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「気が利くねぇ」とは?元ネタは高須院長のタピオカ動画、ステハゲ説も

気が利くねぇ(きがきくねぇ) ・ 2026年10月23日 公開

「気が利くねぇ」は、用意された物や気の利いた行動に、独特の間と語尾で返すリアクションです。2026年9月、高須クリニックの高須幹弥さんがタピオカを飲む切り抜き動画がXで拡散して広まりました。

元祖が誰なのかは、ネット上で意見が割れています。この記事では両方の言い分を並べます。

「気が利くねぇ」とは?

気が利く、つまり相手が先回りして何かを用意してくれたときに言う褒め言葉です。それだけなら普通の日本語ですが、ミームとしては「高須さんの言い方」までがセットになっています。

「き〜が、きくねぇ」と間を伸ばして、語尾の「ねぇ」を少し下げる。感心しているのか、ちょっと偉そうなのか、わからない絶妙な温度で言うのがコツです。

用意された物が小さいほど、言う側が大げさなほど、笑いが増します。

元ネタは高須院長のタピオカ動画

発火点は2026年9月13日です。Xのユーザー @imoutos3 さんが「初めてタピオカミルクティーを飲む高須院長好き」と動画付きで投稿し、225,930いいねを集めました。動画の中身は、初めてタピオカを飲んだ高須さんが「気が利くねぇ〜」と言うだけのものです。

ただしこれは第三者の切り抜きで、切り抜き元の動画がどれなのかは特定できていません。

その後、本人が再演しました。9月24日に公式チャンネルで公開した「【貢茶Gong cha】タピオカ気が利きスギィィ~~~」は、118万回再生を超えています。

ライブドアニュース(9月28日)によると、動画の中で高須さんは飲んだあとに「気が利くねえ」を何度も繰り返しています。氷を抜くことをすすめ、「第2次タピオカブームの火付け役は自分」とも語ったそうです。

再演は流行に乗ったセルフパロディなので、このミームは本人公認の形で広がったことになります。

注文内容も「幹弥スペシャル」に

高須さんが飲んでいるとされる注文内容も話題になりました。9月18日には「ゴンチャの幹弥アレンジ」としてカスタム内容をまとめたX投稿が3.9万いいねを集め、noteでは「幹弥スペシャル」と呼ばれています(紹介しているnote)。内容は次のとおりです。

  • ゴンチャのチョコレートミルク
  • サイズはM、甘さは普通、氷なし
  • タピオカ追加
  • ミルクフォーム追加

飲み物の注文にまで名前が付くのは、それだけ広まった証拠です。

使い方・例文

使う場面は、誰かが気を回してくれたときです。高須さんの言い方を真似て返します。

  • 先に飲み物を買っておいてくれた友達に「気が利くねぇ」
  • 席を取っておいてくれた後輩に「き〜が、きくねぇ」
  • 自分で自分に、冷蔵庫に入れておいたアイスを見つけて「気が利くねぇ(自分)」

FRUITS ZIPPERの真中まなさんも、この言い方を使っています。9月17日の投稿で、前日に言い忘れた一言をわざわざ言いに行ったと書いています。

投稿の文面は「そういえば昨日タピオカ飲んだのに、気が効くねぇって言い忘れてたから帰りにかれんにわざわざ言いに行った」で、表記は「効く」でした。ネットでは「気が利くねぇ」「気が効くねぇ」のどちらも見かけます。

元祖はどっち?ステハゲ説

流行のあと、「元ネタは別にある」という声が出ました。

YouTuberのステハゲさんは9月17日に「【起源主張】今ネットで大流行の高須幹弥『気が利くねぇ』の元ネタは私です」という動画を公開しています(10.9万回再生)。

SNSでは、10月2日から21日にかけて「元ネタはステハゲ」とする投稿が多く並びました(Yahoo!リアルタイム検索で確認)。一方で「高須幹弥先生のタピオカ動画が元ネタ」とする投稿も残っています。

2019年のステハゲさんの動画のほうが先だとする書き込みもありますが、一次資料では確認できませんでした。

高須さんの側では、2020年7月9日に「おいタピオカ!調子に乗ってんじゃねーぞ!!!!!」という動画を出しています(62.7万回再生)。ただ、この動画の中で「気が利くねぇ」と言っているかは確認できていません。

整理すると、次の3点は確定していません。

  • 最初に切り出された動画がどれか
  • 2020年の動画に、この発言があるか
  • ステハゲさんの動画が先かどうか

確定的な記録は残っていないので、どちらが元祖とも言い切れません。ミームとして広がったきっかけが高須さんのタピオカ動画だった、という点は複数の記録で一致しています。FOMO²の解説記事(10月20日)も、高須さんの動画2本とステハゲさんの起源主張の動画を並べたうえで、厳密な初出は確認していないとしています。

なぜ流行った?

理由は、まねしやすさだと思います。

台本もダンスもいらず、一言を言うだけです。しかも、言う場面がほぼ毎日どこかにあります。

本人が自分で再演して乗っかったので、気軽に真似しやすかったことも大きいと思います。

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