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遊戯王「方界」に新規7枚、切り札の名前は「ディヴァイン・アニマ・インフィニティ」

9月14日の12時、遊戯王オフィシャルサイトの公式Xが「CARDニュース(OCG)」の更新を告知した。中身は11月21日発売のコンセプトパック『REVOLUTION BOOSTER -方界・マリンセス・ゴーストリック-』の情報で、「方界」の新規カード7枚のうち5枚と、再録カード18種のカード名が一気に出ている。投稿は数時間で表示68万回を超え、リポスト4,200件・いいね4,900件が付いた。

公開された5枚は、そろって融合まわりのカード

まず出そろったカード名から。カード番号まで載っているので、並べるとこうなる。

  • 無窮方界器プリティマ(RV02-JP001)レベル4・地属性・機械族/効果・ATK800/DEF800
  • 燎炎方界神アルディティア・ヘル・ブレイズ(RV02-JP002)レベル6・炎属性・悪魔族/融合・ATK0/DEF0
  • 溟淵方界神アビス・ヴァグラーダ(RV02-JP003)レベル8・水属性・悪魔族/融合・ATK0/DEF0
  • 創世方界超神ディヴァイン・アニマ・インフィニティ(RV02-JP004)レベル10・光属性・悪魔族/融合・ATK0/DEF3000
  • 方界覚(RV02-JP006)永続魔法

5枚のうち3枚が融合モンスターで、残る2枚も融合を出すための下級モンスターと永続魔法。方向性はかなりはっきりしている。融合素材は下から順に「方界」モンスター+「方界胤ヴィジャム」、「方界」モンスター×3、「方界」モンスター×4で、素材が1体ずつ増えるたびにレベルも2ずつ上がる作りだ。

面白いのは、3体とも表示されている攻撃力が0だという点。そのかわり全員が「自分の墓地の『方界胤ヴィジャム』の数」だけ攻撃力を上げる効果を持っていて、倍率はアルディティアが×800、アビスが×1000、アニマ・インフィニティが×1500。ヴィジャムを墓地にどれだけ溜めたかがそのまま打点になる。

そしてカード番号をよく見ると、001から004と006はあるのに005が無い。新規は7枚と発表されているので、未公開の2枚のうち1枚はこの抜け番だと考えるのが自然だ。

「分離と再融合」をやれ、という作りに見える

カードテキストを読むと、この5枚がやりたいことが見えてくる。

起点のプリティマは手札から自分を特殊召喚でき、召喚・特殊召喚した時に手札を1枚捨てて「方界」魔法・罠を2枚まで手札に加える。さらに1ターンに1度、自分・相手のバトルフェイズに手札とフィールドのモンスターを素材にして「方界」融合モンスターを融合召喚できる。

一方、融合側の下2体、アルディティア・ヘル・ブレイズとアビス・ヴァグラーダは、自分・相手ターンに自分をEXデッキに戻し、墓地から「方界」モンスターを特殊召喚してデッキから「方界」カードを1枚手札に加える効果を持つ。戻す体数はアルディティアが2体、アビスが3体。つまり戦闘の途中で融合体がほどけて、素材だったモンスターが場に戻ってくる。

最上位のアニマ・インフィニティだけは毛色が違って、こちらはEXデッキに戻らない。相手フィールドのカード1枚を破壊する効果と、相手にフィールドから退かされた場合に墓地から「方界胤ヴィジャム」を3体まで特殊召喚する効果が付いている。倒されても素材が戻ってくる作りなので、結局ここも「またほどけて並び直す」側に寄っている。

この2つを組み合わせると何が起きるか、をそのまま言い当てた反応があった。

「プリティマのバトル中融合効果が同名じゃないターン1だから、これで分離と再融合してねってことか。」

既存の方界が、手札の「方界」カードを見せて特殊召喚したり融合したりと、場の面子を入れ替えながら戦うカテゴリだったことを思えば、バトルフェイズ中に融合と分離を行き来させる設計はその延長線上にある。1ターンのうちに盤面が何度も組み替わる。

