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「なぁぜなぁぜ」とは?元ネタの動画と本家・桃園ありさ、ハピチョコ説

なぁぜなぁぜ(なぁぜなぁぜ) ・ 2026年10月10日 公開

「なぁぜなぁぜ?」は、理不尽や矛盾に甘えた口調でツッコむ皮肉のフレーズです。2023年にTikTokで大流行しました。

本家は六本木のラウンジで働く桃園(ももらんど)ありささん。歌い方の元ネタは、FRUITS ZIPPERの「ハピチョコ」だとされています。

「なぁぜなぁぜ」とは?

型は「◯◯なのに✕✕なの、なぁぜなぁぜ?」です。前半に自分の都合、後半に納得いかない現実を置いて、最後に首をかしげるように「なぁぜなぁぜ?」と付けます。

KAI-YOUはこれを、理不尽や矛盾に「ウザかわいく」毒を吐く疑問形だと解説しています。BCNの記事では「皮肉を込めた疑問」と紹介されています。

本気で理由を聞いているわけではありません。「わかってるけど言わせて」という愚痴を、かわいい口調で包んで出すための言い回しです。

本家は桃園ありささん

火付け役は、六本木のラウンジに勤める桃園ありささんです(BCN、2023年8月25日)。TikTokに上げた「なぁぜなぁぜ」の動画を、ほかのユーザーが次々に真似して広がりました。

最初の投稿がいつだったのか、確定的な日付は確認できませんでした。2023年6月末にはKAI-YOUが「TikTokで流行」として解説記事を出しているので、その時点ですでに広く出回っていたことになります。

真似する人が増えすぎて、本人が埋もれる場面もありました。BCNによると、桃園さんは大量の「なぁぜなぁぜ」動画を受けて、こんな投稿をしています。

ありさが本家なのにみんなに全くメンションされないの、なぁぜなぁぜ

本家が本家の型でツッコむという、きれいなオチです。

元ネタは「ハピチョコ」説

あの独特のイントネーションには、さらに元ネタがあるとされています。アイドルグループFRUITS ZIPPERの「ハピチョコ」です。作詞・作曲はヤマモトショウさんで、2023年2月1日にリリースされました(UtaTen)。

KAI-YOUとBCNによると、歌詞の「ねえ呼び出しなんてなになに?」の「なになに?」の歌い方が、「なぁぜなぁぜ?」のリズムの元になったと見られています。この部分はメンバーの櫻井優衣さんの歌唱パートとされています(KAI-YOU)。

MVの再生数は1,449万回です(2026年10月10日時点)。聴き比べると、語尾を上げて甘える感じがたしかに近いです。

流行と受賞の流れ

2023年の動きを並べるとこうなります。

  • 2023年2月1日 「ハピチョコ」MV公開
  • 2023年前半 桃園さんの動画がTikTokで拡散
  • 2023年6月28日 KAI-YOUが意味と元ネタを解説
  • 2023年8月13日 「JC・JK流行語大賞2023上半期」のコトバ部門で2位と報じられた(マネーポストWEB)
  • 2023年12月14日 「TikTok Awards Japan 2023」で「TikTokトレンド大賞2023」ハッシュタグ部門を受賞

TikTok Awardsでは、桃園さんが代表して登壇しています。「いち視聴者だった私が…」とコメントしたとORICONやモデルプレスが伝えました。ORICONによると、TikTokの「なぁぜなぁぜ」の総視聴数は7億回を超えています。

なぜ流行った?

マネーポストWEBは、投稿のハードルが低くて真似しやすい点を挙げています。疑問をひとつ口にするだけなので、特別なネタ作りがいりません。

もうひとつは、本音や皮肉を「おもしろ」として言えるところです。そのまま言うと角が立つ不満も、「なぁぜなぁぜ?」を付けるとウザかわいいネタになります。

ただ、全員に好かれたわけではありません。あの口調を「イラッとする」と感じる人もいて、賛否は割れていました(マネーポストWEB、BCN)。わかる人にはわかる、刺さらない人には全く刺さらないタイプのミームです。

使い方・例文

前半に「◯◯なのに」、後半に現実を置くのが基本です。身近で小さな理不尽ほどハマります。

  • 「ちゃんと寝たのに眠いの、なぁぜなぁぜ?」
  • 「給料日まだなのに口座が空っぽなの、なぁぜなぁぜ?」
  • 「テスト勉強しようとしたら部屋の掃除が始まるの、なぁぜなぁぜ?」

誰か特定の人を責める使い方をすると、ただの嫌味に聞こえます。自分ツッコミか、みんなが「わかる」と言える理不尽に向けるのが無難です。

関連する言葉

同じFRUITS ZIPPERの曲で、作詞・作曲も同じヤマモトショウさんなのがわたしの一番かわいいところです。KAWAII LAB.の後輩グループCUTIE STREETのかわいいだけじゃだめですか?も、同じくTikTokから広がりました。

本家の投稿をみんなが真似して型になった例なら、21歳キャバ嬢のvlogが近いです。こちらも本家がいて、言い回しだけが一人歩きしていきました。

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