「ピコ手」(同人用語)とは?意味・由来をわかりやすく解説
同人イベントで、行列のできる人気サークルもあれば、静かに数冊を頒布するサークルもある。後者を、時に自虐も込めて表すのが 「ピコ手」 です。
「ピコ手」とは?
同人用語の「ピコ手」は、同人誌をあまり多く頒布できない、小規模なサークルのこと。人気で大量に頒布する 「大手」のちょうど対極にあたります。無名・弱小といったニュアンスや、少部数のコピー誌が中心のサークルを指すこともあります。
目安として、1作品あたりの発行部数が100部に満たないくらい、とされることが多いようです。とはいえ、同人イベントに参加するサークルの大半はこの規模に当てはまるとも言われ、「ピコ手」は決して特別な存在ではありません。だからこそ、自分のサークルをへりくだって「うちはピコ手だから」と言う、自虐的な使い方もよく見られます。
由来・規模の分類
「ピコ」は、国際単位系(SI)の接頭辞 「pico(1兆分の1)」から。「ものすごく小さい」ことを表す言葉として、頒布数の少なさに当てはめられました。同人サークルの規模は、ざっくり 「ピコ手 → 小手 → 中手 → 大手」のように語られ、ピコ手はその最も小さい層を指します。似た言葉に「小手(こて)」もあります。
使い方・例文
- 「ピコ手だけど、来てくれた人がいるだけで泣ける」
- 「大手を目指すより、ピコ手で好きに描くのが性に合ってる」
- 「初参加はだいたいみんなピコ手からスタート」
関連する言葉
イベント会場での配置でいうと、ピコ手は壁際の人気サークル(壁サークル)ではなく、フロア中央付近の島中に置かれることがほとんど。同じ同人サークルでも、旬のジャンルを渡り歩くイナゴとは対照的に、ピコ手はこつこつ好きなものを作り続ける層として語られます。