三省堂書店池袋本店が12月31日で閉店、リブロ池袋本店の跡を継いで11年
池袋駅から濡れずに行ける大型書店、三省堂書店池袋本店が2026年12月31日(木)で閉店します。9月4日の午前10時に店舗の公式Xが告知の画像を出し、同じ日に三省堂書店のサイトにも「池袋本店 閉店のご案内」が載りました。
告知は淡々とした1枚の画像なんですが、伸び方がすごくて、投稿から3時間ほどで表示200万超、リポスト1.7万、いいね1.6万まで来ています。池袋で本を買う人がそれだけいたということでしょう。
全館の前に、10月4日で書籍館の地下1階と1階が閉まる
閉店日は12月31日ですが、その前に一段階あります。告知には「また、2026年10月4日(日)をもちまして先に書籍館地下1階・1階を閉鎖させていただきます。」と書かれていて、10月5日(月)から12月31日(木)までは別館地下1階のAゾーン・Bゾーンのみで営業するとのこと。
つまり10月からは売り場が一気に小さくなった状態で、年末まで営業自体は続きます。10月4日で全部終わりだと思って行き納めの予定を組むと、逆に早すぎるので注意です。
告知の当日から、頼めなくなるものが順に増えていく
閉店の話でいちばん実害が出るのは、たぶん取り寄せ系のほうです。新規の定期購読はもう受付が止まっていて、新刊予約とお取り寄せ、スピード取り寄せは9月5日から受付が終わります。頼めるのは告知が出た9月4日までということです。
電話で本を取り置きしてもらえるのは11月30日までで、12月からは店頭配送の受付も終わります。閉店日はまだ4か月近く先なのに、告知が出たその日から「次はもう頼めない」が増えていく形です。
リブロ池袋本店の跡に入って11年
そもそもこの店は、ずっと三省堂だったわけではありません。ITmediaによると、西武池袋本店にあったリブロ池袋本店の閉店に伴い、2015年に同じ場所で開店したのが三省堂書店池袋本店とのこと。営業フロアは別館地下1階と書籍館地下1階・1階で、開店から数えて11年ということになります。
三省堂書店は今年、神保町側で逆の動きもしていました。建て替えのため休業していた神田神保町本店が2026年3月19日に再開業していて、書籍・雑誌の売場面積は約600坪と、旧本店の6割ほどだそうです。ただ池袋のほうは建て替えでも移転でもなく閉店で、告知に移転先は書かれていません。閉店の理由も公式からは示されていません。
池袋から大型書店が消えるという話でもなくて、東口側には地下1階から9階まで売り場があるジュンク堂書店池袋本店があります。とはいえ西武の中で、駅から濡れずに行ける本屋という位置がなくなるのは別の話で、そこがざわついています。東京駅では逆に、44年やって閉じた八重洲ブックセンターが再開発ビルへ戻ってくる計画が出ていて、大型書店の地図はあちこちで書き換わっている最中です。
「リブロだった頃から通ってた」の声
返信欄で目立つのが、三省堂より前のリブロの話です。「リブロ時代から何度通ったか数え切れないほどお世話になりました」「リブロがなくなるのもさびしかったけど、それでも、後が本屋さんだったから許してた部分はある」といった、2015年の代替わりから続けて通っていた人の声が並びました。リブロ時代に入っていた詩歌の専門コーナー「ぽえむ・ぱろうる」を懐かしむ投稿も複数あって、そのうち1つには150を超えるいいねが付いていました。
池袋の書店の歴史をまとめて振り返る人もいました。「ジュンク堂ができ、芳林堂が無くなり、旭屋が紀伊國屋になり、リブロが三省堂になり三省堂自体が無くなる…」という投稿には100を超えるいいねが付きました。立地そのものに驚く声もあって、「この立地営業できないなら本屋さんはどこで営業できるんか」という反応もありました。閉店の理由が発表されていないぶん、みんな各自の推測を書いている状態です。
行き納めのタイミングだけもう一度書いておくと、書籍館の地下1階と1階は10月4日まで、別館地下1階のAゾーン・Bゾーンは12月31日までです。取り寄せを頼むつもりだった本があるなら、受付は告知当日の9月4日が最後です。