岩手の雨雲レーダーにカタカナの「ド」、Yahoo!天気公式も反応
雨雲レーダーを開くのは、たいてい出かける前に降るかどうかを確かめたいときです。9月14日の昼すぎに岩手のレーダーを開いた人が見たのは、濃い灰色の塊がきれいにカタカナの「ド」の形に並んだ画面でした。
「雨雲レーダーに「ド」が出現」の1枚
投稿したのは @sige_yang さん。9月14日13時56分のポストで、本文は「雨雲レーダーに「ド」が出現」の一行だけです。あとはレーダーのスクリーンショットが1枚だけ貼られています。
画面の真ん中にあるのは、濃い灰色の塊です。縦に長い棒が1本立っていて、その足元に横棒が伸び、右上に短い2画が寄り添っています。濁点まで込みで「ド」です。周りには青や水色の雨域も広がっているのですが、こんなふうに濃い灰色で塗られているのはこの一帯だけで、結果として文字の輪郭だけがくっきり浮かび上がる形になりました。
いいねは17万1264件まで伸びました。狙って描けるものではないので、たまたま開いた人がたまたまスクショを撮っていなければ、誰にも知られないまま数十分で流れて消えていたはずです。
場所は岩手の内陸、西根ICと滝沢ICが写っている
どこの空かは画面を読めば分かります。「西根IC」と「滝沢IC」という東北自動車道のインターチェンジ名、「北上川」、「東北新幹線」、それに国道4号を示す「4」の表記が入っています。西根ICは八幡平市、滝沢ICは滝沢市なので、岩手県の内陸、盛岡市の北側あたりということになります。
ちなみに、このスクショがどの天気アプリのものかは分かりません。画面の上のほうが切れていて、アプリ名が表示される部分が写っていないためです。雨雲レーダー自体はどのサービスでも似たような色分けなので、見ただけで断定はできません。
同じ日の雨雲は、あとからでも見に行けます。日本気象協会の岩手県の過去の雨雲レーダー(2026年9月14日)では、その日の雨域の動きを時間ごとにたどれます。今どうなっているかを知りたいならYahoo!天気・災害の岩手県の天気のほうが早いです。
翌朝、Yahoo!天気・災害の公式が引用で乗った
この手のネタは身内で盛り上がって終わることが多いのですが、今回は反応した相手がちょっと違いました。翌15日の朝8時32分、Yahoo!天気・災害の公式アカウント(@Yahoo_weather)が、この投稿を引用する形でポストしています。
書かれていたのは顔文字に続けて「どう見ても「ド」ですね…」。さらに改行して「ドンドンドン♪」と添えてありました。天気の情報を毎日まじめに出している側が、自分の畑そのものである雨雲レーダーで遊ばれている投稿に、そのまま乗っかったことになります。青バッジの公式アカウントの口から「どう見ても」が出てくると、もう反論の余地はありません。
空はときどき、こういう形を出してくる
雨雲が文字になるのは偶然ですが、空が変な形や色を見せてくること自体はわりとあります。雲のふちが虹色に染まる「彩雲」を雲研究者がおすそわけした話もそうですし、お天気キャラクターのそらジローが目を全開にして黒目だけ巨大化した件のように、天気まわりは絵になるものが多い分野でもあります。ゲームフリークが発表した現実の天気と連動する新作「雨のちハレ女」のように、天気そのものを遊びに引き込む作りも出てきました。
今回の「ド」は数十分で崩れて、ただの雨に戻っていったはずです。雨雲レーダーを開くのは天気を確かめるためですが、たまには画面の形のほうも見てみると、変なものが写っているかもしれません。