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書店に「ゼクシィ」が無い理由、宮城・山形・中国地方は「お届けゼクシィ」に移行

2026年9月21日 ・ トレンド「ゼクシィ お届けゼクシィ 販売停止 宮城 山形 中国地方 岡山 広島 山口 鳥取 島根 完結 売ってない 2026」より

9月20日のお昼、うにの部屋(@rechi_sub)さんが投稿した短い話が伸びた。彼氏と本屋を回ってもゼクシィが一冊も見つからない。びっくりしていたら彼氏が言った、「完結したんちゃう?」。それだけの投稿に、翌日には11万を超えるいいねと4,000超のリポストが付いて、表示は360万を回っていた。

雑誌に完結はない。ないのだが、言われてみると「ゼクシィの最終回」という字面には妙な説得力がある。Xでは完結のあとを勝手に想像する人が並んで、「ゼクシィ完結ってそれ離婚……?( )」「日本人が結婚を必要としなくなった時、ゼクシィは完結する。」といった書き込みが続いた。

ただ、ここで気になるのはボケのほうではない。本屋を何軒回ってもゼクシィが無かった、という前半部分だ。調べてみると、これに関しては本当に消えている地域がある。

ゼクシィ本誌は完結していない

まず結論から。ゼクシィは現役で出ている。公式サイトのゼクシィ最新号ページによると、11月号は2026年9月18日(金)発売で、特別価格300円(税込)。綴じ込み付録は「結婚決まったらまず読む本」「結婚のお金攻略BOOK」「義実家とのいい関係BOOK」の3冊立てで、本付録はミッキーマウスのトートバッグとポーチの2点セットだ。ページには「書店・コンビニでも好評発売中!」とはっきり書いてある。

次号の予定も出ていて、10月22日(木)発売。付録はミッキー&ミニーのニットポーチ2点セットが予告されている。完結どころか、来月号の付録まで決まっている。

つまり投稿主が本屋を回った9月20日は、11月号が出た2日後だった。普通ならいちばん平積みされていておかしくないタイミングで、一冊も見つからなかったことになる。

2誌だけは2026年4月号で販売停止になっている

ここから先が本題だ。ゼクシィは全国一冊ではなく、地域ごとに別の号が出ている。そのうち2誌が、今年の春を最後に書店に並ばなくなっている。

公式サイトのお知らせページに、こう書かれている。

この度、『ゼクシィ岡山・広島・山口・鳥取・島根』および『ゼクシィ宮城・山形』は、2026年4月号(2月20日発行)を最後に、販売停止いたします。

対象は中国5県をまとめた1誌と、宮城・山形をまとめた1誌。2026年4月号(発行は2月20日)が最後の号で、そこから先は店頭に出ていない。同じお知らせには「※その他の全国17エリアの情報誌『ゼクシィ』については従来通り店頭でお求め頂けます。」とも書いてあるので、止まったのはこの2誌に限った話になる。

止めた理由は公式には書かれていない。返信欄には「FF外からマジレス失礼します。少し前から一部の地域で販売が取りやめになりました。理由は色々憶測がありますが、要するに売れにくくなったんだと思います。」と説明している人がいたが、これは本人も憶測と断っている推測だ。分かっているのは、書店で売るのをやめて別の届け方に切り替えた、という事実のほうだけになる。

なお投稿主が関西弁なので住んでいる地域は分からないし、本人もどこの本屋かは書いていない。関西は17エリア側に残っているので、この投稿が販売停止のせいだとは言い切れない。ただ「ゼクシィが本屋に無い」で検索した人が中国地方や宮城・山形の人だった場合、答えはこれになる。

代わりに来たのが無料の「お届けゼクシィ」

同じお知らせの続きに、移行先が書いてある。

これからは、無料でご自宅に直接届く『お届けゼクシィ』をご利用ください。

お届けゼクシィの申し込みページを見ると、届くのは3点セットだ。限定版のゼクシィ本体、特別付録、そしてゼクシィでしか手に入らない金&ピンクのオリジナル婚姻届。これが0円で、送料も発行元負担で自宅に来る。

無料でやれる理由もFAQに書いてあって、そこはあっさりしている。

おひとり様1回の申し込み制により制作コストを最小限に抑えて無料(0円)でのご提供が可能となり、これまでご利用いただく機会のなかった方にも気軽にご覧いただけるようになりました。

ひとり1年に1回まで、というのが効いているらしい。2回目を申し込むには前回の申込完了から1年以上あける必要があり、バックナンバーの取り寄せもできない。配送日の指定も不可で、発送完了メールも飛んでこない。届くのは通常1週間前後、在庫次第では1カ月以上かかる場合もあると注意書きが出ている。

エリア外の人は申し込めない

無料と聞いて全国から手が伸びそうだが、そこは塞がれている。FAQの「対象エリア外に住んでいますが、申し込めますか?」への回答がこれだ。

お届けゼクシィは、お届け先が宮城、山形、中国地方の方に向けたサービスのため、それ以外の地域のお届け先をご指定された方はお申込みいただけません。

書店から消えた2誌のぶんを埋めるための仕組みなので、店頭で買える17エリアの人は対象外という整理になる。そちらは今までどおり本屋かコンビニで300円を払う側だ。内容物の転売も禁止と明記されている。

梱包に「ゼクシィ」とは書かれない

FAQを読んでいて、いちばん実用的だと思ったのがこの一問だった。「自宅に届くときに『ゼクシィ』とわからないようにできますか?」。回答はこうなっている。

配送時の梱包に「ゼクシィ」の記載はございませんが、配送伝票内に「リクルート」の記載がございます。

実家住まいで親に見つかりたくない、同居人に先に開けられたくない、といった需要を先回りした答えだ。外箱は無地で、伝票には「リクルート」とだけ載る。この一問がわざわざFAQに立っている時点で、聞く人がそれなりにいたのだろうと想像がつく。

「まじでゼクシィどこ売ってる????」

投稿が伸びたあと、面白いことに実際に探しに行く人が出てきた。「なんかさっきTwitterでゼクシィなくて完結した?みたいなツイート見たんやけど、まじでゼクシィどこ売ってる???? 本屋にもセブンにも無かったんやけど…ゼクシィどこ……」と書いている人がいて、ボケが現実の疑問を掘り起こした形になっていた。

一方で完結ネタのほうも回り続けていて、「ゼクシィ邂逅編には婚姻届が付いてて、完結編には離婚届が付いてるのか。」という返信も付いた。お届けゼクシィに実際に婚姻届が付いてくることを考えると、前半だけは当たっている。彼氏の発想そのものに感心する返信も付いていた。見つからない、売ってない、完結した、という三段の飛び方はたしかに速い。

言葉の勘違いから雑誌の事情にたどり着く流れは、婚約指輪の「ティファニー」を「ティファール」と言い間違えた話がトレンド入りしたときと似ている。結婚準備まわりは固有名詞が多いぶん、こういう取り違えが定期的に発生する。本屋の側でも三省堂書店池袋本店が12月31日で閉店するという話が出ていて、雑誌をどこで手に取るかという前提のほうが動いている最中でもある。

まとめると、ゼクシィは完結していない。ただし中国5県と宮城・山形では書店から本当に消えていて、その2エリアの人は申し込めば無料で家に届く。該当する地域で結婚準備中なら、本屋を3軒回るより公式ページで申し込んだほうが早い。

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