スマブラの「スマメイト」終了、理由は個人運営とPHP2Shell
スマブラの対戦サイト「スマメイト」が、10月25日で終わる。理由は、個人運営では次の緊急セキュリティ対応を約束できないからだという。
この記事は10月23日夜の時点の情報で書いている。
告知は10月23日の21時台
運営の公式アカウント @smashmate_info が、10月23日の21時13分に「サービス終了のお知らせ」をXに投稿した。
サイト内の日記には、その3分前の21時10分に同じ内容が載っている。
終了は告知のわずか2日後だ。レーティング対戦は、その前日の10月24日(土)23時で締め切られる。
必要なデータは、終了までに各自で保存してほしいとのこと。
運営者は個人で、趣味から始めた
日記によると、スマメイトはスマブラを遊んでいた運営者が、2014年に趣味の一環として個人で作ったサイトだ。日記の署名は「coco@smashmate.net運営」。サイト下部にも、個人のスマブラファンが運営する非公式のWebサービスだと書かれている。
約12年続いた裏で、運営者側の事情の変化がある。
本業や生活環境が変わって、運営者自身がゲームをする機会が減った。サイトの開発や運営に使える時間も、年々少なくなっていたという。
対応は済んでいた
終了の引き金になったのは、10月21日に話題になったPHPの脆弱性「PHP2SHELL」だ。
ただし、攻撃を受けて壊れたわけではない。日記には「PHP2SHELL」への対応はすでに完了していると、はっきり書かれている。
そのうえで運営者はこう続けている。
- AIを悪用したサイバー攻撃が高度化していて、法人でも個人でも、突発的で迅速なセキュリティ対応が求められる場面が増えている
- 同じ事態がまた起きたとき、本業との兼ね合いで、必ずしも迅速には対応できない
こうして、今後も個人の趣味として責任を持って運営を続けるのは難しいと判断し、終了を決めたという。
PHP2SHELLは、CVE-2026-109618とCVE-2026-109619の通称だ。PHP公式のお知らせでは、PHP 8.5.12、8.4.27、8.3.36、8.2.35で、認証なしでリモートコード実行につながりうる重大な脆弱性2件が修正されている。
Endor Labsの解説によると、インターネットに公開されたアプリやサイトの約70%に影響するとされる。
この件でグラブルやウマ娘が緊急メンテに入ったことは、10月21日の緊急メンテの記事にまとめてある。
大手のゲームには、対応にあたる運営チームがいる。個人運営のサイトは、その対応を1人で、本業の合間にやることになる。今回はその差が、終了の理由になった形だ。
反応は「青春」と「母校」
告知の夜から、利用者の投稿が並んだ。
「母校が廃校になるぐらいのショックはある」と書いた人もいた。
ゼルダの最高レートを保持していたという人は、これまでのお礼を投稿している。
運営者の日記のコメント欄にも、短い感謝の言葉が次々と書き込まれた。
- 「青春をありがとう!!!」
- 「今まで本当にお世話になりました」
- 「夢見せてくれてありがとう!!!!」
後継サービスは作ってよい
運営者は日記のQ&Aで、スマメイトのようなサービスを新しく作ること自体は問題ないと答えている。
条件は2つある。新しいサービスの名前に「スマメイト」を使わないこと。当サイトのロゴを使わないこと。運営元が違うと利用者にはっきり伝えるためだ。
「スマメイトのようなサービス」と紹介するのは構わない。
50位以内の実績も消える
スマメイトには、レーティング対戦のランキングがあった。ランキングのページには、シーズン終了時に50位以内のプレイヤーは実績として記録されると書かれている。
告知の夜の時点でも、レーティング対戦には約438人が参加していた。
使っていた人は、サイトの公開が終わる10月25日の23時59分までに、残しておきたいデータを保存しておこう。
スマブラの公式情報はスマブラ公式サイトで見られる。