デッキを組む側の目線からは、再録組の「流星方界器デューザ」を起点にどこまで伸びるかを計算する声も出ていた。

「デューザ1枚でアビス迄いけるの普通に強くない? アニマはどうしよう」

素材3体のアビス・ヴァグラーダまでは1枚から届いても、素材4体のアニマ・インフィニティは別の用意が要る、という話だ。ここをどう埋めるかが、未公開の2枚に期待される役どころになりそうだ。

再録は18種、オーバーフレームは「クリムゾン・ノヴァ・トリニティ」

同時に、再録カード18種の名前も全部出た。モンスターが10枚、魔法・罠が8枚という内訳になる。

  • 流星方界器デューザ/方界胤ヴィジャム/方界獣ダーク・ガネックス/方界獣ブレード・ガルーディア/方界超獣バスター・ガンダイル/方界帝ゲイラ・ガイル/方界帝ヴァルカン・ドラグニー/方界超帝インディオラ・デス・ボルト/暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ/暗黒方界邪神クリムゾン・ノヴァ・トリニティ
  • 方界業/方界波動/方界法/方界輪廻/方界曼荼羅/方界合神/方界降世/方界縁起

公式の発表によると、このうち「暗黒方界邪神クリムゾン・ノヴァ・トリニティ」だけは通常デザインに加えて、オーバーフレーム+シークレットレア仕様でも収録される予定だという。オーバーフレームはイラストがカードの枠をはみ出して描かれる加工で、デッキの看板になるカードに付くことが多い。方界でその1枚に選ばれたのが、劇場版で藍神の切り札として描かれたというトリニティだった格好だ。なお公式ページには「※カード画像は制作中のものです。変更になる場合があります。」とのことわりも添えられている。

この再録の厚さに反応した人も多い。

「そんなに再録して映画箱どうするつもりなんだろう。 すごいことになりそう」 「もしかして方界全部再録 年末収録なしで新規追加みたいな?」

「映画箱」というのは、方界のカードが最初に入っていたパックのこと。ここが今回の話のキモでもある。

方界が出てきたのは2016年の劇場版パック

「方界」というカテゴリがまとまって製品になったのは、2016年4月23日発売の『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS MOVIE PACK』。劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』のタイアップパックで、作中で藍神が使ったカードがそのまま製品になったものだ。2026年はそこからちょうど10年にあたる。

ただし方界のカードが映画パックだけで完結しているかというと、そうではない。遊戯王OCGカードデータベースで18種の収録歴をたどると、全種が2019年2月9日発売の『20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION』に入っている。さらに「方界獣ダーク・ガネックス」「方界超獣バスター・ガンダイル」「方界業」の3枚は映画パックには無く、この2019年のコレクションが初出。「暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ」も初出は週刊少年ジャンプ2016年19号の付録カードだ。

つまり方界をひとまとめに刷ったのは2019年が最後で、今回はそこから約8年ぶり。組みたかったけど揃えられなかった側からすればかなり大きい。「映画箱どうするつもりなんだろう」という声が出たのも、そこが理由だ。

原作まわりでは、作者の高橋和希さんの原画展が12月12日に開幕し、チケットの抽選受付もちょうど9月14日に始まったところ。ゲーム側でも『遊戯王 TAG FORCE GX』が2027年2月16日に出ることが発表済みで、周辺がまとめて動いている時期ではある。

ちなみに反応の中には、こんな期待も混ざっていた。

「パラドックスのsinも来たんだし方界の新規も来るわな。 じゃあ、光のピラミッドもワンチャン?」

劇場版のカードが順番に本編へ合流してきているので、次を待つ人が出るのも分かる。

残り2枚はこれから

新規7枚のうち、まだ2枚が伏せられたままだ。抜けている005の枠に何が入るかは、9月18日発売のVジャンプ11月特大号や、その先の公式発表で明らかになっていくはず。1パック5枚入りで264円、1ボックス15パックという構成は発表済みなので、方界のデッキを組み直すつもりなら11月21日を空けておきたい。

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