セブンの「生チョコアイス」が今年も数量限定、去年から22円上がって354円
9月14日の夕方、セブン‐イレブン・ジャパンの公式アカウントが写真を1枚だけ投げた。文章は「このシルエット、もしかして…🤎👀」の一行。商品名はどこにも書いていない。
それでも引用やリプライはすぐ「生チョコアイス」の話になった。投稿の3分後にはもう商品名を出して語っている人がいる。毎年この時期だけ出てくるアイスなので、待っている人は写真の輪郭だけで分かってしまう。
シルエットは隠しているようで、ほぼ全部書いてある
画像を拡大すると、隠されているのは商品名だけだと分かる。
濃い赤茶色の背景に、ココアパウダーをまぶした四角いブロックがいくつも浮いている。中央にあるのは黒く塗りつぶされたカップと、銀のスプーンですくい上げられた中身のシルエット。その上にはっきり「濃厚な生チョコの気配」「今年も数量限定で…」と書いてあって、続けて「Coming Soon」、さらに「9.22 TUE」。下の隅には小さく「※画像はイメージです。」の注記まで入っている。
つまり発売日も、数量限定であることも、中身が生チョコであることも、予告の時点で公式が出している。伏せたのは名前だけだ。
反応もそれを分かったうえで返ってきていて、日付が変わるころには「セブンの生チョコアイスの季節や!!!!!」が流れ、ほぼ同じ時間に「遂にセブンイレブンの生チョコアイスの季節がきた…!!!!!!! 冬だ!!!!!冬がはじまるよ!!!!!!!!!」と書いている人もいた。まだ9月半ばなのに、このアイスが出たら冬という体内時計になっているらしい。
予告より前から待っている人もいる。9月8日の時点で「もうそろそろセブンで神のアイスこと生チョコアイスが売られる季節なんじゃない?」と書いている人がいて、公式が動く6日前からカレンダーを数えていたことになる。
公式の商品ページはもう立っていて、税込354.24円
予告と同じ日の深夜、公式サイトに商品ページが出た。X で「きましたわよ」と貼っている人がいて気づいたのだが、セブン‐イレブンの「7プレミアム 生チョコアイス」の商品ページには、予告が伏せたはずの名前も値段も全部載っている。
商品説明は「ダイスカットした生チョコをのせたチョコアイスです。」の一文だけ。潔い。
栄養成分まで出ていて、熱量183kcal、たんぱく質2.9g、脂質10.2g、炭水化物20.8g、食塩相当量0.05g。アレルギー物質は乳だけ。カップアイスとしては重すぎない数字で、チョコをのせた分の脂質10.2gが効いている感じがする。
ただし内容量はどこにも書かれていない。ここは後で効いてくるので、覚えておいてほしい。
去年は税込332.64円、1年で21.6円上がった
去年の数字は公式に残っている。セブン‐イレブン・ジャパンが2025年9月17日に出したプレスリリースによると、2025年の「セブンプレミアム 生チョコアイス」は9月23日(火)から全国で、308円(税込332.64円)。そこにも「数量限定で順次発売」と書いてある。
去年はリニューアルの年でもあって、「生チョコブロックのカットサイズを見直して粒数を増量」し、生チョコとアイスのくちどけの一体感を強めた、というのが変更点だった。
並べるとこうなる。本体価格は308円から328円でちょうど20円、税込では332.64円から354.24円で21.6円ぶん上がった。レジで見る数字としては、332円が354円になる。
値段の話が出ると必ず気になるのが量のほうで、予告の投稿を引用して「セブンの生チョコアイス、大好きなんだけど、容量減ってきてない?」と書いている人もいた。公式が内容量を出していないので、そこは確かめようがない。手がかりになるのは熱量で、アイスクリーム専門サイト「アイスクリームマニア」の去年のレビューでは内容量100ml・182kcalとされている。今年の公式表記が183kcalなので、少なくともカロリーの面では去年とほぼ同じ商品ということになる。同じサイトの2019年のレビューには、セブンプレミアムになったときに106mlから100mlへ変わったと書かれていて、2023年も2024年も100mlのまま。公表値が無いので断言はできないが、ここ数年で容器が小さくなった形跡は出てこない。
「数量限定」が何個なのかは、今年も公表されていない
この話題で流れてきた投稿のうち、いちばん実務的だったのが「生チョコアイス 数量限定って何個?」という問いだ。
答えは出ていない。予告画像には「今年も数量限定で…」と書いてあるのに、公式の商品ページには数量限定の文字すらなく、代わりに全商品共通の注記として「予想を大きく上回る売れ行きで原材料供給が追い付かない場合は、掲載中の商品であっても販売を終了している場合がございます」と書かれているだけ。去年のプレスリリースも「数量限定で順次発売」で止まっている。
先走った人もいて、日付が変わった直後に「生チョコアイス来たー買いに行こうと思ったらまだなのね🥲」という投稿があった。棚に並ぶのは9月22日からなので、今週いっぱいは待ち時間になる。
秋の合図として使われている
このアイス自体は昔からある。「アイスクリームマニア」によると、もともとオハヨー乳業のNB商品として売られていたものが2019年にセブンプレミアムに入り、2020年の秋からは毎年この時期に出ている。製造も引き続きオハヨー乳業が担当している。
だから反応も、新商品というより季節のニュースの扱いになる。「もう秋通り越して生チョコアイス(セブン)の季節が来てるのやばい」という人がいて、時候の挨拶として機能してしまっている。
いちばん刺さったのはこれだった。「去年は塾帰りに生チョコアイスを買うのが楽しみだったんだけど塾辞めちゃったよ受験生なのに」。去年のこのアイスと、去年の自分の生活がセットで保存されている。年1回しか出ないものは、そういう思い出し方をされる。
ちなみに9月のセブンはポムポムプリンのキャンペーンも走っていて、9月30日まで引き換えが続く。冬に向けてはちいかわのクリスマスケーキの予約も始まっている。レジ前が忙しい季節だ。
発売は9月22日(火)から全国で順次。数量限定の中身は誰も知らないので、食べる予定がある人は早めに棚を見にいったほうがいい。