「ゴリラ審神者」とは?刀剣乱舞で審神者レベル200から呼ばれる由来と、原作Pが「守護リラ」と呼び返すまで
ゲームの話をしていて、急に霊長類が出てくるジャンルがあります。刀剣乱舞ONLINEの界隈で使われる 「ゴリラ審神者」 がそれです。腕力の話ではなく、周回と課金の耐久力が人間離れしている人を指す言葉として定着しました。
「ゴリラ審神者」とは?
刀剣乱舞ONLINEでは、プレイヤー自身が「審神者(さにわ)」という役どころになります。その審神者のうち、審神者レベルが極端に高い人、極(きわめ)まで育てた刀剣男士をずらりと揃えている人、イベントの周回量が桁違いな人を、界隈では「ゴリラ審神者」と呼びます。
言い出したのはプレイヤー側で、基本は自称かネタ混じりの敬称です。「あの本丸はゴリラ」と言うときも、下に見ているというより「勝てん」という降参のニュアンスが強い。とはいえ、この呼び方が好きではないという審神者も実際にいます。2026年のレイド前に書かれた攻略ノートには、この語が好きではないので代わりに「熟練な審神者」と書きます、と断ってから本題に入っているものもありました。他人に向かって使うと角が立つ場面はある、くらいの温度感で覚えておくのが無難です。
レベルによる段階分けも作られていて、だいたい次のように共有されています。
- 1〜99 … 人間
- 100〜149 … 雛ゴリ
- 150〜199 … 半ゴリ
- 200〜299 … ゴリラ
- 300 … シンゴリ
ただしこれはプレイヤー側の掲示板やSNSから広まった目安で、運営が定めた公式の区分ではありません。「200から先がゴリラ」というのも、あくまで通りがいいラインというだけです。
元ネタ・由来
きっかけは審神者レベルの上限解放だとされています。2016年1月13日のメンテナンスで、運営が審神者レベルの上限をLv99からLv300へ引き上げました。当時、そこまで到達するのはもう人間ではないという反応が出たことが「人ではない=ゴリラ」の発端だと言われていますが、誰がいつ最初に言い出したかの確定的な記録は残っていません。
分類そのものは早い段階で共有されていたようで、2019年7月30日には人間・雛ゴリ・半ゴリ・ゴリラ・シンゴリの段階表がXで回っています(非公式のまとめアカウントの投稿で、2,270いいね)。上限はその後も動き、2021年3月1日にはLv300からLv350へ引き上げられました。
この言葉が一気に外まで届いたのが、2022年3月29日から4月12日まで開催されたレイド型イベント「対大侵寇防人作戦」です。全プレイヤーの戦果を合算して敵の侵攻を食い止めるという趣旨だったのに、開始1時間で前衛の防衛ラインの撃退率が100%に到達し、次の段階へ進んでしまいます。8時間後には全防衛ラインが優勢を示す緑に染まり、「ゴリラ審神者」の名前が界隈の外まで飛んでいきました。
そこに反応したのがニトロプラス代表取締役で、『刀剣乱舞』の原作プロデューサーでもあるでじたろうさんです。3月29日の夜、こう投稿しました。
上品に言い換えてもらったわけですが、プレイヤー側はゴリラの看板を下ろしませんでした。かといって公式の申し出も無下にはできない。そこで生まれた折衷案が 「守護リラ審神者」 です。守護神とゴリラを1語に潰しただけの雑な合成語なのに、両方の言い分が残っているという理由で通ってしまいました。
決定打は、その2日後にでじたろうさん本人がこの語を使ったことでした。
さらに4月2日の第三波の告知でも「新任審神者から守護リラ審神者の皆さまにお力添え頂けますと幸いです」と書いていて、プレイヤー発の造語が、原作プロデューサーの告知文にまで混ざるところまで行きました。
審神者レベルの上限はその後も解放が続き、2025年3月28日にLv400、2026年3月24日にLv410まで伸びました。2026年8月12日から25日に開催されたレイド「対百鬼夜行迎撃作戦」でも、同じ言葉がまた飛び交っています。
使い方・例文
- 「審神者レベルやっと150、雛ゴリ卒業した」
- 「今回のイベント、ゴリラ審神者に守られて終わった」
- 「開始1時間で撃退率100%はさすがにゴリラ」
自称や、集団としてのやり込み勢を指す言い方が中心です。特定の誰かに向けて「お前はゴリラ」と言う使い方は、相手との関係次第では嫌がられます。
関連する言葉
やり込みが生活を侵食してくると廃人と地続きになりますし、抜け出せなくなる感覚は沼そのものです。極の刀剣男士を揃える過程では課金の話も避けて通れず、追いつけない側から見れば無理ゲーに映ります。手段を尽くして遊び倒すという意味ではやり込みの極北にある呼び名です。
刀剣乱舞まわりの最近の話題は、Fit Boxingとのコラボで審神者の側が鍛えられる件や、「んまほっぺ」ぬいぐるみのファミマ発売でも取り上げています。ゲーム本体はDMM GAMESの公式ページから遊べます。