み、そして社会全体の働き方改革の流れを受けて、深夜に店を閉める「時短営業」を選ぶ店舗が着実に増えています。報道によれば、時短営業の店はいまや全体の1割を超え、大手3社の24時間営業比率は90%前後にまで下がっているといいます。本部も「最終的な営業時間はオーナーの判断に委ねる」という姿勢で、地域や人員の事情に合わせた柔軟な運営を認める方向にあります。

だからこそ、今回のような「7:00〜23:00」の店が各地に現れはじめているわけです。深夜にコンビニが閉まっていることへの不便を惜しむ声がある一方、投稿には「言われてみれば深夜はほとんど使わないし、これで十分」「名前の由来に戻っただけなの、じわる」「これぞ“本物のセブン-イレブン”」と、むしろ好意的に受け止める反応が目立ちました。

便利さを少しだけ手放す代わりに、働く人の負担を軽くする。その結果としてたどり着いた「7時〜23時」が、奇しくも半世紀以上前の原点と同じだったというのは、なんとも出来すぎた巡り合わせです。次にあの看板を見かけたら、赤・緑・オレンジのロゴに隠れた「7」と「11」の意味を、ちょっと思い出してみてください。