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「最高速度でぶち抜いたる」とは?元ネタは呪術廻戦の直哉、原作151話とアニメ51話

最高速度でぶち抜いたる(さいこうそくどでぶちぬいたる) ・ 2026年10月23日 公開

「最高速度でぶち抜いたる!」と言って走り出す。体育祭のリレーの前、定時の2分前、駅から自転車に乗る瞬間。全力で急ぎたい場面なら何にでも貼れるのが、このセリフです。元は『呪術廻戦』の禪院直哉のモノローグで、放送から9か月たったいまも、Xでは使われ続けています。

「最高速度でぶち抜いたる」とは?

「最高速度でぶち抜いたる」は、アニメ『呪術廻戦』の禪院直哉が、加速しながら敵に突っ込んでいくときの決めゼリフをネタにしたものです。原作の表記は「最高速度でブチ抜いたる」とカタカナですが、ネットではひらがなの「ぶち抜いたる」で書かれることが多く、検索もそちらが主流です。語尾を足して「ぶち抜いたるわ」と打つ人もいます。

使い方は大きく3つあります。

  • 急いでいる自分への実況として(「定時まであと2分、最高速度でぶち抜いたる」)
  • 運動会や通学、自転車など、実際に速さが要る場面の気合い入れとして
  • 動画の素材や、ゲームでの再現ネタとして

関西弁の「〜たる」という勢いのよさが、日常の「ちょっと急ぐ」にそのまま乗ります。直哉本人は大真面目に言っているのに、使う側は駅までの道のりや書類の提出に使うので、落差が笑いになっています。

元ネタ・由来

場面は禪院家編です。真依を失って覚醒した真希が、禪院家の人間を次々に倒していきます。その真希に、直哉は甚爾の姿を重ねます。そして投射呪法で速度を上げ続けながら、倒しにかかる。そのときの心の声が「力は重さと速さ!! 最高速度でブチ抜いたる!!」です。

同じ話には「アッチ側に立つんは 俺や!!!」という叫びもあります。ちなみに、「人の心とかないんか?」は一話前の150話のセリフで、別の場面です。

アニメは2026年1月23日に第51話として放送され、直哉の声は遊佐浩二さんが担当しています。放送からまもなく、このセリフを使った編集用の素材動画がYouTubeに出回りはじめました。

最初にミーム化した投稿がどれなのかは、はっきりしません。確かなのは、放送直後から素材が出て、そのあとも途切れずに使われ続けていることです。

なぜ流行ったのか

出典のある理由は見つからなかったので、ここは推測です。

ひとつは、セリフの勢いです。「最高速度で」「ぶち抜く」と動詞が二つとも気持ちよく、声に出したくなります。「急ぐ」「全力で片付ける」という日常の場面にそのまま入ります。

もうひとつは、このあとの結末です。全力で加速して突っ込んだ直哉は、真希に敗れます。次の152話で思わぬ相手に不意を突かれ、最期に吐き捨てるのが「ドブカス……がぁ」です。強者ぶったキャラが全力を出して、報われない。その流れまで含めて好かれているので、セリフは本気の宣言にも、盛大な空回りの前振りにも読めます。

この構造は、同じ直哉のドブカスラッシュ(髪かきあげミーム)と似ています。あちらはアニメ48話の一瞬のカットが、こちらは151話のモノローグが、どちらも「このあと負ける」と知っている視聴者に笑われています。

広がり方

再生数も出ています。公式の「TOHO animation」チャンネルが2026年1月27日に公開した第51話の切り抜き(「人の心とかないんか?」の場面)は、1,453万回再生されました。このセリフ自体の公式クリップではありませんが、同じ話・同じ戦いの数十秒前の場面で、第51話そのものが見られていたことは分かります。非公式の反応集ショートにも、363万回再生のものがあります。

素材動画のほか、ゲームの『Roblox』で直哉の動きを再現する動画や、徒競走でこのセリフを言って走り出すネタも見かけます。2026年10月に入っても、体育祭や定時前、自転車通学などの投稿で使われていて、放送直後の一発ネタでは終わりませんでした。

注意点がひとつあります。直哉は作中で女性を露骨に見下す人物です。セリフがネタとして愛されていても、キャラクターそのものを持ち上げる話ではありません。

アニメの続きが気になる人は、8月末にスーパーティザービジュアルが公開された第4期「死滅回游 後編」の記事もどうぞ。放送時期は、その時点では発表されていませんでした。

使い方・例文

  • 「定時まであと2分。最高速度でぶち抜いたる」
  • 「体育祭のリレー、アンカーなので最高速度でぶち抜いたるわ」
  • 「寝坊した。駅まで最高速度でぶち抜いたる」
  • 「レポートの提出期限まで残り10分、最高速度でぶち抜いたる(ぶち抜けなかった)」

最後の例のように、結果が伴わない前振りとして使うのも定番の型です。直哉のその後を知っている人ほど、ここで笑います。

関連する言葉

アニメのセリフを短い定型文にして使い回す遊びでは、『葬送のフリーレン』のセリフから生まれたアウラ構文があります。同じ『呪術廻戦』では、強気の宣言がのちの敗北を呼ぶNah I’d winも近い構造で、言った本人の結末まで含めて語られます。

「このあと負ける」と先に分かってしまう見方は、フラグの一種として読むと分かりやすいです。作品の外に出て元ネタを知らなくても通じるようになった点で、これも立派なミームです。

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