牧場物語「歴代ウシさん」めじるしアクセサリー、ドット絵は1996年だけ
「牧場物語」の歴代ウシさんが、6匹まとめてガシャポンになる。並べてみると、ドット絵のままなのは1996年の1匹だけだった。
9月24日の17時5分に、バンダイのガシャポン公式Xが「牧場物語 歴代ウシさん めじるしアクセサリー」を告知した。1回300円で、予約開始は翌25日の17時から。
投稿にあるのは商品名と値段、それに「#ガシャポンオンラインで 9月25日17:00から予約開始予定!」の一行と、商品ページへのリンクくらい。それでも2時間ちょっとで9,000いいねを超えていた。
ラインナップは年号だけ
商品ページのLINE UPを見ると、6種の名前が全部「ウシさん」で揃っている。区別が付いているのは、後ろの括弧に入った数字だけだ。
- ウシさん(1996)当選率16.7%
- ウシさん(1999)当選率16.7%
- ウシさん(2008)当選率16.7%
- ウシさん(2012)当選率16.7%
- ウシさん(2023)当選率16.6%
- ウシさん(2025)当選率16.6%
ほぼ完全な6等分で、レア枠は作られていない。作品名はどこにも書かれていないので、Xには「どれがどの作品のウシか」を自分で当てにいく人が出ている。
6匹を順番に並べ直して、1996年を「初代」、1999年を「2とかハーベストムーン」、2008年を「わくわくアニマルマーチ?」と当てにいっている人もいた。当てにいく側も、年が複数タイトルにまたがるところで語尾が怪しくなる。
IPもののめじるしアクセサリーは、全5種で組まれる弾が多い。同じ300円のHUNTER×HUNTER めじるしアクセサリー キメラアント編Vol.2も5種で、けいおん!版は400円の5種だった。今回は300円のまま枠がひとつ多い。
1996年だけドット絵のまま
ラインナップ画像の1番に並ぶ(1996)は、他の5匹と質感がまるで違う。角ばったブロックの積み重ねで体ができていて、目は黒い四角、口元のピンクも四角になっている。
スーパーファミコンのドット絵を、ドットのまま立体に起こしてある格好だ。曲面でまとめた他の5匹の隣に置くと、そこだけ解像度が低い。
画像で「約3㎝」のサイズ線が引かれているのも、なぜかこのドット絵の子だった。実物は親指くらいなので、ドットの目はかなり細かい。
1996年に出たのはスーパーファミコンの『牧場物語』1本だけ(8月6日発売)。年号と作品が1対1で決まるのは、6つのうち1996年と2012年と2023年と2025年の4つになる。
一番リアルなのは2023年
残りの5匹も、見比べると造形の方向がばらばらで面白い。
- (1999)は丸顔で目が閉じた笑顔、首に茶色いベルトと黄色いベルを下げている
- (2008)は四つ足で立った、素直な牛のフォルム
- (2012)は水色のスカーフに黄色のタグ、体の模様に黒だけでなくオレンジが混ざる
- (2023)は角がしっかり生え、鼻先はピンクでなく灰色、6匹でいちばん写実寄り
- (2025)は真ん丸で、正面から見ると顔の半分がピンクの鼻
つまり「昔ほどデフォルメ、最近ほどリアル」という一直線ではない。2023年でいちばん写実に振り切って、2025年でまた丸顔に戻っている。
2023と2025はリメイクの年号
年号は「その見た目が世に出た年」なので、リメイク作はリメイクした年のほうに入る。ここが地味にややこしい。
『牧場物語 Welcome!ワンダフルライフ』は、2003年にゲームキューブで出た『ワンダフルライフ』のフルリメイク。Switch版が2023年1月26日に出ている。
つまり(2023)のウシは、元をたどると2003年の「わすれ谷」の牛ということになる。
同じことが(2025)にも言える。『牧場物語 Let’s風のグランドバザール』は2008年12月にDSで出た『ようこそ!風のバザールへ』のフルリメイクで、舞台はどちらも「そよ風タウン」だ。
ということは(2008)と(2025)は、17年あいだを空けた同じ町の牛かもしれない。ただし2008年は家庭用だけで『キラキラ太陽となかまたち』『わくわくアニマルマーチ』『ようこそ!風のバザールへ』の3本が出ているので、公式が言わない以上そこは確定しない。
1999年も同じで、この年は『牧場物語2』『牧場物語GB2』『牧場物語 ハーベストムーン』の3本が出ている。ちなみに『牧場物語2』は1作目の数十年後の話で、舞台の「花の芽村」が「花の芽町」に昇格した世界だ。
2026年は30周年の年
ラインナップが1996年から始まるのには、ちゃんと理由がある。
マーベラスの牧場物語シリーズ30周年特設サイトには「1996年に第1作を発売した「牧場物語」シリーズは、2026年、ついに30周年を迎えます。」と書かれている。1作目の発売が1996年8月6日なので、ちょうど今年で30年だ。
8月24日にはルーンファクトリー20周年と合わせた記念生放送も配信されている。歴代のウシさんを年号で並べるガチャは、その流れの上に乗っている。
300円に送料660円
予約は9月25日(金)17:00から10月25日(日)23:59まで。ただし商品ページには「※準備数に達し次第ご注文の受付を終了します。」とあるので、1か月あるのは最長の枠という意味になる。
お届けは2027年1月下旬頃。9月に払って1月に届く、受注生産の流れだ。
気をつけたいのが送料で、1回300円に対して全国一律660円かかる。1個だけ回すと送料が2倍以上になる計算なので、まとめて回す前提の値付けだと思っておいたほうがいい。
注意事項には「「ガシャポンを回す権利」をご購入いただくものです。」とも書かれている。キャンセルも返金もきかないし、カプセルは付かない。
そして「・お届けに先行して全国のカプセル自販機で販売される可能性があります。」の一行もある。予約して4か月待つ人より先に、街のガシャポンコーナーで実物に会う人が出るかもしれない。
なお9月24日の時点では、ガシャポン公式サイト側の商品ページ(JAN 4582770094787)はまだ「商品が見つかりませんでした。」と返る。スペックを確かめたいならガシャポンオンラインの1ページを見るしかない。
めじるし苦手勢まで足を止めた
目立ったのは、普段このシリーズを買っていない人たちの反応だった。
「めじるしアクセサリー回したことないんですけどさすがにウシさんのは回したい、、ほしい、、」
「めじるし昨今の勢いでちょっと苦手なんだけどウシさんほしいね、、」
「めじるし基本的にいらない人間なんだけど、ウシさん可愛くて軽率に欲しい」
年号で選びにいく人もいる。「1999年が思い入れあっていいなぁ…でも新しい子達も好き」という投稿は、そのあと「どれ出ても当たりなのが嬉しいね!」と続いていた。当選率が6等分なのと噛み合っている。
友達と回しに行きたいという声もあった。「ねえどれ出た?見てこれダブったんだけどwwwwとかやりたい」。ダブりの共有まで含めてガシャポンだという話で、これは確かにオンラインの抽選演出では出ない楽しみ方だ。
約3cmのシリコンわっか付きなので、届いたその日からバッグにも痛バにも吊るせる。ただし小さいぶん落としやすくもあって、傘に付けためじるしアクセサリーだけ消えた話のような目にも遭う。
1回300円、当たりも外れもない6等分。25日の17時になったら商品ページを開いて、どの年のウシさんを引きにいくか決めてみて。